戦慄! 恐怖のポケモン10体

ポケモンずかんの説明文が不気味で恐ろしいポケモンをピックアップ。『ポケットモンスター』シリーズは本当は子供向きではないのかも...と思ってしまうほど。
ポケモンずかんは恐ろしい…
ポケモンずかんは恐ろしい… © The Pokémon Company / Game Freak
By Jon Partridge

ポケモンカンパニーと任天堂に言いくるめられている人もいるかも知れないが、実は、全てのポケモンが肩に乗せて可愛がりたくなるようなキュートな存在ではない。むしろ、その多くは非常に凶暴なので、10歳の少年が所有すべきではないのだ。

そこで今回は、子供を誘拐するポケモンから元人間だったポケモンまで、我々はポケモンずかんを徹底的に洗い直して、とんでもなく恐ろしい特徴を備えているポケモンや、道徳上の問題からチームから外すべきポケモンをリストアップしてみることにした。

以下のポケモンに注意し、次に野に放つ際はその前に一度冷静に考えてもらいたい。なにしろ世界中のポケモントレーナーを震え上がらせる恐怖のポケモンなのだから。

ゲンガー(第1世代)

元人間のゲンガー
元人間のゲンガー © The Pokémon Company / Game Freak

ゲンガーは往年のファンにはお馴染みのゴーストタイプのポケモンで、恐ろしい容姿を持つこのポケモンは『ポケットモンスター 赤・緑』で初めて出会うポケモンのひとつだが、ゲンガーが元人間だったという事実は余り知られていない。

『ポケットモンスター ムーン』のポケモンずかんの説明文には「人間の命を狙うのは、ゲンガーは人の成れの果てで、道連れをつくるためらしい」と書かれている。

「道連れを探している」というゲンガーをゲットするのは、寂しがり屋への優しい配慮に見えるかもしれないが、冷静に考えてみると、倫理的にかなりまずい。まず、ゲンガーは元人間であり、他の人間の命を狙っているのだ。そして、我々は元人間を小さなプラスティック製のボールに入れて持ち歩き、戦わせようとしているのだ。そう、奴隷解放はまやかしだったのだ。少なくともカントー地方では、奴隷制度がまだ続いているのだ…。


ユンゲラー(第1世代)

ユンゲラーも元人間
ユンゲラーも元人間 © The Pokémon Company / Game Freak

ゲンガーと同じくユンゲラーも『赤・緑』から登場しているベテランポケモンだ。このエスパータイプのポケモンは、スプーンへの拘りで知名度が高いが、どうしてスプーンに拘っているのだろうか?

『サン』のポケモンずかんの説明文がヒントになるかもしれない。その説明文には、ユンゲラーの隠されたダークサイドが次のように記されている:「エスパー少年が自分の中のサイコパワーを抑えきれなくなり、変身してしまったとの説も」

これはかなり恐ろしい事実だ。つまり、ユンゲラーもまた元人間だったということになる。尚、『ファイアレッド』と『エメラルド』のポケモンずかんの説明文にも次のような内容が書かれている:「超能力の研究を手伝っていたエスパー少年が、突然ユンゲラーになったと噂されている」

ユンゲラーやゲンガーはもちろん、他にも元人間だったポケモンが数多く存在する可能性がある。どうやら『ポケモン』シリーズを改めて評価し直す必要があるようだ。この世界のソーシャルサービスはどうなっているのだろうか?


ヘルガー(第2世代)

火傷すれば一生苦しむことになる…
火傷すれば一生苦しむことになる… © The Pokémon Company / Game Freak

『金・銀』のリリースと共に、第2世代のポケモン100種類と新たなエリアが追加されたが、その新種の中には眠れなくなってしまうようなポケモンが存在する。

ダークポケモンのデルビルが進化したヘルガーは、「あく」と「ほのお」のタイプなので、連れ回すのには恐ろしいポケモンに思える。『金』のポケモンずかんの説明文には「口から吹き出す炎で火傷すると、いつまでたっても傷口が疼いてしまう」と記されている。

大したことはないと思うかも知れないが、火傷の痛みに悩まされ続けるのはゴメンだ!


バネブー(第3世代)

飛び跳ねるのを止めれば死んでしまうバネブー
飛び跳ねるのを止めれば死んでしまうバネブー © The Pokémon Company / Game Freak

251種類のポケモンで十分だと思っているプレイヤーの気持ちを踏みにじるかのように、第3世代の『ルビー・サファイア』ではポケモンが更に追加された。そしてその中には、悲劇のポケモンが存在する。

頭に真珠を乗せている豚のようなポケモン、バネブーは一緒に旅に出たくなるような普通のポケモンに見えるが、『ルビー』のポケモンずかんの説明文には次のように書かれている。「飛び跳ねる振動で心臓を動かしているので、飛び跳ねることは止められないのだ」… つまり、飛び跳ねるのを止めた瞬間、バネブーには死が訪れるのだ。

この説明を飛躍させれば、バトル中にバネブーが気絶すればそれは死を意味するということになる。ジョーイが治療方法を知っていることに期待したい。


フワンテ(第4世代)

ルックスこそかわいいフワンテだが…
ルックスこそかわいいフワンテだが… © The Pokémon Company / Game Freak

このポケモンを甘く見てはいけない。純粋無垢に見えるこのふうせんポケモンは子供をさらうのだ。しかし、実際は見かけた子供全員をさらうわけではない。そこにはひとつの基準があるのだ。『サン』のポケモンずかんの説明文には「幼い子供の手を握り、あの世へ連れ去るという。重たい子供はキライ」と書かれている。

これは言い換えれば、平均的な体重の子供は連れ去られるということになる。そして、アニメ『ポケモン』の登場人物の容姿から判断すると、我々がプレイした全トレーナーには、このふうせんポケモンに連れ去られて三途の川を越えた経験があるようだ。

フワンテは幼い子供の手を握り、あの世へ連れ去るが、重たい子供はキライらしい…

 

デスマス(第5世代)

悲劇のポケモン、デスマス
悲劇のポケモン、デスマス © The Pokémon Company / Game Freak

ゴーストタイプのポケモンとは何なのか? そもそも、なぜオーキド博士たちはこの人間の霊魂をポケモンとして扱っているのだろうか?

『ブラック・ホワイト』から登場したデスマスは、マスクを持ち歩いているポケモンだが、そのマスクを使って火を吹いたり、雷を放ったりするので持ち歩いている理に適っているように見える。しかし、『ブラック』のポケモンずかんの説明文を読むと印象が一気に代わる。そこには「持っているマスクはデスマスが人間だったときの顔。たまに見つめては泣いている」と記されているのだ。

なぜその元人間は、ゲンガーではなくデスマスになってしまったのだろうか? 彼らは顔の皮をはがれてしまったのだろうか? そして一体何人がそのような形で命を落とし、デスマスになってしまったのだろうか? どの答えも知りたくない…。


ボクレー(第6世代)

不気味な声で鳴くボクレー
不気味な声で鳴くボクレー © The Pokémon Company / Game Freak

ボクレーは一風変わったルックスのポケモンで、『X・Y』から登場したキュートな切り株の姿をしたゴーストタイプだが、ポケモンずかんの説明文を読むと印象が変わる。『サン』のポケモンずかんには「森で死んだ子供の魂が切り株に宿った。悲鳴のような不気味な声で鳴く」と書かれているのだ。

楽しかった幼少時の思い出、そしてボクレーへのイメージが音を立てて崩れていく…。


ミミッキュ(第7世代)

寂しがり屋のミミッキュ
寂しがり屋のミミッキュ © The Pokémon Company / Game Freak

シリーズ最新作の『サン・ムーン』は、ハワイ風のアローラ地方が舞台になっており、ここには新種のポケモンと、往年のポケモンがこの地方に適応して進化したリージョンフォームのポケモンが生息しているが、その中には当然ながらやや恐ろしいポケモンが存在する。

その中で特に不気味なポケモンとして知られているのがミミッキュだ。このゴーストタイプのポケモンは、友達を作るためにピカチュウの姿を(下手に)真似ているが、ポケモンずかんの説明文は実にショッキングで、「正体不明。ボロ布の中身を見たある学者は恐怖のあまりショック死した」と書かれている…。

ミミッキュはオリジナルソングも用意されており、実にキュートなのだが、正直に言わせてもらえれば、ちょっと怖い…。


ネッコアラ(第7世代)

ネッコアラの見る夢は…?
ネッコアラの見る夢は…? © The Pokémon Company / Game Freak

どういう理由なのかは分からないが、『サン・ムーン』のポケモンずかんの説明文はシリーズ史上最もダークだ。そして、ネッコアラの説明文も例外ではない。『サン』の説明文には次のように書かれている。「寝たまま生まれ、寝たまま死ぬ。すべての行動は見ている夢による寝相らしい」

なんとも悲しい話ではないか。『ポケモン』の世界の中でネッコアラが起きている姿を見た人はいないという事実は、ネッコアラを最も悲しいポケモンのひとつにしている。また同時に、夢と現実が判断できていない哀れなポケモンをバトルさせるべきなのかという問題にも悩むことになる。しかし、ネッコアラの終わらない夢の世界は、ポケモンの世界よりも、そしてエンターテインメントのために何度も生き返らされてバトルを強いられる元人間のポケモンたちの世界よりもまともなのかもしれない。


アクジキング(第7世代)

全てを飲み込むアクジキング
全てを飲み込むアクジキング © The Pokémon Company / Game Freak

『サン・ムーン』で初登場したミステリアスなウルトラビーストの1種、アクジキングは分かっている部分が少ない。今のところ分かっているのは、名前も示している通り(編注:英語名はGuzzlord。Guzzle+Lordで “大食い王” 的な意味)、食べたり飲んだりするのが好きなようだ。『ムーン』のポケモンずかんの説明文には「危険生物ビーストの1種。常に何かを喰らっているようだが、なぜかフンは未発見」と書かれている。

ポケモンの設定に飽きてしまった開発チームが、最もありえないポケモンを生み出してゲームをフレッシュに保とうとしたのだろう。『サン』のポケモンずかんの説明文には、アクジキングは山を喰らい削り、ビルを飲み込むと書かれている。そこはなんとか理解できるが、奇妙なことにアクジキングは排泄物を一切出さないのだ。

ビルを飲み込める胃でも、さすがにどこかのタイミングで満腹になるはずだと考えるかもしれないが、アクジキングの胃は決して満腹にはならない。アクジキングは食べた物をエネルギーに変えているのだろうか? もしそうならば、無限のクリーンエネルギーを手に入れるために解剖すべきなのではだろうか?「解剖とはまた残酷な」と思うかもしれないが、イッシュ地方で起きているデスマスの惨劇と比べればたいしたことはない…。

 

read more about
Next Story