スキーヤーの夏 Part 2

スロープを離れたワールドチャンピオンたちは一体何をしているのだろうか? 彼らは殆ど時間をバイク、ベンチプレス、そしてビーチに費やしている。
オーストリアでトレーニング中のアクセル・ルンド・スヴィンダル © Sebastian Marko/Red Bull Content Pool
By Riikka Rakic

オフシーズンという言葉は、「雪が無い」という意味であり、トレーニングから離れるという意味ではない。スキーヤーの大半は5月前半からルーティンに戻る。しかし、ジムで何日も過ごす彼らは時には羽を伸ばす必要があることを理解している。彼らは初夏の日々をどのように過ごしているのだろうか?

アクセル・ルンド・スヴィンダル
10月のアキレス腱負傷からの復活劇は一瞬の出来事だったがとても印象的だった。スヴィンダルはVail-Beaver Creekで開催された世界選手権で復活したのだ。しかし、それ以降は競技から離れ、引き続きリハビリに専念。その後パウダースノーを求めて向かったアラスカで楽しい時間を過ごした彼は、春の雪の訪れに合わせてヨーロッパに戻り、5月までスキーを続けた。

スキーシーズンが終わりを迎えると共に、スヴィンダルはトレーニングに完全復帰し、再びノルウェー代表チームと共に活動している。調整に遅れを取っている彼は、今年のWings For Life World Runでは走る代わりにキャッチャーカーの運転を選んだ。来年の5月8日には、走れない人たちのためにスヴィンダルがランニングする姿をきっと目にすることができるはずだ。

北ヨーロッパは比較的寒い春になったため、スヴィンダルは地元ノルウェーで上々の6月を迎えているはずだ。

アレクシス・ピントロー
忙しい春を終えたアレクシス・ピントローの5月のスケジュールは、太陽とビーチで埋まっている。長かったシーズン後にセントルシアで過ごした2週間は、フランスの天才にとって楽園のように感じられたようだ。彼は水上でも水中でもなかなかの才能を発揮している。
 

 

彼が休暇を取るのは当然だ。ピントローはレースシーズン終了後も2ヶ月間雪の上に留まり、来シーズン用のスキーギアのテストをこなし、スノーボーディングとマウンテンスキーを含むENSAのスキーインストラクターの講義を受講していた。

 

その休暇を終えたピントローは次にミエミング/チロルへと移動。Athletes Special Projects Red Bullが彼のために特別に用意したトレーニングキャンプをこなした。

筋力/持久力トレーニングを集中的にこなしつつも、一輪車に乗ったり、下のInstagramのようなポーズを取ったりするシーンも見られた。
 

エリック・グアイ
カナダのスピードスター、エリック・グアイは昨年の膝の手術の影響で、2014/2015シーズンを見送った。あらゆる手段を尽くしたが、彼の膝はワールドカップのレースの激しさに耐えられるほどには回復しなかった。

エリックは現在、来シーズンの表彰台を目指して懸命にトレーニングに励んでいる。最近では、自宅近所の古い小屋をホームジムに改築するのに忙しいようだ。
 

「僕は長いスパンで完全に回復することを考えている。今後、何年も世界のアルペンの舞台で活躍できる選手になりたいからね」と語るグアイ。夏の間、復帰に向けてトレーニングに励む彼の動向に注目したい。
 

ヴィクトリア・レーベンスブルク
ドイツのヴィクトリア・レーベンスブルクも内側側副靭帯を損傷し、昨シーズンの終盤を見送った。彼女は手術を受けることなく怪我を乗り切り、4月からバイクでのトレーニングを再開。完全に雪が消え去る前に雪上でのターンを楽しめるまでに回復した。

現在はバイクやジムなど通常のトレーニングを再開しており、8月以降はプロスキーヤーたちと共に、様々な氷河や南半球のスロープに戻る予定だ。

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