マーカス・クリーブランドという才能

スノーボードシーンにセンセーションを巻き起こしてきた神童のこれまでを映像と共に振り返る。
マーカス・クリーブランド © Mia Feline
By Jason Horton

マーカス・クリーブランドにとっては忙しい11月になった。我々のような一般のスノーボーダーはようやくギアのホコリを払って天気予報をチェックし始めたところだが、この若きノルウェー人ライダーはすでに2週間以内に2つのメジャーイベントを制している。まず、イタリア・ミランで開催されたFIS Big Airでワールドカップ初勝利を得たクリーブランドは、その翌週には中国・北京で開催されたAir + Styleで世界記録を更新し、そのまま優勝を飾った。

クリーブランドはまだ17歳だが、我々は彼に以前から注目してきた。そこで今回は彼の功績を振り返っていこう。

クリーブランドはたった8歳で、既に地元ノルウェー・ドンボースの丘で720°をメイクしていた。そして、父親がその姿を映像に収めてYouTubeに投稿したことで、彼は世界から注目を集めるようになった。

2010年、11歳になったクリーブランドは先輩ライダーたちに急速に追いついていった。上の映像では、高難易度のトリックをメイクしながらも、やがて彼のトレードマークになるシルクのようにスムースなスタイルと圧倒的な精度がすでに確認できる。11歳でこのレベルのバックサイド・ダブルコーク1080°をメイクしていたとは…。

2013年には13歳でバックサイド・トリプルコーク1440°をメイクし、少年でも大人のトリックを問題なくメイクできることを証明した。当時のクリーブランドは、このトリックのインスピレーションとなった人物として、トリプルコークの生みの親であるノルウェー人ライダー、トースタイン・ホグモの名前を挙げている。

2015年には16歳でクワッドコーク1800°をメイクし、ビリー・モーガン、マックス・パロットに続く3人目の「クワッド・クラブ」のメンバーとなった。初挑戦時こそ微妙なトリックメイクとなったが、1年が経過した2016年現在は、美しいスタイルで問題なくメイクできるようになっている。

そして2016年。ミラン、北京を制したクリーブランドの未来はどうなるのだろうか?

ひとつ分かっているのは、楽しさをとことん追求するこの才能溢れる若者がスノーボードシーンを完全支配するようになるのは時間の問題だということだ。

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