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『GTA VI』の舞台にふさわしい都市は?

Rockstar Gamesの手がけるモンスターシリーズの最新作はどこを舞台にすべきだろうか?
Written by Jon Partridge公開日:
『GTA』シリーズ最新作の舞台は??
『GTA』シリーズ最新作の舞台は??
Rockstar Gamesが手がける『GTA』シリーズよりも大きな成功を収めているオープンワールドアクションアドベンチャーゲームは存在しない。そして、その最新作『GTA V』の舞台となったロスサントスを数年間かけて隅から隅まで探索してきた我々は、次作の舞台がどこになるべきなのかについて考えてみることにした。
これまでの『GTA』シリーズは、ニューヨーク、マイアミ、ロサンゼルス、サンフランシスコをモチーフにした架空の都市を舞台にしてきたが、このシリーズのために3Dレンダリングされる準備が整っている都市は、米国外にも数多く存在する。
『GTA』シリーズは、拡張パックとしてロンドンをフィーチャーした以外は、米国内の都市をモチーフにしてきたため、我々は、『GTA VI』では新しいロケーションが選ばれるのではないかと気を揉んでいる。
もちろん、『GTA』シリーズである限り、どの都市が舞台になっても最高のゲームになるはずだが、今回は、『GTA VI』の舞台に最適と思われる10都市をピックアップしたてみた。

1:ロンドン

Rockstar Gamesは、記念すべき第1作『GTA』の拡張パック『GTA ミッションパック #1 ロンドン 1969』でこの都市を既に取り上げているが、我々の住む世界はこれがリリースされた1995年からは大きく様変わりしており、『GTA』シリーズ自体が3Dになっている他、ロンドン自体も大きく変わっている。今のロンドンは大量のパロディ要素を取り込んだデジタル化にはパーフェクトな都市だ。
ロンドンはSonyの『The Getaway』シリーズなどで既にビデオゲーム化されているが、Rockstar Gamesがユニークな視点で描くロンドンは、ロスサントスやリバティーシティに匹敵する面白いプレイグラウンドになるはずだ。第一、Rockstar Gamesの数多くの作品は英国内で開発されており、縁も深い。
ニューヨークやロサンゼルスの碁盤の目のようなストリートとは異なる曲がりくねったストリートや数多くの観光地、それぞれが独立した小さな町のように感じられる行政区、素晴らしい地下鉄システムなどを備えたロンドンの再現はRockstar Gamesにとって大きなチャレンジになるはずだが、是非とも実現して欲しい。

2:ローマ

ローマとビデオゲームという組み合わせは、スピード感溢れるカーチェイスや激しい銃撃戦が特徴の『GTA』シリーズよりも、単調なリアルタイムストラテジーゲームかローマ帝国時代をテーマにした歴史物のゲームを思い起こさせるが、落ち着いて考え直してみよう。ローマも素晴らしい舞台になるはずだ。
石畳の狭いストリートはミニクーパー的な小型車で走り抜けるのにパーフェクトだが、同時にベスパのようなスクーターにまたがって市内を颯爽と走り回るのも楽しいだろう。また、古代遺跡や闘技場はドラマティックなフィナーレにうってつけだ。不規則で入り組んだストリートとゴージャスな建築物を誇るローマは、パーフェクトな舞台を提供してくれるはずで、しかも、映画『ミッション:インポッシブル』シリーズのようなバチカン市国への侵入ミッションも楽しめるだろう。

3:東京

SEGAの『龍が如く』シリーズが我々に教えてくれたことがあるとするならば、それは、日本の首都を舞台にしたオープンワールドアドベンチャーはどんなストーリーやアクティビティにも対応できるということだろう。その意味で、東京は『GTA』シリーズに最適な都市と言える。
今や観光名所となった渋谷の交差点、歌舞伎町からゴールデン街にかけて広がる新宿の裏通り、外国人がたむろする夜の六本木、そして美しい上野公園まで、東京には数多くの見どころがあり、『GTA 2』と『GTA III』に登場したZaibatsu Corporationの皆さんなど、過去の『GTA』シリーズを彩った魅力的なキャラクター陣が再登場できる可能性もある。
また、この都市を描く場合は現代でなくても良いだろう。『ジェットセットラジオ フューチャー』や『Rocket League』のようなゲーム、そして『AKIRA』のような漫画やアニメに登場している近未来の東京も『GTA』シリーズにとっては面白い舞台設定になるはずだ。東京はこれまでに数多くのゲームが取り上げてきた大都市だが、Rockstar Gamesが描く東京は間違いなく歴史に残る美しさと面白さを提供してくれるはずだ(あえて言うことでもないが、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の東京は適当で酷かった)。

4:香港

香港が舞台だった『スリーピングドッグス 香港秘密警察』
香港が舞台だった『スリーピングドッグス 香港秘密警察』
「東洋の真珠」と呼ばれる香港は、数多くのビデオゲームが舞台に設定してきた都市だ。『GTA』シリーズに近い3Dレンダリングでこの都市を描いたゲームとしては、『スリーピングドッグス 香港秘密警察』が頭に思い浮かぶが、Rockstar Games版はアクションが更に充実するだろう。
『スリーピングドッグス 香港秘密警察』は秀作だったが、このゲームの香港にはRockstar Gamesのような細部までのこだわりが感じられなかった。『GTA』シリーズとして描かれる香港はネクストレベルの美しさになるはずで、三合会の関わり方もより面白く表現されるはずだ。また、香港は高層ビル群でも知られているが、『スリーピングドッグス 香港秘密警察』はそのほんの一部に触れていただけだったので、この点についても期待したい。

5:ワシントンD.C.

『スプリンターセル コンヴィクション』に登場したワシントンD.C.
『スプリンターセル コンヴィクション』に登場したワシントンD.C.
Rockstar Gamesが再び米国内の都市をモチーフに選ぶのであれば、米国の首都ワシントンD.C.が最適だろう。この都市にはRockstar Games的な「政治」を表現できる全てが揃っている。また、ワシントン記念塔、ホワイトハウス、ペンタゴンなどが存在しているため、議会議事堂を中心に広がるこの都市を舞台に強盗ミッションなど様々なミッションが楽しめるはずだ。そして、フレンドシップ・ハイツ、チェビー・チェイス、マウント・プリーザントなど、実在するダサい地区名は必ずイジられるだろう。

6:シドニー

オーストラリアを舞台にした『Forza Horizon 3』
オーストラリアを舞台にした『Forza Horizon 3』
『GTA VI』が南半球を舞台にするのも悪くないアイディアだ。シドニーはオーストラリアの首都ではないが、オーストラリアを代表する活気溢れる大都市のひとつで、アイコニックな建築物や美しい住宅地、そして昼夜を通じて喧騒が絶えない中心地などが揃っているため、『GTA』シリーズには最適と言えるだろう。ただし、ロンドン、東京と同じく左側通行なので盗難車をドライブする時は注意が必要だ。

7:エジンバラ

美しい景観を誇るエジンバラ
美しい景観を誇るエジンバラ
『GTA』シリーズを手がけてきたRockstar Northが、自分たちが拠点にしている都市を舞台にするのも悪くないだろう。スコットランドの首都には長い歴史と数多くのアイコニックな建築物が揃っているため、奥深いストーリーを展開する舞台としては最適だ。また、これまでビデオゲームがほとんど取り上げてこなかった都市というのも彼らにアドバンテージをもたらすだろう。
エジンバラにはLifeInvaderのオフィスのような奇妙でモダンなビル群は存在しないが、様々な建築様式の歴史ある建築物、曲がりくねったストリート、そして巨大なエジンバラ城などが美しいバックドロップを提供してくれるはずだ。また、『GTA』シリーズにはスコットランド人が不足気味なので、その意味でも丁度良いだろう。

8:サンパウロ

『マックス・ペイン3』にはブラジルが登場した
『マックス・ペイン3』にはブラジルが登場した
Rockstar Gamesは『マックス・ペイン3』でサンパウロを取り上げているが、『GTA』シリーズのオープンワールドとして表現されるのであれば、再訪する価値はあるだろう。
ブラジル最大の都市サンパウロは、同国を代表する高層ビル群が立ち並ぶ都市として有名なので、ヘリコプターで移動するには理想的だ。また、素晴らしいアートやカルチャー、充実しているナイトライフや食事など、過去の『GTA』シリーズが力を注いできた部分も全て揃っている。
また、サンパウロは経済力があるものの、郊外にファベーラを抱えているため、強烈なコントラストを持つ都市としても知られている。ここを舞台にした『GTA』シリーズは間違いなく面白くなるはずだ。

9:リオデジャネイロ

ブラジル随一の景観を誇るリオデジャネイロには、ゴージャスなビーチ、エキサイティングなナイトライフ、美しい観光地が揃っているため、『GTA IV』に最高の舞台を提供してくれるはずだ。Rockstar Gamesによって再現されたリオデジャネイロはバイスシティに似た雰囲気の都市になるはずだ。
コルコバードのキリスト像が見下ろしているこの太陽に恵まれた都市は、アクティビティ(善悪を問わず)に溢れている。『Angry Birds Rio』がこの都市を再現していたとは到底思えないため、前例を気にせずに開発に取り組んでもらいたい。

10:パリ

「花の都」と呼ばれるパリは、『GTA』流にアレンジして再現できる美しい景色や印象的な建築物・観光地が大量に揃っているマルチカルチャーで活気溢れる大都市だ。
エッフェル塔からのスカイダイビング、エトワール凱旋門からのラペリング、そしてルーヴル美術館への侵入など、Rockstar Gamesの手にかかれば、パリはロスサントスも敵わないようなスペシャルなロケーションに姿を変えるはずだ。『アサシン クリード ユニティ』もパリを美しく描いていたが、もっと上手く表現できるはずだ。

おまけ:バイスシティ

バイスシティ再訪も悪くない
バイスシティ再訪も悪くない
リバティーシティに舞い戻った『GTA IV』のように、『GTA VI』も新しい都市を舞台にする必要はないのかもしれない。そして、既に舞台となった都市の中からひとつ選ぶとすれば、それはバイスシティになるだろう。マイアミをモチーフにしたバイスシティは天候に恵まれているカラフルな都市で、サウンドトラックも優秀だったので、美しくなったグラフィックスと共に再訪してみるのも良いだろう。スケールアップした海岸沿いのこの都市を探索すれば、『GTA バイスシティ』よりも更に多くのアクティビティが楽しめるはずだ。