F1:2017シーズン新レギュレーション解説

ダウンフォースの増大とタイヤの大型化で “1周あたり5秒速くなる” とも言われる2017シーズンの新レギュレーションを読み解く。
By Paul Keith and Damn Fine Media

2017年のF1は大幅なレギュレーション改正が行われ、新時代の幕開けを迎える。とりわけ空力に関する規定が大幅に変更されることでマシンは従来よりも全幅が拡大し、後退角が付けられたフロントウイングと低くワイドになったリアウイングを備えることでルックスも精悍になるはずだ。

ワイド化した次世代のF1マシンは、ダウンフォース発生の要であるディフューザーの大型化が認められたことで、2016シーズンまでのマシンと比較してコーナリングスピードが大幅にアップするだろう。フロント305mm/リア405mm(2016シーズンまではフロント245mm/リア325mm)とワイドトレッド化したPirelli製タイヤもまたコーナリングスピードの向上に大きく寄与することが見込まれる。反面、コーナリング時のGフォース増大により、ドライバーのフィジカル面への要求はさらに厳しいものになるだろう。また、マシン最低重量が従来の702kgから722kgに引き上げられるため、前述の空力面/タイヤ面の変化を含めて、各ドライバーはブレーキングやコーナリングへのアプローチを変える必要に迫られる。よって、2017シーズンは各ドライバーの適応力の違いにも注目したい。

2017シーズンは先へ進むにつれてラップタイムの短縮率が上がり、レースでのオーバーテイクの機会も増加するだろう。特に、バーレーン・インターナショナル・サーキット、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、セパン、ヤス・マリーナ・サーキットなどのコース幅の広いモダンサーキットでは、数多くのオーバーテイクが期待できる。

各チームのニューマシン発表の日程も続々と決まりつつあり、新時代のF1マシンへの期待はますます高まっている。上記のアニメーション映像では、英国人TV司会者で、BBC『Top Gear』のプロデューサーも務めるジョン・ベントレーが2017年のF1新レギュレーションの概要を解説している。マシンの外観上の変化を中心に分かり易い説明がされているので、是非チェックしてもらいたい。

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