AJ Dybantsa times his leap with the setting sun in San Pedro
© Dustin Snipes
バスケットボール

AJ・ディバンツァ:太陽をダンク!

2026年のNBAドラフトでワシントン・ウィザーズから全体1位指名を獲得した全世界注目の米国人スモールフォワードのスペシャルフォトセッション!
Written by Paul Yoffe
読み終わるまで:4分Published on
夕暮れの光が大西洋へ消えていく中、AJ・ディバンツァがまるで別世界のような雰囲気を携え始めたエンジェルズ・ゲート・パークのコートに姿を現した。空はゴールド、オレンジ、ソフトピンクが重なった色合いへ変わり、太陽は想像しうる限り最も眩しくて、最もミスが許されない撮影用小道具となった。
1秒1秒が大事で、1インチ1インチがさらに大事だった。

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フォトグラファーのダスティン・スナイプス(Dustin Snipes)は静かな意志とともにベースラインを進んでカメラをセットすると、まるでラストワンプレーを考えるコーチのように沈んでいく太陽を慎重に追った。リセットボタンは存在しない。太陽が沈んでしまったあとはやり直しがきかない。各シーケンスにはフォトグラファーとアスリートの完ぺきに近いシンクロが求められた。
「今日のような撮影は揃えることがすべてです。ビジュアルを揃えることはもちろん、リズムも揃える必要があります」とスナイプは説明する。「自分がコントロールできない、動く対象を相手にしているので、ジャンプ、手の位置、シャッターを含むすべてが正しいタイミングで揃う必要があります。そうすれば、絶対に誰も真似できない作品が手に入るのです」
ディバンツァが太陽をシュートしているように見えるトリックショット

ディバンツァが太陽をシュートしているように見えるトリックショット

© Dustin Snipes

「フォトグラファーはアシストするポイントガード役だった。僕は彼の狙い通りのプレーをすることにフォーカスする必要があった」とディバンツァは振り返る。
そして他のすべての優秀なフィニッシャーと同じように、ディバンツァは狙い通りのタイミングで動き、さらには狙っていたプレーをレベルアップさせた。彼は重要な局面でボールを奪取するかのごとく、全力ですべてのフレームに挑んだ。
ワンハンドダンクのためにジャンプするときも、滑らかなジャンプシュートを放つときも、あるいは全身を伸ばして光輝く “ボール” を受け取るときも、ディバンツァはパワーとコントロールを見事に融合させていた。その208cmの巨体は大空に美しいシルエットを描き、彼がただ太陽をボールにしているのではなく、太陽を自由自在に扱っているかのような錯覚を生み出した。
ビジュアライゼーションが必要だ」 別のテイクのために仕切り直しながらディバンツァが言った。
208cmのディバンツァはウィングスパンも長い

208cmのディバンツァはウィングスパンも長い

© Dustin Snipes

Quotation
実際は手に何も持っていませんでしたので、信じることが重要でした。手の位置、タイミング、シュートを信じることが重要だったのです
信じること想像力…。これはディバンツァを2026年のNBAドラフト全体1位指名選手にした要因の一部だ。サンペドロで行われたこの撮影のかなり前から、ディバンツァは全国から注目を集めていた。ボストンの体育館からBYUのアリーナまで、そのユニークなサイズスキル、そして試合感覚は頭ひとつ抜き出ており、彼はNBAの次世代の中心選手として見なされてきた。
しかし、今日は期待や数字とは関係なかった。
すべては象徴だった。
安定・中心・無視できない存在を意味する太陽は、現代バスケットボールにおけるディバンツァの視覚的メタファーだ。重力。焦点。次世代の中心軸。

AJ・ディバンツァの撮影の舞台裏をチェック!

日が沈み続けていくと焦りが生まれ、チームは急いで最後の撮影を進めていった。ダンクをあと1本、ジャンプシュートをあと1本、完ぺきなタイミングでのジャンプをあと1回…。スナイプスは1インチ単位でアングルを調整し、ディバンツァもアプローチを微調整した。2人は「写真を超えた何かを作り上げる」という共通目標に集中していた。
そして日没前の最後のタイミングで、すべてが揃った。
ディバンツァが腕を伸ばし、指が沈んでいく太陽をパーフェクトに掴み、リムへ向かってジャンプした。その瞬間、時間が止まったように感じられた。地平線、アスリート、そしてレンズが完ぺきにシンクロしていた。
カシャ。
撮影は成功した。
アンソニー・デイヴィスが同じ公園でこのコンセプトの撮影をしてから10年後、AJ・ディバンツァはその再現ではなく、その再定義をしてみせた。より大きく、より鋭く、よりコントロールされたこの1枚は、新時代の到来を切り取っていた。
日が沈み、コートが影に包まれると、AJ・ディバンツァは来たときと同じ静かな自信とともに撮影現場から去っていった。
日は沈んだかもしれない。しかし、ディバンツァのキャリアはまだ始まったばかりだ。

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AJ・ディバンツァ

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