マックス
フェルスタッペン
生年月日 | 1997年9月30日 |
|---|---|
出身地 | ベルギー出身 |
Age | 28 |
国籍 | オランダ |
デビュー | 2015 |
競技 | カーレース(F1) |
元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンを父に持つマックス・フェルスタッペンは、母親ソフィーも元カートレーサーという恵まれた環境で育った。
1997年にベルギー・ハッセルトで生まれたマックスは、幼い頃からレーストラックへ向かうようになり、2003年には同国・ヘンクで定期的にカートをドライブしていた。2005年に本格的なレース活動を開始すると、自身初のチャンピオンシップとなったベルギー・チャンピオンシップ・ミニ(VAS)に参戦して21戦全勝を記録。その後、2013年にフランス・ヴァレンヌ=シュル=アリエで開催されたKZ世界選手権を制して、カートで獲れるタイトルをほぼすべて手中にしたマックスは、フロリダ・ウィンターシリーズでシングルシーターデビューを飾るが、すぐにファン・アメルスフォールト・レーシングに引き抜かれてFIAヨーロピアン・フォーミュラ3選手権に参戦した。当時16歳だったマックスはこの選手権で圧倒的な強さを発揮。6連勝を記録して総合3位でシーズンを終えた。
2015年、マックスはスクーデリア・トロ・ロッソに加入し、ハイメ・アルグエルスアリが保持していたF1史上最年少ドライバー記録を約2年も短縮すると、デビューシーズンながら4位2回を含む49ポイントを獲得してみせた。
F1 2016シーズン第4戦終了後、マックスはスクーデリア・トロ・ロッソからオラクル・レッドブル・レーシングへ昇格し、ダニエル・リカルドとコンビを結成。そして迎えた昇格初戦のスペインGPでマックスは大方の予想を覆し、2007シーズンのワールドチャンピオン、キミ・ライコネンからの執拗なプレッシャーをはねのけてF1初優勝を記録した。その後もマックスは活躍を続け、雨のブラジルGPを含む表彰台フィニッシュを6回上乗せしてシーズンを総合5位で終えると、F1最優秀ヤングドライバーの評価を確実にした。
続く2017シーズンもマックスは活躍を続け、マレーシアGPとメキシコGPで優勝、日本GPで2位、中国GPで3位を記録し、総合6位でシーズンを終えた。
2018シーズン、マックスはさらなる活躍を見せ、オーストリアGPとメキシコGPでの優勝を含む表彰台フィニッシュをいくつも記録すると、キャリアベストとなる総合4位でシーズンを終えた。
2019シーズンはさらにレベルアップし、マックスはオーストラリアGPとスペインGPでの表彰台フィニッシュや、記憶に残るレースとなったオーストリアGPと雨でドラマティックなレースとなったドイツGPでの優勝などコンスタントに素晴らしいドライビングを見せると、総合3位を手にした。
2019シーズンは他にも印象的なレースが多く、ハンガリーGP、シンガポールGP、アメリカGPの表彰台フィニッシュ、ブラジルGP優勝、アブダビGP2位も記録したマックスは、将来有望なドライバーのひとりとして認識されるようになった。
この頃、マックスには移籍の噂が絶えなかったが、無事契約を更新。この契約延長は、2020シーズンでのさらなる活躍へのモチベーションとなったようで、マックスは第2戦シュタイアーマルクGPで3位に入ると、第3戦ハンガリーと第4戦イギリスGPで2位、さらには第5戦70周年記念GPで優勝した。その後もマックスは安定した活躍を見せ、最終戦アブダビGPを優勝で締め括ると、総合3位でシーズンを終えた。
翌2021シーズンは、マックスが “ジャイアントキリングも狙える表彰台常連ドライバー” から “正真正銘のタイトルコンテンダー” へ成長する1年となった。
このシーズンは、マックスが多くの優勝を記録したこともあり、“初” 尽くしとなった。世界的に有名な市街地コースで開催されるモナコGPキャリア初優勝、フランスGP、シュタイヤーマルクGP、オーストリアGPでのキャリア初3連勝(レッドブル・リンクでの2戦合計142周でリードラップを記録)、米国開催GP初優勝などがそのハイライトだが、最も印象的なのは9月にザントフォールトで開催されたオランダGPだろう。ホームレースに集結したオレンジアーミーの前でマックスはポール・トゥ・ウィンを実現してみせた。
そして、最終戦アブダビでキャリア初のワールドチャンピオンに輝いたマックスは、初めて世界の頂点に立った。
2022シーズンは、タイトル防衛に挑んだマックスが圧倒的な強さを見せ、残り4戦でタイトル連覇を確定させると同時に、セバスチャン・ベッテルとミハエル・シューマッハが保持していたシーズン最多勝記録も塗り替えた。
2023シーズンのマックスはさらなる強さを見せ、残り5戦でタイトルを確定させると、アイルトン・セナ、ニキ・ラウダ、ジャッキー・スチュワートを含む “ワールドチャンピオン3回を誇るエリートドライバー” の仲間入りを果たした。
また、19勝を記録したマックスは、タイトル3連覇に加えてシーズン最多勝記録更新も成し遂げた。
ドライバーズタイトル3連覇を成し遂げたドライバーとして2024シーズンをスタートさせたマックスがまたも優勝を重ねていくのは驚きではなかった。2023シーズンほど圧倒的ではなかったものの、マックスは集中を切らさずランド・ノリス(マクラーレン)の果敢な挑戦を退け、2戦を残してラスベガスGPで4シーズン連続ドライバーズタイトルを決めた。
2025年は同シーズン最多の計8勝を記録。タイトル争いは最終戦までもつれ込み、惜しくも僅か2ポイント差でドライバーズランキング2位という結果でシーズンを締めくくった。来年は"追われる立場"から"追う立場"へ。再び挑戦者としてワールドチャンピオンを目指す彼の"タイトル奪還劇"が始まる。