1月末に「2月になれば『タイタンフォール』シリーズを手がけたチームが開発した無料バトルロイヤルゲームが大人気になるはずさ」と言ったら、おそらく全員に大笑いされていたはずだ。
また、EAも、このようなマーケティング予算をかけなければならないビッグタイトルをサプライズリリースするようなパブリッシャーではない。
しかし、どうだ。『Apex Legends / エーペックス・レジェンズ』は今や世界的大人気で、誰もが無料プレイを楽しんでいる。
“バトルロイヤル” は、数百億ドルの収入を得た『League of Legends』を見て、誰もがMOBAタイトルを開発しようとした時以来のグローバル・トレンディ・ジャンルだが、メジャースタジオからはバトルロイヤル専用AAAタイトルは1本もリリースされていなかった。
また、パブリックテストほぼゼロでこのタイトルをリリースするのは非常に大きなリスクだったはずだ。
しかし、EAは見事にホームランを打った。『Apex Legends』は最高のバトルロイヤルタイトルのひとつだ。
とはいえ、『Apex Legends』は、『フォートナイト』や『PUBG』と大きく異なるため、バトルロイヤルファンでも、多少混乱してしまうような部分がいくつかある。そこで今回は、『Apex Legends』の世界へ降下する際に役立つヒントをいくつかリストアップすることにした。
『Apex Legends』に用意されているチームメイトとの連携用機能の中でベストのひとつと言えるのが、ゲームスタート直後の降下フェーズをひとりのプレイヤーに任せられる機能だ。
このゲームでは、チーム全員で同じポイントに降下してすぐにチームバトルを展開できるため、他のバトルロイヤルタイトルのスクワッドやデュオのように、バラバラに降下したあと、どこに誰が潜んでいるか分からないエリアを移動してチームメイトと合流する必要がない。
もちろん、その降下地点を決める役割 “ジャンプマスター” ではないプレイヤーには、自分の好きなポイントに降下できる選択肢も用意されている。しかし、この選択肢を選んでいるプレイヤーは少ないように思える。
ジャンプマスターが何かの都合でコントローラーから離れている、または何かの間違いで最悪のポイントに降下していない限りは、ジャンプマスターから離れずに降下するようにしよう。
チームがまとまっていれば、マッチ前半の戦闘での勝率と生存確率が大幅に高まる。単独降下は危険で、ジャンプマスターの気を悪くする可能性もあるので、できるだけ避けよう。
『Apex Legends』では、他のバトルロイヤルと同様、キルした敵はデスボックスになる。そして大抵の場合、誰もがそのデスボックスの中身を漁ることになる。
しかし、デスボックスを漁るのは、敵から攻撃を受けるリスクが高い。また、リスクを負って漁ったのに、ピストル以外に何も入っていなければ、大きな落胆を味わうことになる。
しかし、このリスクと落胆を避ける方法がある。デスボックスには複数の色が存在し、その色は中身のレア度を示している(レア度が最も高いアイテムに準ずる)のだ。
たとえば、グレーだったらレア度がノーマルのアイテムしか入っていないことを意味し、ゴールドだったら、レジェンダリー装備が最低1個は入っていることを意味する。ある程度の装備が揃っているならブルーのデスボックスは漁らなくても良いが、パープルならチェックする価値はあるかもしれない。
この色分けを理解すれば、大ピンチに陥っていない限り、グレーのデスボックスに駆け寄らなくなるだろう。
『Apex Legends』には複数の移動方法が存在する© EA
3. ダメージ値の色で敵のアーマーレベルを判断する
『Apex Legends』では、敵に攻撃を当てると、“これぞビデオゲーム” という感じで、その敵に与えたダメージ値が数字で表示される。しかし、見過ごされがちなのが、この数字がその敵のアーマーレベルを示しているという事実だ。
数字がシンプルなホワイトなら、その敵のアーマーレベルは1を示しており、ブルーならレベル2、パープルはレベル3となっている。レッドはアーマーなしだ。また、イエローは、ヘッドショットを決めたことを意味しているが、アーマーレベルは分からない。
バトルロイヤルタイトルでランダムプレイヤーとチームを組む、いわゆる “野良” を楽しんでいるプレイヤーが、ダウン / キル直後にマッチから退出するのは特に珍しい話ではない。
「チームを組んでいたとはいえ、見ず知らずのプレイヤーたちがどうなるのかをあと20分も見続けるのは退屈だし、勝っても負けても自分には関係ない」 - こう考えるのは仕方がない。
しかし、『Apex Legends』では、ダウンしたあと、チームメイトがバナーを回収してリスポーンビーコンへ向かってくれれば復活できる。これは非常に重要なシステムだ。我々も、野良でプレイしていた時に、チームメイトにバナーを回収してもらって復活した経験がある。
チームメイトがダウンして、バナー回収待ちになったら、バナーを回収して、リスポーンビーコンへ運ぶようにしよう。もちろん、復活したプレイヤーの装備はゼロになるが、プレイは続けられる。
ダウン直後にマッチから退出してしまえばこのチャンスがなくなってしまうので、少し我慢して最後まで見守ろう。
マップ上にジップラインが付いている巨大なバルーンが点在していることに気が付いている人もいるだろう。
我々が、これが何なのかを理解するまではしばらく時間が必要だったが、この最上部まで登れば、ドロップインと同じように飛んで一気に移動できることが分かった。
リングに追われている時は、このバルーンの上に登って、リング内に飛び込むようにしよう。あまり役に立たなそうに見えるのだが、積極的に使おう。
チームの降下ルートとサプライシップの通過ルート次第だが、この2つのルートが重なるようなら、アイテムが大量に落ちているサプライシップの上へいきなり降下しても良いだろう。
サプライシップはプレイヤーチームの降下と同時に移動を始めたあと、マップ上のどこかに着陸するので、降下後もアイテムを回収できるチャンスはある。
しかし、着陸前にサプライシップ内部に乗り込めれば、誰よりも先に優れたアイテムを手に入れて、地上にいる敵チームに先制攻撃を仕掛けることができる。
もちろん、どのチームもこのチャンスを狙っているので、このプランのリスクは高く、ライバルチームとサプライシップ上で鉢合わせれば、狭いサプライシップ内で装備を奪い合わなければならなくなる。しかし、運良く占有できれば、マッチ前半で優位に立てる。
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