スポンサーが付くべきスノーボーダー Part 2

現在スポンサーが付いていない天才スノーボーダーたちを紹介!(スポンサーの皆様、よろしくお願いします!)
スポンサーが付くべきライダーは誰? © Iouri Podladtchikov/Cheryl Maas/Scott E Whittlake/Per Iver Grimsrud/Ulrik Badertscher/Jason Horton
By Jason Horton

プロスノーボーダーになるのが難しい時代になっている。2014年の調査ではスノーボードは冬季オリンピックの中で最も知名度が高い種目であるという結果が出ているが、スノーボード人口は2007年をピークに減少傾向にある。

ギアの売り上げの落ち込みは業界を激しく痛めつけており、その結果、多くのブランドが倒産し、生き残っているブランドもマーケティングの予算を大幅に削減している。よって、ライダーがスポンサーを獲得することはこれまで以上に難しくなっている。

つまり、この世の中に存在する数多くの才能溢れるライダーの大半が、「スポンサーのため」という理由でライディングしていないのだ! というわけで、スポンサーの皆さんの手間を省くために、プロ契約がふさわしいライダーをこちらで10人ピックアップすることにした。今回のPart 2は残り5人を紹介する。

『スポンサーが付くべきスノーボーダー Part 1』はこちら。

back to winter ❄️

Ein von Iouri Podladtchikov (@iouripodladtchikov) gepostetes Foto am

IPodのニックネームで親しまれるポドラドチコフはエナジードリンク企業と組んでいるので、スポンサーがゼロとは言い切れないが、ウェア、ボード、ゴーグルなどスノーボードに関係するスポンサーは1社もついておらず、美しい腹筋を誇るイケメンオリンピック金メダリストとしては貼られているステッカーが少ない。スポンサーがついていない理由は、1:高すぎてスノーボード関連企業には払えない。2:スノーボード関連企業が求めている人物ではない、のいずれかだろう。こちらとしてはどちらが理由なのかさっぱり分からないが、『Transworld』誌よりも『Vogue』誌の表紙撮影を楽しんでいる事実が、その答えを探すヒントになっているような気がする。

スコット・E・ウィットレイク

「ずっとスポンサーがついていない」カテゴリがあるのだとすれば、そこに入るのはスコット・E・ウィットレイクしかいない。若い世代のために彼についてもう一度説明しておこう。ポートランド出身のDIYシュレッダーの彼は、1999年にKingpinが手がけた映像『The Revival』で一気に有名になった。しかし、エゴがなく、大量消費文化に異を唱える彼には名誉も大金も必要なかったため、長年に渡り収入のほとんどをチャリティーへ寄付したあと、彼は最盛期に現役を引退した。こうしてひとつの伝説が生まれ、誰もが「ウィットレイクはおかしくなってしまったのか?」と不思議に思ったが、本人はハイプを避けて一般の仕事に就きながら、余暇を使ってライディングを楽しんでいる。リスペクト!

ピア・イーヴァ・グレムスルン

ノルウェーはスノーボードのタレントの宝庫だが、スポンサーが付いているライダーはほんのひと握りしかいない。そこで、元プロスノーボーダーでスノーボードノルウェー代表のコーチを務めるトマス・ハルスタッドにスポンサーが付くべきライダーは誰かを訊ねてみると、「ピア・イーヴァ・グレムスルンだ」という答えが返ってきた。33歳の元ノルウェー代表ライダーのグレムスルンは現在同国代表のコーチとして活動しており、代表チーム、ハルスタッドと共に世界を転戦しているが、彼のInstagramをチェックする限り、ライディングの腕は一切衰えていないようだ。

ウルリク・ベーダーシャー

😛😎🤘🏼📷 @lucacriv1 @snowparklaax new episode link in bio @beyondmedals

Ein von Ulrik Badertscher (@ulrikbadertscher) gepostetes Foto am

ウルリク・ベーダーシャーのようなライダーにスポンサーが付いていないという事実は、スノーボード業界がどこかおかしくなっていることを意味している。非常にメロウなキャラクターで知られるこのノルウェー人ライダーは、Air & Styleを制した経験を持つトップライダーのひとりで、ホルドー・ハガルソンのお気に入りのライダーでもあるが、ハガルソンから評価されているという事実はウルリクについて知っておくべきことを端的に示している。ウルリクは優れたテクニックを持ちながら、無難なライディングに落ち着くことなく、自主的に新たな地平線に向かっているライダーなのだ。それゆえに、我々は他のどのスロープスタイルライダーよりも彼のライディングが見たいと思うのであり、そして、それゆえに彼はスポンサーが好むような “安定した” ライディングができないのだ。

シェリル・マース

#Snowboarding can give you such a great feeling! 😍#ilovesnowboarding Snowboarding is my #life my #drug my #religion

Ein von 🍒Cheryl Maas🍒 (@cherylmaas) gepostetes Foto am

このオランダ人女子ライダーには沢山のスポンサーが付いているかもしれないが、ビッグスポンサーは1社も付いていない。2014年、彼女は自身にとっての最大のスポンサーで、キャリアを通じてずっと関係を保ってきたVolcomから契約を切られた。長年怪我と戦いながらライディングを続けてきた30歳手前のベテランダイバーの彼女は、徐々に戦えなくなっていたこともあり、この契約解除は彼女にとって大ダメージとなった。しかし、彼女は引退を選択する代わりに、2014 FIS Big Air World Championshipで優勝して見事なカムバックを果たすと、2016年2月にはオスロで開催されたX GamesのBig Airでは自身初のX Gamesメダルとなるゴールドメダルを獲得した。Volcomの判断は間違っていたのだ!

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