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2019年2月5日、“バトルロイヤル” を完全に変えることになる『エーペックスレジェンズ』と呼ばれるビデオゲームがリリースされた。2024年2月、このゲームは5周年を迎えたが、同時にシーズン20《ブレイクアウト》がリリースされて、『エーペックスレジェンズ』史上最大のゲームプレイの変更が行われた。
というわけで、2024年2月13日にリリースされたばかりの『エーペックスレジェンズ』シーズン20《ブレイクアウト》の機能やシステムについてまとめたので、早速チェックしていこう!
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レジェンドアップグレード
『エーペックスレジェンズ』は過去5年で進化を続けてきた。その5年間を祝うシーズン20では、ゲームプレイを大きく変える特別なイノベーションが用意された。それが “レジェンドアップグレード” だ。
新シーズンでは各レジェンドが合計4種類のアップグレード(パーク)から任意のアップグレードを選んでマッチ中に進化できるようになった。この変更の結果、プレイヤーがゲームプレイをパーソナライズする方法が大幅に増えた。
“レジェンドアップグレード” は “進化システム” と関連しており、Respawn Entertainmentのデザイナー、ジョン・ラーソン(John Larson)氏は、これらは序盤から中盤にかけて特に大きな影響を与えるとしている。“レジェンドアップグレード” のレベルは以下の通り:
- レベル1:白アーマー / アップグレードなし
- レベル2:青アーマー / 2種類のアップグレードから選択
- レベル3:紫アーマー / 2種類のアップグレードから選択
- レベル4:赤アーマー / アップグレードなし
各レジェンドに備わっている3種類の基本アビリティはこれまでと同じだが、マッチ中に経験値を獲得していくと、各レジェンドの基本アビリティに変化を加えられるアップグレードが獲得できるようになる。
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主なアップグレード
たとえば、【マッドマギー】は《レッカーボール》から火を噴かせることができるようになる。
また、【ジブラルタル】は戦術アビリティの範囲を狭めクールタイムを25%短縮したり、効果時間を4秒延長したりできるようになった。そしてこれは注目だが、【ライフライン】は自己蘇生が可能になる。このように、シーズン20ではすべてのエージェントがアビリティをアレンジできるようになった。
その他にも、複数のエージェントに振り分けられている一般的なパークもあり、蘇生したチームメイトのHPをある程度まで回復できたり、敵をノックダウンするとショットガンが自動でリロードできたりするようになる。
『エーペックスレジェンズ』を最高のコンペティティブシューターにすることが目標です
また、各レジェンドのクラス特性を満たすことでも進化ポイントまたは経験値が獲得できるようになったので、回復や蘇生などをしていくことでも進化できる。
“レジェンドアップグレード” が実装された背景には、『エーペックスレジェンズ』をよりダイナミックなゲームにしたい、マッチごとにユニークな展開にしたいという開発側の思いがあった。
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進化ポイント
進化ポイントを素早く集めてレジェンドをレベルアップさせるために、進化ポイントの新しい集め方も用意された。
まず、マップ上にランダムに配置される《進化ハーベスター》にアクセスすれば、部隊全員が大量の進化ポイントを獲得する。また、《進化キャッシュ》も用意された。これは非常にレアで見つけにくいが、集めると最大レベルに到達できる。
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新アーマーシステム
『エーペックスレジェンズ』シーズン20ではアーマーシステムも刷新され、マップ上にアーマーが置かれなくなった。その代わりに先述の “レジェンドアップグレード” を通じてアーマーをアップグレードしていく必要がある。
Respawn Entertainmentは新規プレイヤーの取り込みを狙っており、運ゲー的な要素を減らすこの変更によって、その目標を達成しようとしている。
この変更を受けて、プロプレイヤーたちは涙目で「アーマースワップができなくなるの?」と思っているかもしれないが、グッドニュースだ。
というのも、『エーペックスレジェンズ』シーズン20でもアーマースワップは可能だからだ。ただし、アーマーではなく《シールドコア》と呼ばれるアイテムに置き換えられた。
《シールドコア》にはアーマーと同じ色が存在し、現在の自分のアーマーレベルと同じ色の《シールドコア》を拾えばアーマーが全回復する。また、自分のアーマーレベルより上の色の《シールドコア》を拾えば、オーバーシールド状態となり、一時的にその《シールドコア》の色のレベルのアーマー効果を得られる。
オーバーシールド状態は30秒経過すると終了する。終了後は自分のレベルのアーマーが全回復した状態に戻る。
05
シンプルになったクラフト
Respawn Entertainmentでリードバトルロイヤルデザイナーを務めるジョシュ・モーハン(Josh Mohan)氏は「『エーペックスレジェンズ』を最高のコンペティティブシューターにすることが目標です」と語っているが、改良を重ねていくとどこかのタイミングでシステムや通貨、アイテムなどが行き過ぎた状態になってしまう。
その状態を避けるために、彼らは『エーペックスレジェンズ』シーズン20でクラフトシステムをシンプルに戻した。結果、シーズン20ではクラフト材料がひとつも存在せず、レプリケーターに行けば材料がなくてもクラフトができるようになった。しかし、各プレイヤーは1マッチにつき1回しかレプリケーターを使用できない。
また、シーズン20のレプリケーターでは特定のアイテムしかクラフトできなくなった。クラフトできるのは医療キット・弾薬・シールドバッテリー・プレイヤーバナーのみで、武器やアップグレードはクラフトできない。また、クラフトの時間が大幅に短縮され、レプリケーターでアイテムを選択すればすぐに入手できる。
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新期間限定モード:ストレートショット
『エーペックスレジェンズ』シーズン20には新期間限定モード《ストレートショット》が収録された。これはスピーディーかつシンプルにマッチを楽しむためのモードだ。
《ストレートショット》のプレイヤー数は30人、マップは狭く、ランダムなランドマークに降下する(ジャンプマスターなし)。
このような特徴の《ストレートショット》はスタート直後からスピード感に溢れるプレイが楽しめるが注意が必要だ。というのも、ランダムなランドマークには2チームが振り分けられるので、いきなり交戦する可能性があるからだ(交戦の回避も可能)。
また、《ストレートショット》では武器にアタッチメントなどがあらかじめ装着されている。
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新ミックスモードマップ:サンダードーム
ミックスモードに新マップ《サンダードーム》が追加された。こちらはエンターテインメント空中施設で外周は観客席となっている。
観客がいるため雰囲気は『The Finals』に似ているかもしれないが、デザインは5年前のリリース時のマップ “キングスキャニオン” からインスプレーションを得たものになっている。
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さらなる変更点
もちろん、上記だけがシーズン20のイノベーションではない。5周年を盛大に祝うシーズンなので、マップ上に様々なデコレーションも施された。マップ内には派手なグラフィックエフェクトやバルーンなどが配置されている。
また、期間限定の「5周年アニバーサリー コレクションイベント」も開催されている。
ランクシステムも刷新され、シーズン20開始時点で全プレイヤーが1RPからスタートする。経験値の獲得方法が大幅に増える他、連続トップ5ボーナスとチャレンジャーボーナスも追加された。
さらに、PS5版とXbox Series X|S版が120FPS対応になり、PC版と同じようなスムーズなゲームプレイが楽しめるようになった。
このように『エーペックスレジェンズ』シーズン20には様々な変更が加えられたが、シーズンを通じてさらなる追加も行われる予定なので楽しみだ。
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