02 Taisuke

過去2度のRed Bull BC One ワールド・ファイナルの準優勝を経験し、常に世界の先頭を走るB-BOY Taisuke。日本開催となる2016年、悲願の栄光を手にするか、世界が注目している。
TAISUKE
By Red Bull Japan

これまで、Red Bull BC Oneワールド・ファイナルへ6度の出場と、2度の準優勝。圧倒的な経験を誇る日本のTaisukeが、先週発表の昨年覇者Victor(アメリカ)に引き続き、Red Bull BC One World Final 2016(12月3日、名古屋)の招待出場枠に選出された。Taisukeは、2度目の準優勝となった2014年パリ大会以来、2年ぶり7度目の出場となる。

昨年、日本初のBattle Of The Year世界一を達成するなど、チームとしても個人としても熟成の域に達してきたTaisuke。Red Bull BC One World Final 2016へ向けた気持ちを、インタビュー形式でお届けする。

Taisuke@Red Bull BC One World Final 2014 © William K/Red Bull Content Pool

これまでのRed Bull BC Oneを振り返ってみて、今年のワールド・ファイナルに向けた今の気持ちは?

Taisuke Red Bull BC Oneには過去6回も出場して、未だに優勝出来ていないことについては、正直申し訳ないと思っています。
ただ、これまで毎年日本代表がファイナルの舞台に立っているものの、ベスト8の壁を乗り越えたのは、未だに自分だけ。そのこともあって、自分がRed Bull BC Oneで優勝しないと次世代にもそのチャンスは訪れない、と言い聞かせています。今年は今まで以上に、短期集中ではない定期的なトレーニングをして万全な体制をつくろうと取り組んでいます。

そして、今までと一番違うのは、持っていたレッスンを全て辞めて、「プロダンサー」としての定義を自分自身で作り出すという活動も同時に行っている点です。
今年のRed Bull BC Oneは自分の中で、「けじめ」と「進化」だと思っています!その為にも日々頑張ります。

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先日のUK B-BOY Championshipsでは、Red Bull BC One All Starsとしてクルーバトル優勝、個人でもソロバトルで準優勝でした。振り返ってみて、感想を。そして、Red Bull BC One All Starsの今後の展望は。

Taisuke 振り返ってみて、とりあえず一安心という感じです。
Red Bull BC One All Starsはただの寄せ集めではなくて、一つの大きなチームだという事を世界にも見せてやりたい、というのが全員の意思でしたし、それがかなり強かったと思います。チーム練もかなりしました。バトル前に円陣を組んだ時は「負ける事は許されない!」って言っていましたからね(笑)。
実は、練習の照準をチームバトルに合わせていたので、ソロに関しては全く出る予定はなかったんです。そしたら、Roxriteに「ソロに出るから映像を撮ってほしい」と言われて会場に入り…その場の空気と流れでエントリーした感じです(笑)。

勝つという事は全く意識してなかったんですけど、出るからには自分に何かしらの課題を与えようと踊りましたね。予選はパワーを使わない、とか。そんな感じで、いろいろ試していたら準優勝になっちゃった感じです(笑)。結果は準優勝でしたが、それ以上の収穫があったので良かったですね。
2日間のイベントはムーブの事も気にするので、すごく難しいですよ、皆さん!(笑)

それからRed Bull BC One All Starsとしては、今までは個々の活動がメインでしたが、これからチームとしてもっと大会に参加しようとメンバーで話しています。バトル以外にも、ツアーやキャンプなど、夢や技術を伝える活動も今まで以上にやっていけたらな、と思っています。

Taisuke@Red Bull BC One World Final 2014 © Nika Kramer/Red Bull Content Pool

今年は日本国内の予選サイファーが故郷の佐世保で行われることが決まっています。地元や、次世代に対する思いは。

Taisuke まさか自分の故郷で国内予選が行われるとは思ってなかったので、ビックリしていますね。自分の地元ではあるものの、ダンスの環境に関しては未だに恵まれていない場所。自分達が(上京して)いなくなり、昔よりもさらに環境が悪くなっているとも聞いています。次世代の子たちや大会に参加する人たちの為にも、予選サイファーが開催されるまでに、練習場所の確保などは早急に行っていきたいと思っています。そして今回の予選開催をきっかけに、地元のダンサーがもっとハングリーになってもらえれば良いな、と思っています。

佐世保の市民の皆さんには、この世界規模の大会の予選を目で見て、肌で感じてほしいですね。自分がやっている事、やってきた事、ダンスの素晴らしさなどを、是非理解してもらえたら、と思います。

一方で、佐世保を知らない皆さんには、自分がどういう環境で育ち、今があるのかを感じてほしいですね。もちろん、観光もして下さい。特に九十九島は自分が育った場所ですので、是非足を運んでみて下さいね。

昨年9月、佐世保での母校訪問で。 © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Taisukeから、シーンや社会にメッセージを。

Taisuke 「プロダンサー」や「プロB-BOY」とは何なのかを、もっと分かりやすい形で世間に見せていきたいです。子どもたちが将来の夢として掲げられるような環境と、叶える事ができるんだという事実をつくれるよう、日々頑張っています。
引き続きの応援とご協力をよろしくお願いします。

 

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