アートボード:ダニー・ラーセン

暗闇に当てられたスポットライト − ノルウェーのメタルマニアがダークなアートの世界に誘う。
Portrait of Danny Larsen
ダニー・ラーセン © Danny Larsen
By Jason Horton

 スノーボードはロックだと説くパイオニア、ダニー・ラーセン。彼がこれほど長く活動を続けていられるのは、悪魔と契約して自分の魂と引き換えに不死の靭帯と地獄のメソッドを手に入れたからに違いない。

しかし、その焦げ付いた魂にそれだけ強力な邪悪なエナジーが駆け巡っているならば、彼がそのエナジーの一部をアートに注いでいても別に不思議ではない。彼の活動はCarpe Noctemのデニムや、Etniesのシューズ、K2のボードなど、様々なスポンサーとのコラボレーションへと発展している。

私たちは更なる情報を探るべく、本人にインタビューを行った。

Carpe/Enjoyer artwork by Danny Larsen
Carpe(左)、Enjoyer(右) © Danny Larsen

 最近はアートワークにどう取り組んでいますか? 新しい変化はありましたか?
答えるのが難しいな。個人的には何も変わっていないと思う。描きたいと思うものが上手く描けるようになってはいる。身の回りの物事にインスパイアされて自然を描くことが多いが、笑えるようなラクガキを描いているし、色々なものを描いている。描く題材は昔から変わっていないのさ。成長した部分をひとつ挙げるとするなら忍耐力だ。今では、何かを描くのにかなり時間がかかるようになった。時間をかけるのが好きなのさ。以前は緻密な作品を描こうと思っても、忍耐力が無かったから、さっさと描き上げようとしていた。今では描く過程が楽しめるようになっている。

Death Breath/The Plague artwork by Danny Larsen
Death Breath(左)、The Plague(右) © Danny Larsen

 スノーボードから身を引いたあとの理想像はありますか?
それは難しい質問だな。基本的に俺は色々なアイデアに対してオープンな姿勢だからね。オープンマインドで損をすることは絶対にないだろ。基本的には何かを作り続けて、自分の作品に対してクリエイティブな姿勢を保ち続けたいね。同じ状態に留まろうとしたり、自分をコントロールしたりすることほど、酷いことはない。俺は何かしら作っていないとダメなんだ。

Foggy Forrest artwork by Danny Larsen
Foggy Forrest © Danny Larsen

 何があなたをインスパイアさせ続けているのでしょうか?
ありとあらゆるものさ。俺はいつも何かにインスパイアされている。これは俺がいつも何かを観察していることと関係があると思う。別に珍しいことじゃない。だが、俺もそうだが、スマートフォンのディスプレイを見ることなく他人とコンタクトが取れない世界にいると、(何かを観察をしてインスパイアされることは)珍しいのかも知れない。俺は何かを描いたり、料理したり、スケートしたり、スノーボードしたり、文章を書いたり、何かしらクリエイティブなことをしていないと、不安になってしまうんだ。しょっぱいポテトチップスを食べた後に水を飲みたくなるのと同じで、自然に求めているんだ。

あなたにインスピレーションを与えている存在をふたつ教えてください。ひとつはスノーボードシーンから、もうひとつはそれ以外からでお願いします。
テオドール・キッテルセンとジェイミー・リンだね。

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