だから僕は意地でもボードゲームを遊び続ける。−−今から始めるボードゲーム5選!

今回はビデオゲームの話題から少し離れて、ボードゲームの話を少々。
By Munetatsu Matsui

ボードゲームと聞くと、みんなは何を想像するだろうか。

「知ってるよ。『人生ゲーム』とかでしょ?」
「『モノポリー』なら名前だけ聞いたことある」
「『UNO』なら小さいころよくやった」

ボードゲームに対してあまり熱心でない人の反応は、だいたいこんな感じだ。いろんなボードゲームで遊んだことがなければ、この反応で当たり前である。いま年間1000タイトル以上の新作が発売されているとも言われており、世界中におもしろいボードゲームがたくさんあるのだが、知らない人からすれば未知の世界だ。

そんな中、日本のボードゲーム界も少しずつ盛り上がりを見せているのはご存じだろうか。ブームというのは大げさかもしれないが、テレビをはじめいろんなメディアで取り上げられ始めているのは確かだ。

いまさら説明するまでもないが、ボードゲームとは上にあげたタイトルのように、紙のボードやカード、木やプラスティックのコマを使って複数人数で遊ぶものだ。日本伝統のものでいえば双六や福笑い、花札もこのカテゴリーに入る。

「流行っているのは知っているけど、どこでどうやって遊んだらいいのかわからない」

そんな人もいるだろう。なので、まずは筆者がどのようにボードゲームへハマっていったかを紹介したいと思う。

自分がボードゲームにがっつりハマりだしたのは2013年春、諸般の事情(というか離婚)によりひとり暮らしを始めたのがきっかけだった。事情を察した友人が「休日にひとりは寂しいだろ!? 今後みんなで家に押し掛けるよ!」と余計なお世話満載でやってきた。このとき、ひとりがボードゲームの『カタン』を持ってきた。2002年にカプコンがボードゲームに参入し、日本語版『カタン』をリリースしていたのだが、当時自分が在籍していたテレビゲーム雑誌の編集部でも大流行したので、ルールは何となく覚えていた。

Catan/カタン

久しぶりに遊んだ『カタン』はとてもおもしろかった。友人らの優しさに心を打たれたことも大きい。「また集まって『カタン』をやろうか」という話になったので、今度は自分がみんなにお返しをせねばならない、という気持ちになった。どうすれば集まってくれる友人が喜んでくれるだろうか……と考えた結果、

「『カタン』だけでなく、たくさんのボードゲームで遊ぶ」

という結論に至った。久しぶりに遊んだ『カタン』は想像以上におもしろかったし、せっかく集まるならもっといろんなゲームで遊んでみたい。みんなも楽しんでくれれるはずだ。じゃあ次回は来月集まって、いくつか新しいボードゲームを買い揃えて……なんていうことを毎月のように繰り返した。

あれから3年以上が経過し、気がつけば400本以上のボードゲームを所有するほどハマるとは誰が想像したであろうか。日本で発売されていない、もしくは現在入手困難なものがあれば海外通販で購入もした。海外のボードゲームサイト経由で個人のドイツ人から中古を購入し、お互いつたない英語でやりとりをして、ゲームを2本ほどオマケで付けてくれたことを知ったときは飛び上がるほど嬉しかった。

このようにキッカケさえあれば、誰もがボードゲームにハマる可能性はある。その場の共有感やコマの手触りなどは、ボードゲームならではの魅力だ。集まるメンバーとの時間調整、場所の確保など、ゲームを始めるまでが何かと手間がかかるが、この手間すらもボードゲームの楽しさだと思っている。みんなでゲームする、ということであれば、オンラインでテレビゲームをやればいい、という考えもある。もちろんそれはそれで楽しいのだが、ボードゲームならではの魅力はまた別格だ。

ここまで読んで、「早速遊んでみたくなった!」という人も多いだろう。まわりにボードゲームファンがいれば、その人を捕まえて「遊んでみたいんだけど……」と言うのがいちばん早い。一緒に遊んでくれる人が増えるのは、ボードゲーマーからするとこの上なく嬉しいので、いろいろと教えてくれるはずだ。

ボードゲーム会に参加する、というのもありだろう。ネットで「○○(地域名) ボードゲーム会」と検索すれば、各地域で行われいるゲーム会を見つけることができる。市民会館など公共施設を利用したゲーム会ならば参加費数百円で一日中遊べるものも多い。

ただ、周りは知らない人だらけだったりもするので、ひとりで行くのはちょっと敷居が高いかもしれない。そんなときは、自分で買い揃えて友人を巻き込む、という方法をオススメしたい。自分はゲーム会に参加することもあるが、いまは買ったゲームをひたすら友人らと一緒に遊ぶことが多い。気兼ねなく集中できるし、遠慮なく「てめーふざけンなッ!」とキャッキャと騒げる。

比較的入手しやすく、初心者にも遊びやすて一発で盛り上がるゲームを5本まとめておく。これらのゲームは「今日初めてゲームを遊ぶんですが」、「まだあんまりボードゲームで遊んだことがなくて」という人と一緒に遊ぶとき、自分が持ち込むの一部だ。

【1】ノイ

どんどん大きい数字を出していくだけのカードゲーム。ただし、101以上になってはいけない。簡単ルールながら手軽に盛り上がることができる。

Neu/ノイ

【2】海底探険

海底に潜って宝箱を撮ってくるスゴロクテイストのゲーム。サイコロの目の一喜一憂感が半端ない。箱も小さくて持ち運びしやすいのもポイント。

 

DEEP SEA ADVENTURE/海底探険

【3】カルカソンヌ

鉄板ボードゲームのひとつ。引いたタイルの四方の絵柄を合わせて、地図を広げていく。何がめくれるのか、どのエリアを広げていくかといった駆け引きが熱い。現在は最新版の『カルカソンヌJ』がある。

 

Carcassonne/カルカソンヌ

【4】街コロ

自分の街を育てていくゲーム。サイコロの目に応じた施設から収入があり、それを元手に新しい施設を買って……を繰り返していく。誰が手番のときでもサイコロから目を離すことができず、終始盛り上がりっぱなしだ。

MACHI KOORO/街コロ

【5】ディクシット

不思議なイラストカードから連想できる言葉をヒントに、手番プレイヤーが選んだカードはどれなのかを当てるゲーム。コミュニケーションとイマジネーションが融合した傑作だ。女性受けがいい。

Dixit/ディクシット

大人数でないと楽しめないんでしょう?なんて思うかもしれないが、今回紹介した中では『ノイ』、『カルカソンヌ』、『街コロ』は2人プレイでも十分おもしろい。誰かひとり友人を巻き込めばオーケーだ。そうして楽しく遊んでいれば、「僕もちょっとボードゲームを遊んでみたかったんだけど……」と声をかけてくる友人が必ずいる。自分はこのパターンで10人くらい巻き込んだ。巻き込んだからには、その友人をほったらかすわけにはいかない。自分は意地でもボードゲームを遊び続けるつもりだ。

少しでもボードゲームが気になったのであれば、上にあげたゲームを何か1つ買って遊んでみよう。徐々にその輪が広がって、ビデオゲームとは違った新しいゲームライフが広がるだろう。

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