トラヴィス・ライスが手がけたPOV映像集

天才スノーボーダーの最新映像『The Fourth Phase』の公開が迫る中、彼が手がけた前作のPOV映像をピックアップした。
アラスカでビッグエアをメイクするライス © Scott Serfas/Red Bull Content Pool
By Jason Horton

ハリウッドでプレミア上映され、10月2日にはRed Bull.comでワールドワイドプレミアのストリーミング配信が行われるトラヴィス・ライスの最新映像『The Fourth Phase』は既にかなりのハイプを生み出しているが、今回はこの映像の完成を祝うべく、マスターピースとして今も高く評価されている前作『The Art of FLIGHT』を振り返って見よう。トラヴィス本人、ジョン・ジャクソン、ジェレミー・ジョーンズのPOV映像をピックアップした。

レジェンドライダーとして知られる3人は、スノーボードシーンで独自のキャリアを積んでおり、ユニークなスタイルでバックカントリーライドをネクストレベルへ引き上げることに成功している。

その3人が集まった『The Art of FLIGHT』は、今回のPOV映像を見れば一目瞭然だが、まさに驚愕の内容に仕上がっている。世界各国で今も愛されているのも当然の話だ。

 

ジョン・ジャクソン

「最高のパーティだ!」 ― ジョン・ジャクソンはこのアラスカの強烈なラインを滑り終えたあと、激しく息をつきながらこう喜びを表現している。メロウでポジティブな人物として知られるカリフォルニア出身のジャクソンは、非常にスムースでテクニカルなフリースタイルと強烈なビッグマウンテンライドを組み合わせたライディングで、年間最優秀ライダーに複数回選ばれている他、Standard Filmsから何本もエディットをリリースしている。そのジャクソンの才能が爆発したのが、ライス、そしてBrain Farmと組んでアラスカ・トードリオ山脈での撮影に挑んだ2010年だった。ライス、マーク・ランドヴィク、ジャクソンの3人はパーフェクトなコンディションのアラスカで、未踏のラインに次々と挑戦。『The Art of FLIGHT』には、このPOVを含むその時の様子が収録されている。

トラヴィス・ライス

「史上最高のスノーボーダー」の候補をリストアップする場合、そこには数人の名前しか挙がらない。そしてその中で今もこのスポーツの限界をプッシュしているライダーは、ライスしかいない。彼の偉大さは2つの才能で構成されている。ひとつは、危険な地形で最高のトリックをメイクできるライダーとしての才能、そしてもうひとつは、Ultra Naturalなどのイベントや、『That’s It, That’s All』、『The Art of FLIGHT』、『The Fourth Phase』などの革新的な映像を生み出すクリエイターとしての才能だ。この映像ではライスのライダーとしての才能が確認できる。地形を最大限利用しながらスムースなラインとスタイリッシュなエアを難なく次々と披露するライスのPOV映像を楽しんでもらいたい。

ジェレミー・ジョーンズ

ライスがフリースタイルなら、ジョーンズはフリーライドだ。史上最高の映像作品と呼んでしまっても構わない『TB9』(2000年)と共に、ジョーンズはトム・バートのテクニックとヨハン・オロフソンの度胸を組み合わせたライディングを世界に向けてアピールし、その後も2000年代前半を通じて圧倒的なエディットを次々とリリースすることで、歴史にその名を刻み込んだ。また、近年は環境保護プロジェクト(Protect Our Winters)の立ち上げや、『Deeper』、『Further』、『Higher』のスプリットボード3部作のリリースで更なる活躍を続けている。『The Art of FLIGHT』のジョーンズは、上のライスに似たラインを攻めているが、スピードの速さ、そしてラインの美しさと難易度が重視されており、ライスとは異なったアプローチが披露されている。


10月2日にRed Bull TVで『The Fourth Phase』のワールドワイドプレミアストリーミングが行われる。また、TheFourthPhase.comで先行予約も可能。

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