ドラムンベース生誕25年:Fabio & Grooveriderが選ぶ25曲

2017年、ドラムンベースは生誕25年を迎えた。これを記念してシーンを代表するアーティスト2人が25曲のクラシックをピックアップ!
© Press
By Louis Pattison

トレンドは生まれては消えていくものだが、ドラムンベースシーンのFabioとGrooveriderは不動だ。この2人はハウスやUKハードコアが、徐々にジャングルやドラムンベースへと姿を変えていった黎明期からこのシーンに留まり続けている。それぞれは独自のキャリアを通じてこのジャンルの境界線を押し広げており、Fabioが “リキッド・ファンク” サウンドを確立し、レーベルCreative Sourceの運営を行う一方で、GrooveriderはDJとして世界中を飛び回りながら、自身のレーベルPrototypeからPhotekやDoc Scottなどのアーティストを輩出してきた。しかし、彼らのパートナーシップは強固だった。1990年代初期に毎週開催されていたパーティ、Rageでの2人のDJセットは伝説であり、BBC Radio 1で放送されていた2人の番組は、このジャンルの長寿に重要な役割を果たした。

よって、彼ら以上にドラムンベースの歴史を語れる人物はいないだろう。2人は、2月3日にMatrix & Futurebound、DillinjaとMampi SwiftによるB2B、KrustとBryan GによるB2Bなどのパフォーマンスを含むイベント、25 Years Of Drum & BassをロンドンのElectric Brixtonにて開催したばかりだが、今回はその記念すべきドラムンベース生誕25年を改めて祝うべく、2人にドラムンベースの歴史を知る上で欠かせない25曲をピックアップしてもらった。

1. Lennie De Ice「We Are I E」(1991年リリース)

元祖ゲーム・チェンジャーで、僕たちのDJセットにずっと組み込まれてきたトラックだ。この曲は僕たちのパーティ、Rageで毎回フロアを爆発させていた。

2. Rufige Kru「Terminator」(1992年リリース)

タイムストレッチング機能を初めて使った革新的なトラックのひとつで、高速再生のヴォーカルはこのトラックの登場で終わった。Rageでプレイした時にフロアから誰もいなくなってしまった。その場にいたGoldieは残念がっていたね。当時より遙かに先を行っていたわけだけれど、結局ヒットしたし、ハードコアファンの度肝を抜いた。

3. Alex Reece「Pulp Fiction」(1995年リリース)

唯一無二のミニマルジャングルトラックだ。この曲は永遠にドラムンベースのベストトラックのひとつであり続けるだろう。

4. Q Project「Champion Sound」(1993年リリース)

これはトラック「We Are IE」と並んで、初のジャングルレコードだった。既存のジャンルの概念を根底から覆した強力なトラックさ。

5. Calibre「Mystic」(2000年リリース)

リキッド・ファンク時代を生み出したトラックで、FabioのレーベルCreative Source Labelからリリースされた。

 

「Terminator」を最初にRageでプレイした時はフロアから誰もいなくなってしまった。その場にいたGoldieは残念がっていたね

Fabio & Grooverider


6. Ed Rush & Optical & Fierce「Alien Girl」(1998年リリース)

GrooveriderのレーベルPrototypeからリリースされた強力なアンセムだ。この曲が1990年代後半のテックステップブームを生み出したトラックだった。

7. LTJ Bukem「Music」(1993年リリース)

初めて感情が詰め込まれたジャングルトラックで、パーティの最後にかかるクラシックトラックさ。この曲をリリースしたLTJ Bukemのレーベル、Good Lookin’ Recordsを心からリスペクトするよ。前衛的なサウンドだった。

8. Engineers Without Fears「Spiritual Aura」(1994年リリース)

DJ Rapはダンスミュージックシーン初の女性DJのひとりだった。彼女はまさにレジェンドだし、これは最高のクラシックトラックだ。

9. Logistics「Together」 (2006年リリース)

これもリキッド・ファンク時代のトラックだ。Hospital Recordsが人気を獲得するきっかけになったトラックだ。


10. Roni Size「Watching Windows (DJ Die remix)」(1998年リリース)

© Fabio & Grooverider

ブリストル発のキラー・ダブトラックだ。

11. Marcus Intalex「Temperance」(2004年リリース)

マンチェスター発の最高のトラックで、FabioとLTJ Bukemが主催するパーティSwerveのビッグアンセムだった。

12. Artificial Intelligence「Uprising」(2004年リリース)

疾走系ドラムンベースのベストトラックのひとつだ。

13. Shy FX「Bambaata」(1998年リリース)

このトラックがレコードバッグから外れたことはないね。Shy FXからリリースされた天才的なトラックだ。

14. Digital「Deadline」(2000年リリース)

過小評価されていたレーベルDigitalからリリースされた、疾走感のあるトライバルトラックだ。

15. Dillinja「The Angels Fell」(1995年リリース)

 

真のドラムンベースファンにオススメしたいお気に入りのトラックだ。

16. Internal Affairs「Hands To Heaven」(1993年リリース)

 

有名になる前のGoldieが、4Heroとタッグを組んで生み出した美しいトラックだ。

17. Photek「The Rain」(1994年リリース)

Fabioのヒーローのひとり、Photekによるトラックだ。Metalheads/Speed系のクラシックトラックさ。

18. DJ Krust「Soul In Motion」(1997年リリース)

ドラムンベースファンのためのダークな1曲さ。

19. DJ Die「Someting Special」(1997年リリース)

 

プレイするたびに強烈なサブベースがフロアを破壊していたね。

20. DJ SS「The Lighter」(1995年リリース)

当時は必ずレコードバッグに入れていた。何度もプレイしたお気に入りのトラックだった。

21. Deep Blue「The Helicopter Tune」(1993年リリース)

 

ピュアなドラムンベーストラックだ。1990年代に開催されていたレイブDreamscapeを揺るがしていたトラックさ。

22. Adam F「Metropolis」(1996年リリース)

 

ダークなダンスフロアデストロイヤーさ。どんなサウンドシステムもこの破壊力には耐えられなかった。

23. LTJ Bukem「Horizons」(1995年リリース)

LTJ Bukemが心地良いヴァイブスを届けてくれるトラックだ。

24. Pascal「P-Funk Era」(2000年リリース)

 

新時代を築いたとこのトラックには、本当に沢山の良い思い出があるよ。

25. Roni Size & DJ Die「Music Box」(1994年リリース)

 

Roni Sizeのベストトラックのひとつで、何か語りかけてくるような一曲さ。

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