ランニング
垂直に駆け上がる競技、“スカイランニング”とは?
継承されるスカイランニングのDNA
標高2000m以上の高知山岳や永遠に続くような階段を垂直方向に駆け上がる競技をご存知だろうか?『スカイランニング』という名のこの競技、今世界的に盛り上がりを見せているが実は新しいスポーツでは無い。
世界最古のスカイランニングはイギリスのベンネイビス山にて行われ、日本では1913年静岡県御殿場市にて『富士登山競走』という名で開催。以来日本でも『登山競走』という概念でスカイランニングのDNAは受け継がれてきた。元をただせば山岳民族の生活の一部であった狩猟や宗教の手段でもあり、自然発生的に生じた文化として世界中の人々は山岳を垂直方向に駆けていた事から、スカイランニングは人類の進化の過程でDNAに刻み込まれてきた文化とも言えるだろう。
そんなスカイランニングは今から20年前にグローバルな概念となった。イタリア・アルプスのアルピニストたちのファスト&ライトを追求した登山スタイルの名称として「スカイランニング(SKYRUNNING)」という概念が生まれた。彼らは世界中の山岳競技会を「スカイランニング」と位置付けていった。
そして、今 スカイランニングは国際スポーツにまで発展している。世界40か国に競技団体が成立し、「山岳ランニング界のメジャーリーグ」として世界選手権やワールドシリーズが開催されている。その風は山岳だけでなく大都市にも吹き、世界各国の超高層ビルの階段を舞台にしたシリーズ戦が開催されているのだ。
2015年、いよいよ日本でも「バーティカル」の風が吹き始めた。来る6月20日、全長3333m、3333段に333人が挑む『Red Bull 白龍走』。我々のDNAが目覚める時が来た。
