勝田
貴元

祖父（勝田照夫）も父（勝田範彦）もラリードライバーだった勝田貴元は将来を嘱望されている日本人ラリードライバー。すでにWRC2での優勝とWRC表彰台フィニッシュを経験しているが、2014年に全日本ラリー選手権を8回制している父親と話をしていなければ、モータースポーツを始めるきっかけとなったサーキットレーシングからラリーへ転向していなかった。

「元々サーキットレーシングが好きだったんですが、トップに立つのは簡単ではないことは理解していました。ラリーならもう少し簡単にトップに立てると思っていたわけではないですが、トヨタが若手ラリードライバーの育成プログラム（Toyota GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム）を立ち上げるという話を2014年に聞き、興味を持ちました。もちろん、トヨタのWRC再参戦そのものにも興味がありました」と勝田は振り返る。