セバスチャン・ブエミは1周目でノックアウトされてしまったが、ハイメ・アルグエルスアリはポイント獲得の勢いだった。
オープニングラップのアクシデントに巻きこまれたセバスチャン・ブエミは、1周目でアルバートパークでの短いレースを終えた。一方、ハイメ・アルグエルスアリは10位フィニッシュでF1初のポイント獲得を達成するかと思われたが、ミハエル・シューマッハに一瞬のミスを突かれて抜かれて11位に。しかし、彼は7回の世界チャンピオンであるシューマッハを抑えながらレースのほとんどを走り抜いた。フランツ・トストは、その戦いぶりをこれまでで最高にコンペティティブなレースだと表現した。まだポイント獲得は成し遂げていないが、バーレーンと比較するといくらかの進歩が見られる。
レース自体は、最近の記憶の中では最もスリリングなレースのひとつだった。バーレーンの行列を見てすぐにルールを変更しようと言いだした人々の方がおかしく思えた。スタート直前に降った雨のおかげでエキサイティングなレースになったことは認めよう。そのせいで、最初の数ラップはアルバートパークでは見慣れたセイフティカー導入となった。全員がインターミディエイト・タイヤでスタートを切り、いつものメルボルンの大混乱の中、ポールポジションからスタートしたベッテルがレースをリード。スタートでウェバーを抜いたマッサ、クビサ、ロズベルグ、バトン、ハミルトンが続いた。3番手グリッドからスタートしたアロンソは、他のクルマの板挟みになってオープニングラップでスピンを喫し、18位にポジションを下げていた。しかしその後、彼は鮮やかなカンバックを果たし、フェラーリのチームメイトのマッサに続いて4位でフィニッシュ。ベッテルの2010年の不運は続いた。技術的なトラブルと思われる問題が発生し、楽にレースをリードしていた26周目に突然のリタイヤ。今年はタイヤが重要な役割を果たす。雨が止んでくると全員がドライタイヤに交換するためにピットインを余儀なくされたが、トップの4人は走り続けて後続集団との差を広げた。
最終的には昨年度世界チャンピオンのジェンソン・バトンがマクラーレン初の優勝を達成。これは少し驚きの結果だった。2位は素晴らしい戦いを見せたルノーのロバート・クビサ。3位はフェラーリのフィリペ・マッサ。チームメイトのフェルナンド・アロンソは4位。これでフェラーリのコンストラクターズ・チャンピオンシップ1位は守られた。ドライバーズ・チャンピオンシップでは、アロンソとマッサにバトンとハミルトンが続いている。
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