5 MINUTES WITH: ゆう姫(Young Juvenile Youth)

常に独自のスタンスを崩さず、異彩を放つエレクトロニック・ミュージック・ユニット:Young Juvenile Youth(YJY)。 今回はVo.ゆう姫のオリジナリティ溢れる価値観のあり方を探った。
© Tasuku Amada
By Tasuku Amada

常に確固たる独自のスタンスを崩さず、シーンでも異彩を放つエレクトロニック・ミュージック・ユニット:Young Juvenile Youth(YJY)。
今回はVo.ゆう姫のインスピレーションの柔軟さとその音楽哲学の一端だけでも垣間見るべく、ショートインタビューを敢行。彼女のオリジナリティ溢れる価値観のあり方を探った。

ゆう姫の前にふたつのキーワードを提示、それらを見てふと頭に浮かんだ話題を、自由に話してもらった。

 

#Keywords -1- 「音楽」×「国境」

カナダに留学していた時に、レコードショップでジャケ買いというのを初めてして、それが海外の音楽と初めて触れた機会でした。
そのバンドがすごく良くて衝撃的で、他にも留学中にあっちの音楽で感動した思い出は多いですけど、逆に日本でそれまで聴いてた音楽をあっちの友達に聴かせた時に…なんていうか、あんまり良い反応が来なかったんですね。
そこで初めて日本の音楽を客観的に見ることができたかな。

日本の音楽は世界と違うと気づいてどんな気持ちでした?

日本人が好きな音楽スタイルっていうのが、海外の音楽と比べると結構特殊な性質を持っているのかなって。ちょっと恥ずかしさもあり、だけど愛おしさもそこに残り、なんていうんだろうな、同じ土俵ではないなっていうのを感じました。

その感覚は現在の音楽活動に活かされている?

そこからパタリと日本の音楽を聴かなくなってしまったんですよ。前まですごくヘビーに聴いてた音楽すらも聞かなくなっちゃって。
でももちろんやっぱりまだ素晴らしい日本の音楽はたくさんあるんですけど、もっと世界の音楽が知りたいって思うようになって、それが今の音楽性に繋がってるのかなと思います。

 

#Keywords -2- 「音楽」×「POP」

YJYにとっての「POP」は、わたし自身です。ゆう姫とJEMAPURでYJYなんですけど、わたしはPOP担当だと思ってます、いろんな意味で。音楽性もそうだし性格的にもそうですし。

いわゆる「J-POP」というシーンがありますよね? そのシーンの中にYJYは含まれていると思いますか?

うーん、多分含まれないんだと思います。

J-POPシーンに対して何か思うことはある?

マジョリティーだと思います。
最初にJEMAPURと音楽を作りはじめた頃から、『ミュージックステーション』に出るのが夢なんですよ。それはありえないかもしれないけど、もしわたしたちが音楽性を変えずに『ミュージックステーション』に出られたとしたら、その時はたぶん日本人の音楽志向が多様になっていて、それがJ-POPになってるっていうことだと思うんです。
だからただ普通に出たいっていう夢ではなくて、そんな世界を夢見て言ってたんですよね。

POPっていうと海外も含めて結構幅が広いから、どこまでがPOPか判断が難しいですけど、例えばかなり有名どころで言うと、ビョークみたいな玄人好みの音楽もチャートの上位に上がりつつ、ジャスティン・ティンバーレイクのような音楽も同時にひとつのチャートに入るっていうのは、なんかすごくいいなと思います。聞く人がいろんなものの良さを知っている状態というか。
日本と比べると、バランスが取れてますよね。

 

#Keywords -3- 「音楽」×「時代」

「この音楽、今聞いてもいいよね」っていう言い方があんまり好きじゃなくて。「今聞いても」ってどういう事かわかんないっていうか。

でも、時代を超えても違和感なく聞ける音楽というのはありますよね?

例えば、その人の人生で一度も聴いたことがなかったけど最近になって初めて聴いた昔の曲があったとして、その音楽に対して「え、このバンド、今の人たちじゃないの?」みたいなのって、音楽の善し悪しの判断基準にはならないと思う。

耳に入った瞬間にその音楽はその音楽だから、過去のものでもないし未来のものでもないし。今自分が感じたそのままの音楽だから、それがいつの時代に作られようと関係ないというか…。わたしにとってはあまり大事なことではないですね。

僕達は“音楽というのは常に流行に乗ったり遅れたりするもの”と思い込みすぎているのかもしれないですね。

うん。でも、過去に作られた音楽が未来の誰かに届く、っていうこと自体は、すごいなって思います。ある音楽が未来まで残って、それを誰かが見つけ出すっていうプロセスがすごい。
そういう意味では音楽はどんな音楽であろうと時代を超えられるんだという感じはしますね。

ただ、やっぱりわたしが音楽の魅力を受け取るのは常に今だから、わたしの感覚で言うと、音楽性自体には過去も未来もなく、今でしかないと思います。

 

 

 

出演・村上虹郎&ゆう姫 × 音楽・Young Juvenile Youth × 監督・ショウダユキヒロ
生と死・性と命をテーマに、新感覚の CG を駆使して贈る、体感型の脳内革命アートフィルム『KAMUY』

10月29日(土)・30(日)
代官山・ヒルサイドプラザにて上映

http://nion.tokyo/kamuy/

 

ショウダユキヒロ監督をはじめ制作に携わったアーティスト達のトークセッションとYJYのプレミアライブがRed Bull Studios Tokyoで開催決定

このプレミアショーに25名様限定でご招待!
Redbull.com/yjy-live-2016 にて応募受付中

また、この模様はDommuneでのストリーミング配信も決定している。

Young Juvenile Youth: Talk session of KAMUY × YJY Live from Red Bull Studios Tokyo

10/21(金)19:00 - 21:00
@ Red Bull Studios Tokyo(東京都渋谷区渋谷1-3-3)

<登壇者>
・ゆう姫 (Young Juvenile Youth)
・JEMAPUR (Young Juvenile Youth)
・ショウダユキヒロ
・JIRO
・伏見京子
・三嶋章義 他

 

<ABOUT『KAMUY』>

監督は、サカナクションや RADWIMPS の MV や CM を中心としながら、国内外で評価の高い「blind」 「social 0.0 LAB」「TOWER RECORDS LIVE LIVEFUL!」といったメッセージ性の強い作品で新たな映像表現に 挑戦してきたショウダユキヒロ。主演を務めるのが、映画『2つ目の窓』でデビュー以降、『ディストラク ション・ベイビーズ』、ドラマ「仰げば尊し」など次々と話題作に出演し今大注目の俳優、村上虹郎。物語 の中核を担う音楽を担当したのはエレクトロユニット Young Juvenile Youth。独特の存在感を放つゆう姫は 自ら映像にも出演し、村上虹郎と初共演を果たす。
更に、世界に誇る特殊メイクアーティストの JIRO、ファッションの新たな試みに挑み続けるスタイリストの 伏見京子、新感覚の CG 制作を行う AnimationCafe など、個性あふれる超一流のスタッフが大集結。

また当日は、現代アーティストの三嶋章義による、本作の世界観をイメージした作品展示から始まり、天井に設置されたスクリーンに映る映像を仰向けになって鑑賞するなど全身で映像が体感できる仕掛けを構築。実験的な手法により、ただ消費されるだけの映像文化に警鐘を鳴らす。

衣装・メイク・CG・更には上映環境をも一つの作品として最初から創り上げ発信するというこれまでにない体感型映像作品となった。各アーティスト達のコラボレーションにより、映像・音楽・ファッション・アートいずれの分野でも新たな可能性を示唆しうる脳内革命アートフィルムがここに完成した。

 <『KAMUY』ストーリー&コンセプト>

人類は進化しているのだろうか。
モノがあふれ、情報があふれ、人間の本質が秒ごとに変わっていく現在。
果たして進化の定義はどこにあるのだろうか?
男性は幾多もの破壊を行い、女性が幾多もの生命を誕生させてきた。
もし男性に生命を誕生させる機能があれば、そこに新しい平和の価値観が生まれるかもしれない。

お腹に子を宿すひとりの兵士。
彼の中に生まれる母性が、彼を苦しめる。
胎児を育む母胎の中の宇宙。
その宇宙で胎児が見る世界とは。

現代の人間が考えなくてはいけない事、未来に残すもの。
生と死・性と命とをテーマに、その根源である「生きぬくチカラ」を信じたチームが手がける新感覚の CG 技術と斬新な脚本アイデアが凝縮された 10 分間の脳内革命アートフィルム。

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