最新メダルゲーム機にゲーマーもアツくなる!

KONAMI、カプコン、セガ! アーケードらしさが満喫できる、最近のメダルゲームたち。
By Riko kushida

ファミリー層からシニア層まで幅広い世代に楽しまれる一方、「運だけで攻略性が薄い」と敬遠するゲーマーも少なくないのがメダルゲーム。しかし、昨今のメダルゲームには、ゲーマーの心をくすぐる要素もいっぱい。モンスターをひと狩りしたり、競走馬を育成したり、ソーシャル性があったり……。2017年2月10日〜12日まで"ジャパン アミューズメント エキスポ2017(JAEPO 2017)"で展示された最新メダルゲーム機を例に、その魅力を紹介する。

"JAEPO 2017"カプコンブースにて © CAPCOM CO.,LTD.2011,2017 ALL RIGHTS RESERVED

ライターのイチオシ! KONAMI『アニマロッタ おとぎの国のアニマ』

ところで今世紀、筆者がゲームセンターで最もお金を使ったのは『機動戦士ガンダム 戦場の絆』(バンダイナムコエンターテインメント)というオンライン対戦型ビデオゲームだが、二番目はメダルゲームのKONAMI『アニマロッタ』シリーズだ。現在は『アニマロッタ3 伝説のアニマ』が稼働中で、"JAEPO 2017"では最新作となる『アニマロッタ おとぎの国のアニマ』がお披露目された。

KONAMI『アニマロッタ おとぎの国のアニマ』 © Konami Amusement

『アニマロッタ』シリーズは、ルーレットとボールを使った抽選ゲーム。パーティーでおなじみのビンゴのように、抽選された数字と手元に配られたカードの数字とが一致し、揃っていくとメダル獲得のチャンスとなる。プレイヤーは手元のモニターで、数種類のゲームから好きなものを選んで遊ぶという、ビデオゲーム的な味付けが特徴。ビンゴと同じルールで遊べるゲームあり、ヒットした数字が消えることで"落ち物パズル"みたいな大連鎖が起きるゲームありと、いろいろなバリエーションが用意されている。

"JAEPO 2017"KONAMIブースにて © Konami Amusement
"JAEPO 2017"KONAMIブースにて © Konami Amusement

このシリーズ最大の魅力が"アニマ"だ。一緒にゲームを遊ぶ友だちとしてモニターに現れるキャラクターで、配当や役を獲得するなどの条件を満たすと動きやアクセサリーなどが増えることがあり、e-AMUSEMENT PASSというサービスを使って継続的に育成することも可能だ。ギャンブルのおもしろさに、やり込みによる達成感をプラスしているところが、ゲーマー心に刺さる。最新作では、新アニマが追加され、やり込み要素もさらに充実とのプレゼンテーションがあった。

"JAEPO 2017"KONAMIブースにて © Konami Amusement
"JAEPO 2017"KONAMIブースにて © Konami Amusement

アニマの育成要素は多くのプレイヤーを魅了しており、こども連れのママさんも仕事帰りのお兄さんも、それぞれが思い思いにアニマを育てている。他人のアニマを見るのも楽しみのひとつだ。ちなみに、筆者が通う施設では女性の着席率が高いのだが、それもアニマ効果によるところが大きいのではないかと感じている。

また、各自のアニマどうしによる、ゆる〜いソーシャル性もすてきだ。隣席のジャックポット(大当たり)チャンスを応援しに出かけたり、応援が成功してお礼をもらって帰ってきたり、ジャックポットを定型文やスタンプでお祝いしたり……そんなソーシャル性が作り上げる、場の雰囲気になごむ。

もうひとつのポイントが、キャッチーなオリジナル楽曲とカラフルな電飾の明滅による、チャンス時の演出。とくに、ジャックポットチャンスへのリーチの際に流れることがあるボーカル曲には、高配当獲得への期待とともに、「さすがは数々の名曲を生み出してきたKONAMI!」という興奮を呼び覚まされる"ゲーセン世代"も多いのではないか。


『モンハン』や本格派競馬ゲームもメダル機に

"JAEPO 2017"カプコンブースで紹介されていたのは、稼働中の『モンスターハンター メダルハンティング』シリーズの最新作、『モンスターハンター メダルハンデイングG』。いわゆる、"メダル落とし"やスロットの要領で『モンハン』の世界が楽しめるマシンだ。メダルを投入し、押し出されたメダルがチャッカーに入るとスロットが回り、揃った図柄によってメダル獲得やジャックポットのチャンスへとつながっていく。

カプコン『モンスターハンター メダルハンティングG』 © CAPCOM CO.,LTD.2011,2017 ALL RIGHTS RESERVED

とくに『モンハン』らしさが感じられるのが"討伐クエスト"。チャッカーにメダルを入れてモンスターを撃退するのだが、一度撃退しただけでは討伐できない。クエストにはほかの席のプレイヤーも参加できるので、みんなで何度も撃退し、制限時間内にモンスターの体力を0にすれば討伐成功という、マルチプレイ気分が味わえる。また、ジャックポットに挑戦する"JPクエスト"にはリオレウスやジンオウガ、"SJPクエスト"にはアマツマガツチが出現。『モンハン』と言えば携帯ゲーム機でのプレイが主流だが、こちらは32インチHDモニター2面(計12面)という、アーケードならではの迫力が新鮮だ。

"JAEPO 2017"カプコンブースにて © CAPCOM CO.,LTD.2011,2017 ALL RIGHTS RESERVED
"JAEPO 2017"カプコンブースにて © CAPCOM CO.,LTD.2011,2017 ALL RIGHTS RESERVED

そして、セガブースには、競馬メダルゲーム『StarHorse3 SeasonVI FULL THROTTLE』が展示されていた。競走馬の育成とレースの両方が楽しめ、競走馬や騎手が実名で登場し、テレビの競馬中継でおなじみの杉本清氏が実況するという、本格派競馬ゲームとして大人気のシリーズ最新バージョンだ。

家庭用ゲーム機向けには、以前から同じような内容のソフトがあるが、『StarHorse3』シリーズが提供するのはアーケードならではの体験。ゆったりとしたリクライニングシートに32インチモニターというゴージャスなサテライトでゲーム的な操作をしつつ、67型モニター3台と32型モニター5台によるワイドなメインモニターに映し出されるレースを観戦するのは、競馬場の貴賓室か場外馬券売り場の特別席にでもいるかのような、スペシャルな気分だ。賭け事をテーマとしている点も、メダル機との相性がいい。

セガ『StarHorse3 SeasonVI FULL THROTTLE』 © SEGA
セガ『StarHorse3 SeasonVI FULL THROTTLE』 © SEGA

さて、プレイステーション用『クラッシュ・バンディクー』日本語版制作プロデューサーとして有名な鶴見六百さんが、パチンコ業界にいた時期に「パチンコってアーケードなんだよね、だから興味あるんだ」と語っていた。確かに、音楽と電飾による派手な演出で興奮を呼ぶ点は、ピンボールやエレメカにも通じるところがあり、昨今の液晶を用いた演出はビデオゲームライクでもあると、共感したことを思い出す。

そして、メダルゲームもまた、アーケードならではの娯楽と言っていいだろう。家庭用ゲーム機の性能が向上した今、よりアーケードらしさを味わえるのがメダルゲームという考えも頭をよぎる。古き良き時代からのアーケードの面影を残しつつ、ビデオゲームライクな味付けも採り入れて進化し続けるメダルゲームに、これからもゲーマーとして注目していきたい。

 

■関連リンク

【KONAMI ジャパン アミューズメント エキスポ 2017 特設サイト】
http://www.konami.jp/jaepo/

【JAEPO 2017 カプコンブース】
http://www.capcom.co.jp/arcade/jaepo2017/

【ジャパン アミューズメント エキスポ 2017 SEGA OFFICIAL SITE】
http://am-show.sega.jp/jaepo17/

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