『ハースストーン』:海賊ウォリアー対策

現在のトーナメントシーンを席巻している最強デッキにどう対抗すれば良いのだろうか? 対抗策を紹介しよう!
By Blizzard

『ハースストーン』のエキスパンションやアドベンチャーが追加されるたびに、デッキ構成がリフレッシュされるが、「メックメイジ」、「グリムパトロンウォリアー」、そして弱体化されて忘却の彼方へ消えてしまった「墓堀り人ハンター」など、トーナメントシーンの中には高い人気を誇るデッキが常に存在してきた。

そして現在、ランク上位を目指しているプレイヤーやプロトーナメントを観戦しているプレイヤーが頻繁に遭遇しているデッキが、「海賊ウォリアー」だ。

このアグロデッキは(「ドラゴンウォリアー」デッキを使ったOrangeと対戦しない限り)勝利が約束されているため、全プロプレイヤーがトーナメントに持ち込んでいる。序盤戦に強くテンポにも優れており、1ターン目から優位に立てるこのデッキは、対戦相手が戦況を五分に戻すチャンスを奪い、速攻で押し切ってしまう。

今回は、ランク戦でこの「海賊ウォリアー」デッキのプレイヤーに苦杯をなめ続けている人のために、このデッキへの対抗策をいくつか紹介しよう。

目には目を

まずこの方法から教えなければならないのは申し訳ないが、銃撃戦にナイフを持ち込んでも意味がないというフレーズは聞いたことがあるだろう。そう、目には目を、歯には歯を、「海賊ウォリアー」には「海賊ウォリアー」を、だ。「海賊ウォリアー」デッキ同士の対戦はカードのドロー次第なので、低めの予想でも勝率は五分五分と言える。〈ちんけなバッカニーア〉で先手を打ち、〈海賊パッチーズ〉を召喚し、ペースを掴んで対戦相手を葬り去ろう。ダーティに思えるかもしれないこのプレイを相手も使ってくるはずだが、とにかく効果的なので試してみよう。

炎で燃やす

トーナメントプレイでは「海賊ウォリアー」デッキと同等の人気を誇る「レノメイジ」デッキの方が優れていると考える人もいるだろう。このデッキもまた、他のデッキと同じく、「海賊ウォリアー」デッキの速攻の餌食になる可能性があるが、このデッキには序盤を凌いで五分に持ち込み、「海賊ウォリアー」デッキが枯渇したタイミングで逆転を狙える複数の選択肢が備わっている。

このデッキは〈レノ・ジャクソン〉でヒーローの体力を完全に回復できるばかりか、〈フロストノヴァ〉と〈アイスブロック〉で「海賊ウォリアー」デッキの勢いを止めることもできる。また、〈火山ポーション〉、〈フレイムストライク〉、〈カザカス〉の即興呪文など、除去系も豊富なので、体力の低い海賊カードを一掃できる。

また、〈終末予言者〉、〈アレクストラーザ〉、〈アイスバリア〉も戦局が有利になるまでの時間稼ぎに便利なカードだ。戦局が有利になったあとは、メイジの攻撃力を駆使して一気に畳みかけて燃やし尽くし、勝利を手に入れよう。

神のご加護を受ける

『仁義なきガジェッツァン』がリリースされてから人気が復活しているプリーストも海賊には効果的だ。対「海賊ウォリアー」デッキはそのスーパーアグロな特性をいかに凌ぐかがカギなので、「ドラゴンプリースト」ようなデッキでも対抗できる。“挑発” 持ちのミニオンと回復系ヒーローのコンビネーションは、「海賊ウォリアー」デッキの小型ミニオン群への最適解と言えるだろう。

このデッキでは、〈ワームレストのエージェント〉と〈トワイライトの守護者〉が脆弱なプリーストの盾になるため、「海賊ウォリアー」側はプリーストの体力を削るために連続的にリソースを拡大する必要に追われることになる。また、〈カバールのカギ爪のプリースト〉で体力を補強することも可能で、更には〈狂気ポーション〉で「海賊ウォリアー」側のミニオンを仲間にすることさえも可能だ。

そして、タイミングが来たら〈ホーリーノヴァ〉と〈ドラゴンファイア・ポーション〉でボードクリアを狙おう。ちなみに、このタイミングが来る頃には「海賊ウォリアー」デッキのリソースは枯渇しているはずだ。

プリーストでは「レノ」デッキルートも可能で、〈縛鎖のラザ〉と組み合わせれば、「海賊ウォリアー」に効果てきめんだ。このカードはヒーローパワーのコストをゼロにするので、何の心配もなく毎ターン回復できるばかりか、〈レノ・ジャクソン〉で持久力も得られ、〈カザカス〉の即興呪文で不利な戦況を元に戻せる可能性さえもある。時間をかけてじっくりと戦っていけば、「海賊ウォリアー」のカード群を上回る強さが手に入るはずだ。

その他の方法

その他のヒーロークラスや各種カードの中にも「海賊ウォリアー」デッキのカウンターとして機能するポテンシャルを秘めたカードがいくつか存在するが、プロプレイヤーはそれなりの結果が見込める強デッキにそれらをどう組み込めば良いのかを見いだせずにいる。

 

パラディンのレジェンドカード〈ウィッカーフレイム〉はその好例だ。このカードは「海賊ウォリアー」デッキ戦でかなりの持続効果を生み出してくれるはずだ。低コスト(3マナ)ながら、 “聖なる盾” と “挑発” を持ち、相手ミニオンから受けるダメージ分だけヒーローの体力を回復してくれるというこの素晴らしいカードは、「海賊ウォリアー」デッキ戦で大いに活躍してくれるだろう。

しかし、残念ながらパラディンデッキは、最近の “Baffadin” (Buff型パラディン)の無能ぶりに振り回されてしまっている。また、トーナメントシーンのメタではパラディンデッキのマーロック回帰が起きているため、〈ウィッカーフレイム〉が上手くフィットしない。

次に、“挑発” 重視のデッキも選択肢として考えられる。〈二流の強面〉はコントロールデッキで上手く機能してくれる優秀なテックカードなので是非とも加えておきたい。序盤に「海賊ウォリアー」のミニオンが3体並ぶ可能性はほぼ100%なので、このカードを低コストでボードに出せるはずだ。また、このカードは “挑発” 持ちなので、相手のリソースを浪費させる効果もある。

そして、「海賊ウォリアー」デッキの武器を破壊して速攻のリズムを崩すのもアリなので、〈酸性沼ウーズ〉を組み入れるのもグッドアイディアだろう。このカードの代わりに、武器を破壊できる上にカードもドローできる〈ハリソン・ジョーンズ〉を組み入れたくなる気持ちも分かるが、5マナというハイコストは出したい時に出せなくなる場合が多いので、対アグロデッキには、テンポ良く出せる〈酸性沼ウーズ〉を選びたい。

以上をまとめてみると、たったひとつのデッキが圧倒的な強さを見せている現状に希望を見いだせないプレイヤーにも反撃のチャンスがいくつか残されているということが分かるだろう。「海賊ウォリアー」デッキの圧倒的な強さを心配しているプレイヤーにとって朗報と言えるのは、Blizzardが現在のメタをモニタリングしており、このデッキに組み込まれているカード、特に〈ちんけなバッカニーア〉の弱体化を考えているというニュースだ。このカードと〈海賊パッチーズ〉のコンビネーションがこのアグロデッキの強さの秘密であることは確かだ。

というわけで、「海賊ウォリアー」デッキに悩まされる日々はもうすぐ終わるのかも知れないが、その日が来るまでは上記のヒントを参考にしながら、勇気を出して海賊たちに挑んでいこう!

 

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