2017年をスパイスアップする5つのアドベンチャー

新たな1年は新たなアドベンチャーを! 日常に刺激を加えてくれる5つのアドベンチャープランを紹介!
アドベンチャーの刺激に満ちた1年にしよう! © Marcos Ferro/Red Bull Content Pool
By Mike Cianciulli

年末年始のホリデーシーズンでは誰もがクリスマスと新年を祝い、食べて飲んで楽しい時間を過ごすものだ。しかし、浮かれた宴の日々にも次第に飽き、やがて自分をアクティブにする新しい方法を探し始めるだろう。もちろん、ジムやヨガスタジオで汗を流すのも悪くないが、2017年こそは自分自身のコンフォートゾーンをあえて抜け出し、アドベンチャーの世界に足を踏み入れるのはどうだろう? 日常に新たな刺激を与えるエキサイティングで新鮮なアクションを起こし、今までとは違うやり方で自分自身にチャレンジしてみるのだ。なぜなら、人生は一度きりなのだから!

 

ソロ・スカイダイビング

 

ソロ・スカイダイビングの魅力 © Samo Vidic/Red Bull Content Pool

フリーフォールの感覚を味わってみたい? タンデムジャンプは経験済みで、今度はもっとリアルなスカイダイビングを体験してみたい? ならば、勇気を振り絞ってソロ・スカイダイビング資格を目指してみるのはいかがだろう?

「もちろん、タンデム・スカイダイビングは特別な資格なしに手軽にスカイダイビングの感覚を味わうことができる素晴らしい方法です」と語るのは、空中アクロバット・エキスパートのジェフ・プロヴェンツァーノ。「ですが、タンデム・スカイダイビングから一歩先に踏み出してみたいという勇気のある人には、是非一度ウインドトンネル(風洞)でのスカイダイビング体験をしてもらいたいですね。これは、安全でコントロールされた専用ウインドトンネルでのスカイダイビングです。とにかく楽しいダイビングが体験できるんですよ」

「風洞で前もってダイビング中の身体の使い方のスキルを身につけておけば、最初のソロ・ジャンプにも自信を持って取り組めますし、スカイダイビングの他の技術的な部分にも集中できると思います。特に初期の学習段階では、定期的に一定のペースでジャンプを体験するように心がけることが肝心ですね(私たちはこれを「ダイブ頻度」と呼びます)。ウインドトンネルでスキル習熟に努め、そのあとでキャノピー・コントロール講座を受講し、あとは指導者やコーチと一緒にスカイダイビングを重ねて資格取得を目指しましょう」

ヘリスキー&ヘリボード

ヘリの機上から新たなラインを発見する © Red Bull Content Pool

スキーリフトで山頂まで登るのはもはや旧時代のスタイルだ。では、未踏のバックカントリーをスタイリッシュに攻めてみるのはどうだろう? 山頂にヘリコプターでアクセスするだけでもかなり過激だが、誰かに滑ってもらうのを待っているかのような見渡す限りのパウダースノーに覆われた山頂をヘリから見下ろす自分を想像してみよう。あまり興奮しないという人がいたら、その人は心拍数が正常かどうか診断してもらったほうが良い。

「スキーできそうな場所があればどこでもヘリでアクセスしてみるんだ」と語るのは、アラスカのChugach Powder Guidesに所属するスキーガイド、ジェフ・ホケ。「これまで僕はチュガッチ北部やアラスカ湾、タルキートナからトードリロ山脈まで、あらゆる場所を探索してきた。どの場所も、世界で最高のスキー体験ができるスポットだと断言できる。僕は新しいスキースポットを見つけるのに夢中になっているけど、たぶん一生かかってもすべてを見つけることはできないかもしれない」

ヘリスキーやヘリボードにトライするにあたり、一体どこから始めれば良いか分からないという人は、まずはこの5軒のスキーロッジをチェックし、2017年最大のアドベンチャーへの足がかりにしよう。

カヤックで滝をドロップ

ラファ・オルティスが滝壺にドロップする瞬間 © John Rathwell/Red Bull Content Pool

静寂から激流までを包括するカヤックの世界の魅力を世界記録保持者のプロカヤッカー、ラファ・オルティスに語ってもらった。

「カヤックでのドロップは、実は思ったよりも難しくないんだ」とオルティスは切り出す。「実際、滝によってはかなり安全なんだ。熟練したカヤッカーは、流れの状態、スピード、周囲の岩とその配置などを注意して見ている。流れに1本の枝を投げ込んでみて、自分のカヤックがどんな動きをすることになるか頭の中でイメージを描いてみるんだ。水量が多ければ多いほど、水流に混ざる空気量も多くなる。滝をドロップして着水する部分には、水と空気が混和したいわば “水のピロー(枕)” のような状態が出来上がっているのさ。だから、水量の少ない場所には決して近寄らない。これが僕のカヤッキングにおける鉄則さ」

 

水の流れを入念にチェックするラファ・オルティス © Alfredo Martinez/Red Bull Content Pool

「完全な垂直ドロップの場合は、カヤックのスピードを水の流れよりも少し速くしよう。遅すぎると、どこかに引っかかってしまうからね。とにかく全てがあっという間に進行するので、進入角度をしっかりと決めておく必要がある。身体はできるだけ前に向けておきたい。ドロップ時のこの姿勢を僕たちは “タック” と呼んでいる。最後のひと漕ぎを済ませたら、パドルを放り投げてカヤック本体を掴むんだ。場合によってはそのままパドルを掴んだままドロップしても良いよ。僕の場合はパドルを左側に置いて、水の中に突っ込む時は右腕を使って身を守っている。顔の前にパドルを置かないようにしておいたほうがいい。水の中に突っ込んだ際の衝撃で、前歯を折ってしまいかねないからね」

「滝壺の中にドロップした瞬間のインパクトはかなりのものだ。衝撃が強すぎて、目の前に星がちらつくこともあるくらいさ。さらに、滝壺の中に潜っている時間は10秒ほどになる。でも、一旦水面に浮上して新鮮な空気を思い切り吸い込む時の快感は最高だよ。全身にアドレナリンが駆け巡って、達成感に満たされるんだ」

クライミングで初登を目指す

新たなルートを調査するステファン・グロワツとクリス・シャーマ © Klaus Fengler/Red Bull Content Pool

「僕にとって、誰もまだ登ったことのないルートの初登は、クライミングをスポーツからアートへと昇華してくれるんだ」と語るのは、クライミング界のレジェンドとして知られるクリス・シャーマ。「自然界に潜んでいる素晴らしい未知のラインを発見することで得られるインスピレーションが、ハードなクライミングへのモチベーションになっているんだ」

ボルダリングジムの全ルートをクリアして、地元のアウトドアスポットを知り尽くしたクルーに所属しているとしよう。しかし、知り尽くしたと思っていても、まだ誰も完登したことがないルートは必ず残っている。2017年はそのルートを初登するという最高の栄誉に浸ってみよう。では、初登を成功させるためには何が必要なのだろう?

ブラジルでの初登を達成したサシャ・ディジウリアン © Christian Pondella/Red Bull Content Pool

「初登を成功させるためには、メンタル面の集中力、フィジカル面のスタミナ、強さ、幸運などの要素が揃う必要があるわ」と語るのは、ワールドチャンピオン・クライマーのサシャ・ディジウリアン。「ラインを見つけなければならないのはもちろんだけれど、ボルトも打ち込まなければならないの。まだ何も処理されていない壁面の場合、ちょっとしたクリーニングも必要ね。崩れた岩や雑草、その他危険な破片などを取り除いておかなければならないの。初登を終えるまでには、クライマー個人だけではなくチーム全員での取り組みが必要なのよ。大変な作業だけど、誰もまだやったことのないムーブを解放して、不可能を可能にする初登は、プロセス全体が本当にクールだわ。新しいルートを完登した時、わたしの中にはものすごいパワーが湧き上がってくるの。クライミングというスポーツは、メンタルの旅とフィジカルの戦いが高いレベルで融合しているの」

セーリングボートで大海を旅する

タヒチの開水域を行く © Tim McKenna/Red Bull Content Pool

「セーリングは素晴らしいライフスタイルよ。わたしは海と自然に囲まれて育ったしね」と語るのは、スキフセーラーのアレクサンドラ・マローニー。「わたしは海、そして海が秘めているパワーをリスペクトしているわ」

波を切り裂き、潮風に髪をなびかせながら日焼けした肌に沁みる海水を感じてみたいという人は多いが、事実をありのままに言うと、セーリングボートの操縦は簡単には身につかない。セーリングボートを乗りこなすには、長時間の実地訓練が必要なのだ。ボートの操縦を学ぶには、まずは初歩的なレベルから懇切丁寧に教えてくれるベテラン講師を見つけることが早道だ。地元にそのような講師がいない場合は、甲板員としての仕事を見つけるか、実際にボートに乗れる機会を自分で見つける必要がある。

 

ボートの操縦技術は一朝一夕では身につけられない © Tim McKenna/Red Bull Content Pool

天候を読み、航海図を理解し、艤装具を取り付け、錨や係留索具の扱い方を覚える… これらのスキルは実地での経験を通じて身につける以外に方法はなく、座学では決して学べない。航海に適した船舶の内部構造を高度に理解し習熟して初めて自らボートを操縦したり、米国沿岸警備隊が認証する「キャプテン・ライセンス」を取得したりすることが可能になるのだ。

では、セーリングの醍醐味とは?

「どこまでも青い海、ボードショーツ、それに快い貿易風かな」と語るのは、バミューダ諸島の透き通った海でセーリングしながら研究活動を行うジミー・スピットヒル。「バミューダでは海底に映る船影もはっきりと見えるし、フォイルの動きもクリアに確認できるんだ。最高だよ」

read more about
Next Story