『The Art of FLIGHT』の舞台裏

トラヴィス・ライスの最新作『The Fourth Phase』のリリースを記念して、2011年にリリースされた前作の舞台裏を映像で紹介する。
By Jason Horton

トラヴィス・ライス『The Art of FLIGHT』がリリースされたのは2011年だった。この作品は当時のアクションスポーツの映像作品としてはおそらく最大規模のものだった。『The Art of FLIGHT』は、超絶ライド、素晴らしいロケーション、最高のプロダクションと、想像できるありとあらゆる部分の基準を一気に高めただけではなく、ビッグマウンテンフリースタイルスノーボードの世界を新しい層へ紹介し、彼らの度肝を抜くことになった。

そのトラヴィス・ライスが手がける最新作『The Fourth Phase』が10月2日にRed Bull TVでプレミアストリーミングされることを受け、今回はその前作に相当する『The Art of FLIGHT』の制作がいかにして行われたのかを改めて振り返ることにする。
 

試練の連続

どの映画ファンも同じことを言うはずだが、映像作品の素晴らしさは没入感の優劣で決まる。映像を見ているということを忘れ、その世界にのめり込めるかどうかで決まるというわけだ。しかし、監督やカメラマンがひとつでもミスをしてしまえば、その魔法はすぐに解けてしまう。最高額の制作費が用意され、史上最高のパーフェクトなスノーボード映像を目指していた『The Art of FLIGHT』において、それは特に注意が必要な部分だった。Brain Farmの制作クルーにとって、最先端の機材を使って、世界で最も遠い位置にある危険なロケーションで撮影するのは想像を絶する難しさだったはずだ(下の映像からはその苦労は一切伝わってこないが)。
 

舞台裏映像

下の映像ではトラヴィス・ライスと監督のカート・モーガンが『The Art of FLIGHT』がヒットした前作『That’s It, That’s All』(2008年)からどれだけ進化させた作品なのかについて語っている。モーガンはその進化について「コアなオーディエンスだけではなくて、スノーボードについて一切興味がないような人にもアドベンチャーを届けられるような作品にしたかった」と説明している。

この舞台裏映像を見れば、各シーンの撮影にどれだけ多くの想像力と労力が注がれていたのか、モーガンとライスがいかに素晴らしい関係を築いていたのか、良好な人間関係が映像の成功においてどれだけ重要なのかについて理解できるはずだ。
 

大ファン

有名になれば、アップダウン、そしてストーカーが待っている。しかし、トラヴィス・ライスの場合は、基本的に「アップ」だけだ。

しかし、下の映像では、やや過激なファンによってライスが「ダウン」を味わっている様子が確認できる。ただし、この映像に登場するやや過激なファンは、バンクーバーオリンピック男子ハーフパイプ銅メダリストのスコット・ラゴだ。ライスとラゴは、ライスが熱狂的な大ファンに迫られた時の様子を再現して面白がっている。

 

read more about
Next Story