今年で12年目を迎える世界最高峰の1対1ブレイクダンス・バトルコンテスト Red Bull BC One。
その日本代表を決するRed Bull BC One Japan Cypher(7月11日(日)、名古屋)のシードB-BOY4人目は、岐阜から選出されたKentだ。
近年東西を問わず活躍するKentの10問10答インタビュー、ユニークなバックグラウンドにも是非注目だ!
Q1:自己紹介を
B-BOY Kent、現在25歳です。岐阜が拠点で、ブレイキン歴は高1から、約10年になります。
Q2:B-BOY Nameの由来は
本名の研人という名前から。
Q3:Red Bull BC one Japan Cypherへシードが決定しました。今の気持ちを
B-BOYからしたら、Red Bull BC Oneは夢の舞台。まさか自分が、とは思いましたが、出るからには本気で頑張りたいと思います。キッカケを頂いたので、練習にもかなりスイッチが入りました。
Q4:普段はどんな生活を?
平日は週5日仕事をして、土日は月に2−3回くらいは遠征に出かけてバトルに出たりしています。あとは地元の岐阜で子どもたちにダンスを教えています。子供がめちゃくちゃ好きですね。
練習は家でやっています。田舎なので、他に場所がなくて(笑)。狭い環境での練習なので、一長一短があります。良い所は、狭いサークルでも出来るトリックを生み出せたり、コントロールを身につけることが出来たりするところ。パワームーブがどうしてもやりにくいのが短所ですね。
Q5:自分のスタイルについて
細かな、ちょっとしたトリックをたくさん使う感じです。あとは「綺麗さ」にこだわりがあります。
B-BOYのアート的な美しさは、自分の中でこだわりです。伸びるところがきちんと伸びている、とか。倒立だったら、完全に左右対称になっていないと気になってしまう(笑)。地元の自然の景色やきれいなもの、光るものがインスピレーションになっています。
Q6:影響を受けた映像・イベント
イベントそのものでは、VIBE OUTとRed Bull BC One。あとオランダのIBEは、あの規模感というか、存在そのものがすごいなと思います。
Q7:ブレイキンをやっていなかったら、何をやっている?
釣りやスノボが好きなのでもっとやっていると思います。あと楽器もですね。ピアノかフルート。色々なことに興味があって、多趣味な方です。
Q8:何故ブレイキンをやっているか
楽しいからです。根本的に、ダンスが大好きですね。
はじめは高校の友だちがウインドミルの分解写真をプリントで持ってきて、一つ一つそのコマの通りにやってみたところからスタートしました。情報もなかったし先生もいなかったので、トーマスもエアーもヘッドも技の名前すら知らなかったですね(笑)。
最近は、競争していなかったその頃の原点、出来ないことが出来るようになっていく「楽しさ」に回帰して、あまり周りと自分を比べなくなりました。
Q9:過去の自分に言いたい、3つの言葉
「ダンスをもっと早くやっておけばよかった」:小1くらいから始めたかったです。
「ピアノを続けておきなさい」:小1〜小6までやっていたんですが、辞めてめっちゃ後悔しました。今も続けていたなら、自分のダンスがまた新しいカタチの作品になれたかも、と思います。
Q10:影響を受けた人
Ryo-z君。5〜6年前、大阪で練習場所が一緒で、彼に出会って、ブレイキンが「凄さ」だけじゃないんだと気づくことが出来ました。あとはフランスのJuniorですね。昔はストロングスタイルでした。
スノボなんかもやってみて楽しくてよかったんですが、B-BOYには、道具がいらない。体一つで、全国に友達がつくれるという部分が、ブレイキンの素敵なところ。
もっとB-BOYが増えて、日本中、世界中にB-BOY/B-GIRLがあふれれば良いのにな、って思います。