冬こそMTBライドを楽しもう!

雪ニモ負ケズ、寒サニモ負ケズ ― 冬にペダルを漕ぐべき5つの理由
雲上の世界 © Markus Halbritter/Red Bull Content Pool
By Richard Bennett

日照時間はどんどん短くなり、周囲の景色はすべて灰色に塗り替えられていく ― そんな初冬の季節、MTBをガレージにしまい込んで暖かなインドアで過ごす理由はいくらでも簡単に思いつくだろう。しかし、そうなれば、静けさに包まれたトレイルを楽しむ機会や、ライディングスキルやフィットネスを高めるチャンスを見逃していることになる。

「何もこんな寒くて雨の多い時季にわざわざライディングに出掛けなくとも・・・」と思っている人のために、冬こそMTBライドを楽しむべき5つの理由を紹介しよう。

1. 新たなスキルを磨くチャンスを得られる

難しい路面条件はハンドリング技術向上の手助けになる © Scott Markewitz/Red Bull Content Pool

冬のMTBライドの最大のメリットは、ハンドリングスキルが大きく向上するということだろう。もちろん夏のドライで予測しやすいトレイルも素晴らしいが、同じトレイルでも雪や泥で覆われた予測の難しいコンディションでは大きくフィーリングが異なる。そのようなトリッキーな路面状況に立ち向かうことで、あなたはより高いコントロール性と自信を得ることができるだろう。泥まみれになったバイクを走行後にクリーニングする作業は決して楽ではないが、それでも冬のトレイルに出掛けて黙々とスキル向上に取り組む価値はある。次の夏が来れば、効果を実感できるはずだ。

2. トレイルの混雑から解放される

 

誰もいないトレイルで孤独を楽しむ © Scott Markewitz/Red Bull Content Pool

夏の盛りにお気に入りのトレイルに出掛けてライディングすることは楽しいものだが、当然ながらこのようなハイシーズンの時期には、自分以外のアウトドア愛好家たちもキャンプやトレッキングなどを楽しむために同じ山にこぞって足を運ぶことになる。混み合ったハイシーズンのトレイルライドを他のライダーや登山客を避けて快適楽しむのは至難の業だ。しかし、冬になれば少なくともその6割は暖かな室内に閉じこもって寒さをやり過ごすようになる。冬の山は孤独を楽しみながら誰もいないトレイルを思い切り攻める絶好のチャンスを与えてくれるのだ。

3. メンタルヘルスに効果あり

季節性情動障害(SAD=Seasonal Affective Disorder)という鬱病のひとつを知っているだろうか? これは日照不足に起因するビタミンDの欠乏によって気分の落ち込みや体のだるさを生じる障害だ。日照時間が短くなる晩秋から冬にかけては特に増えるので、ライディングをして “ウィンター・ブルー” を吹き飛ばそう。天候がすぐれない時にモチベーションを見つけ出すことは簡単ではないが、「案ずるよりも生むが易し」の言葉通りまずは外へ出てみよう。まず後悔しないだろう。

4. トレイルの新たな表情を垣間見る

雪嵐の中でトレイルと格闘するイェンス・シュタインベルガー © Christoph Laue/Red Bull Content Pool

繰り返しになるが、夏の間にお気に入りのトレイルでライディングする楽しさは何にも代え難いものだ。しかし、冬の薄暗いトレイルは天候が予測不可能になり、トレイルの表情自体も読めなくなる。霜がおりて凍っている日があれば、深いぬかるみにになっている日もある。日々変化を続けるトレイルのコンディションはライディングスキル向上に役立つのはもちろん、冬の退屈さを吹き飛ばしてくれるだろう。

5. “全天候型ライダー” になれる

イェンス・シュタインベルガー © Christoph Laue/Red Bull Content Pool

現実的に考えよう。冬のMTBライドがもたらす最高にクールなメリットは、どんなコンディションでもバイクを乗りこなせる “全天候型野郎” の称号を手にすることができるという点だ。寒くトリッキーな冬の路面では、いわゆる「ライダーの個性」を磨くことができる。厳しい冬のライディングからしっかり学べれば、冬以外の残りのシーズンが比較的簡単に感じられるようになるだろう。たとえ、トレイルよりも併設のカフェで過ごす時間が長くなったとしても構わない。MTBにおける一番のスキル上達法は実際にバイクに乗ることであり、1時間乗るだけでも差を生み出すのだ。

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