異常な強さを誇った豪鬼
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【もはやチート…!】格闘ゲーム最強キャラ 10選

格闘ゲームの長い歴史にその名を刻むチート級の強キャラクターを紹介!
Written by Pete Dreyer
読み終わるまで:9分最終更新日:
『Dota 2』、『League of Legends』、『Overwatch』などを含む、あらゆるトーナメント対応のマルチプレイヤーゲームと同様、格闘ゲームもゲームバランスの善し悪しが成功のカギを握っている。むしろ、1対1の対戦となる格闘ゲームでは、その重要性は他のジャンルよりも高い。最初から圧倒的に不利と分かっているキャラクターとの対戦は誰も望まないのだ。
『スマブラ』シリーズや『ストリートファイターIV』が格闘ゲームシーンに新規プレイヤーたちを惹き寄せ、更には『ストリートファイターV』のリリースも控えていることから、今回は格闘ゲームの歴史を改めて振り返り、チート級の異常性能を誇るキャラクター/ボスキャラクターを集めてみた。口が裂けてもフェアとは言えない10人を紹介しよう。
01

豪鬼(スーパーストリートファイターIIX)

豪鬼は『スーパーストリートファイターIIX』で隠れキャラクターとして初登場して以来、ファンの間で高い人気を誇っているが、様々な理由から世界各地のプロトーナメントでバン(使用禁止)されてきた。豪鬼は基本的にはリュウと同系統だが、空中から斜め下に放つ斬空波動拳や強烈な灼熱波動拳などを備えている他、機動性能も高い。斬空波動拳は距離を取られると回避可能で、一度コーナーに追い詰められれば、今度は高速の灼熱波動拳で押し込まれてしまう。豪鬼は『IIX』以降もこの高性能を維持し続けてきたが、あまりの強さから何度もバランス調整が行われており、近年の豪鬼は体力が弱点になっている。ちなみに、『IIX』や『II Turbo HD Remix』のトーナメントでは未だにバンされているキャラクターだ。
02

ギル(ストリートファイターIII)

この男に対しては怒りしかない。異常とも言える通常技は画面半分の距離から放たれてもヒットし、ブロックも通用しない。また、機動性能も高いため、こちらの攻撃がヒットさせにくく、回避も困難だ。そして、彼のパワーに屈して倒れると、上から目線で「Kneel before your master(主の前に跪くがよい)」と偉そうに言われてしまう。しかも、もはや馬鹿げているとしか言いようがないスーパーアーツ “セラフィックウィング” はプレイヤーの体力の半分以上を奪う破壊力を誇っている。しかし、ギルを世界最凶のチートキャラのひとりにしている理由は、もうひとつのスーパーアーツ “リザレクション” だ。これは、スーパーアーツゲージが溜まっている状態でKOされると、自動的に体力が回復するというチートぶりで、ようやく倒したと思っても、再度彼に挑まなければならなかった。
03

アザゼル(鉄拳6)

アザゼルが厄介な理由は、彼には『鉄拳』の一般的なプレイが応用できないという点だ。巨体(ゆえに攻撃回避が非常に難しい)だが、機動性能とブロック性能が高く、こちらの攻撃をヒットさせにくい。むしろ、カウンターを含むどんな攻撃もブロックしてくる。しかも、ビームなどの飛び道具は避けにくく、コンボも非常に厄介で、リーチの長い通常攻撃はスタンされやすい。アザゼルは「不条理なラスボス」の代名詞と言えるだろう。プレイアブル・キャラクターでないのは当然の処置だ。
04

エディ・ゴルド(鉄拳3)

『ソウルキャリバー』のアスタロスと同様、エディ・ゴルドはベテランプレイヤーにとってはそこまで厄介な存在ではない。ベテランならば彼の動きに隙を見つけて、弱点につけいれるはずだ。しかし、カジュアルプレイヤー同士の対戦で片方がエディ・ゴルドを選択した場合は、ゴルドを選択しなかったプレイヤーがコントローラを投げつけて破壊する可能性が高い。真面目な話、スペアのコントローラを用意しておいた方が良いだろう。ゴルドを選択すれば、キックボタンを連打していれば勝手にカポエラスタイルのキックを次々と繰り出すため、素人でも簡単に勝利できるのだ。一方、対戦相手は彼のムーブを研究しない限り、何が起きているのか理解できないので、パンチを差し込もうと思った瞬間に、キックを食らってしまうという状況に陥ってしまう。
05

ギース・ハワード(餓狼伝説/キング・オブ・ファイターズ)

『餓狼伝説』のラスボスとして知られるギース・ハワードは「まさに外道!!!」なキャラクターだ。初登場時から強烈なパワーを誇っていたハワードは『キング・オブ・ファイターズ』シリーズでも続投されているキャラクターだが、豊富な技と飛び道具を誇る彼を倒すのはとにかく厄介だ。『餓狼伝説』のボスキャラとしての彼は、怒りと共に登場すると高速で移動しながら飛び道具 “烈風拳” を無限に放ってきた。しかも、カウンター性能も高いため、プレイヤーがジャンプして懐に飛び込もうとしても、まるでどのボタンが押されたのかを知っているかのごとく、正確なタイミングの跳び蹴りでカウンターを当ててきた他、烈風拳を飛び越えようとしても、それを見計らったかのように攻撃を繰り出してきた。勧善懲悪のストーリーのラスボスに相応しいキャラクターだった。
06

アスタロス(ソウルキャリバー)

チートキャラの宝庫とも言える『ソウルキャリバー』(ジークフリートとキリクも今回のリストの候補だった)において、恐らくアスタロスは最悪のチートキャラではないだろう。しかし、アスタロスはトンデモサイズの大斧と格闘ゲーム史に残るチート性能を誇るスペシャルムーブを備えているので、初心者にとっては悪夢と言えるだろう。彼のランニングヘッドバットはブロックボタンに慣れていないプレイヤーをステージ外に吹き飛ばすパワーを誇り、たとえブロックできたとしても、大斧を振り回す技を備えているため、懐に飛び込むことは不可能だ。ちなみに攻撃力も異常に高い。
07

ヨーダ(ソウルキャリバー4)

『ソウルキャリバー4』はバンダイナムコが手がけてきたこのシリーズの中では高い完成度を誇っている1本だ。そして、この作品は宇宙の遙か彼方からスペシャルゲストを迎えており、PS3版にはダース・ベイダー、Xbox 360にはヨーダが登場した。そう、あの小柄なジェダイマスターが3Dで圧倒的な攻撃をしかけてくるのだ。異常なスピードを誇る上に、攻撃と掴みの大半はプレイヤーの頭上に落ちてくるため、対戦相手はどんどん勝手に体力が削られてしまう。対戦相手としては非常に厄介なキャラクターだ。
08

センチネル(Marvel vs. Capcom 3)

センチネルは『Marvel vs. Capcom 2』では強キャラどころか神キャラだったが、『Marvel vs. Capcom 3』でも笑えない強さを誇っていた。スピードは遅く、当たり判定も大きいため、優れたプレイヤーならば攻略可能だったため、その強さは「ムリ」ではなかったにせよ、「チート」だったことに変わりはない。センチネルは画面上のどこにいても最低でも相手の体力の半分程度を削れる高火力を誇っており、特に空中から放たれるロケットパンチのリーチは異常に長かった。そこに3種類のハイパーコンボを加味すると、センチネルは実に厄介なキャラクターと言え、特に後述の赤いヘルメットのオッサンと組ませた時は手が付けられなかった。
09

ダークフェニックス(Marvel vs. Capcom 3)

真実を言えば、誰もが『Marvel vs. Capcom 3』におけるフェニックス及びダークフェニックスが優秀なキャラクターであることを認めていた。しかし、ダークフェニックスにレベル3のX−ファクターを組み合わせた時の異常なパワーが発覚したあとは、彼女を使用しないあらゆるプレイヤーに嫌われることになってしまった。しかし、多くのプレイヤーが彼女をメインとして使用しなかったのは興味深い事実だ。素晴らしいスピードとパワーを誇り、飛び道具の通常攻撃も優秀なダークフェニックスには、コンボ1回でKOされてしまう脆弱な体力という問題があったのがその理由だった。とはいえ、X-ファクターを発動すれば、火力がパワーアップする上に削られにくくなり、しかも、数回攻撃を食らうだけでパワーゲージが簡単に溜まり、体力が全回復するという仕様だった。馬鹿げているとしか言いようがない。
10

マグニートー(Marvel vs. Capcom 2)

コミックスで絶対的な存在として描かれているマグニートーを『Marvel vs. Capcom 2』で再現するためにどれだけの労力がつぎ込まれたのかを考えると、彼をチートと呼んでしまうのはやや可哀想だが、異常な強さを誇っていたのは事実だ。高速と連続技を誇ったマグニートーは『Marvel vs. Capcom 2』で最強の名を欲しいがままにしたトリオ、MSS(マグニートー、ストーム、センチネル)の最重要キャラクターだった。また、最低でも6連続で繰り出せる高火力コンボを備えていた他、ゲージの溜まりも速かった。彼に慣れるにはある程度の時間が必要だったにせよ、永久コンボだけでも十分にチートキャラだった。同じくゲージの溜まりが速く、遠距離・近距離攻撃のバランスに優れたストーム、そして圧倒的な強さを誇ったセンチネルと組んだMSSが、長期に渡って『Marvel vs. Capcom 2』最強トリオと呼ばれていたのは実に納得のいく話だ。
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