Episode 6: 終わりが告げた始まり

32ビット機が登場すると、本体にはCDの技術が導入され、ビデオゲームミュージックの「チップ時代」は終わりを告げた。そして新しいゲーム機が発表されるごとにビデオゲームミュージックは本物と区別がつかないリアルなサウンドへと進化していった。そのサウンドを上手く利用した作品の中には、お茶の間の外へ発展したものやハリウッドと連携して世界中のオーケストラによってレコーディングされたもの、更には普段ラジオで耳にする音楽を流用したものもあった。しかし、8ビット/16ビットのチップチューンはその誕生から30年以上が経った今も、世界各地で生き続けている。

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