If you weren't claustrophobic before, you will be after Alien: Isolation
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ゲーム

【色褪せない名作】本当に怖いホラーゲーム オススメ6本

蒸し暑い夏の夜、そして人影も少なくなる秋冬はホラーゲームをプレイするのに最適だ。珠玉の名作ホラーゲーム6本をリストアップ!
Written by Jennifer Allen
読み終わるまで:9分最終更新日:
暑苦しくて寝られない夏の夜、はたまた暗くて長くて寒い秋冬の夜のムードをさらに高めてくれるのがホラーゲームだ。
本記事では、名作・定番と呼ばれるベストホラーゲーム 6本をリストアップした。電気を消した部屋でプレイしよう。
01

1:『Condemned: Psycho Crime / コンデムド サイコクライム』

近接戦闘が特徴的な『Condemned: Psycho Crime / コンデムド サイコクライム』

近接戦闘が特徴的な『Condemned: Psycho Crime / コンデムド サイコクライム』

© SEGA

北米ではXbox 360ローンチタイトルとしてリリースされた『Condemned: Psycho Crime / コンデムド サイコクライム』(北米版の名称は『Condemned: Criminal Origins』)は13年も前の作品だが、今も最怖ホラーゲームのひとつに数えられている。
このゲームが怖いとされている大きな理由のひとつが、FPSなのにプレイヤーが銃を手にするチャンスがほぼないところにある。このゲームの大半は近接戦闘で、プレイヤーはパイプやシャベル、木材などで殴らなければならない。
プレイヤーはFBI捜査官として北米のとある街を訪れ、連続殺人犯 “マッチメーカー” の行方を追うために複数の殺人現場を訪れながら、ゾンビ(実際は異常行動を取る人間)を倒していくことになるのだが、さらに悪いことに、このゲームの大部分は暗闇のためプレイヤーは懐中電灯を使って状況を把握しなければならない。
言い換えれば、このゲームには心臓が口から飛び出るようなサプライズがいくつも用意されているのだ。マネキンで埋め尽くされている部屋に入る時は特に注意しよう…。
02

2:『レッドシーズプロファイル / Deadly Premonition Origins』

典型的なホラーモーメントが数多く用意されている『レッドシーズプロファイル / Deadly Premonition Origins』

典型的なホラーモーメントが数多く用意されている『レッドシーズプロファイル / Deadly Premonition Origins』

© Rising Star Games

『ツイン・ピークス』は世界で最も奇妙で恐ろしいテレビ番組のひとつで、サイコホラーを楽しみたいと思った時の "イッキ見" に最適だ。
『レッドシーズプロファイル / Deadly Premonition Origins』はこの作品のスピリットを最も近い形で表現しているビデオゲームだ。今プレイするとやや時代遅れに感じる部分がいくつかあるが、このゲームの “サイコホラームード” は最高だ。
プレイヤーはFBI捜査官フランシス・ヨーク・モーガンとして米国ワシントン州の架空の町 “グリーンベイル” を訪れ、若い女性の失踪・殺人事件の捜査を始める。
ここまではまさに『ツイン・ピークス』そのものだが、ゲーム全体が大きく2つに分けられているところも『ツイン・ピークス』に似ている。プレイヤーは通常の捜査活動(やや奇妙なところもあるが)と非日常的な戦闘シーンを行き来することになるのだ。
その非日常的な戦闘シーンはこのゲームの欠点とも言えるところなのだが、意外な展開が多々含まれている奇妙なホラーゲームをプレイしたいなら、『レッドシーズプロファイル / Deadly Premonition Origins』はオススメの1本だ。
2010年に『レッドシーズプロファイル』としてリリースされたあと、2019年に海外版のタイトル名『Deadly Premonition』が付けられてNintendo Switchでグローバル再リリースされたこのクラシックは、2020年に続編のリリースが予定されている。
03

3:『バイオハザード RE:2』

ベストホラーゲームに必ずノミネートされる『バイオハザード RE:2』

ベストホラーゲームに必ずノミネートされる『バイオハザード RE:2』

© Capcom

『バイオハザード』シリーズはほぼ全作品がホラーゲームのお手本と言えるクオリティを誇っているが、1998年にリリースされた『バイオハザード2』をリメイクした『バイオハザード RE:2』(2019年)は最高のホラーゲームだ。
コンセプトは非常にシンプルで、大学生のクレア・レッドフィールドか新人警察官のレオン・S・ケネディを操作して、ゾンビやモンスターがはびこるラクーンシティでサバイブする — これだけだ。
『バイオハザード2 / RE:2』は細部まで考え抜かれているゲームではない。しかし、レオンもクレアも武器が不足気味で体力もないため、常にビクビクしなければならないところが絶妙にリアルだ。
あらゆる物陰や角で命を奪われる可能性があるこのゲームの中に鼻歌を歌いながらプレイできるセクションはひとつもない。
クラシックホラーゲームのリストに必ず入る名作中の名作として知られるPlayStation版オリジナルをベースにしている『バイオハザード RE:2』は操作性が高められている他、いくつかのエリアが改良されている。
また、複数の主人公をプレイできる仕様がストーリーに厚みをもたらしているので、プレイすれば他のシリーズ作品もプレイしたくなるはずだ。
04

4:『サイレントヒル2』

PS2の性能限界を超える恐怖を実現した『サイレントヒル2』

PS2の性能限界を超える恐怖を実現した『サイレントヒル2』

© Konami

2000年代初頭、『サイレントヒル2』ほど怖いゲームはなかった。このゲームは他とは大きく異なっており、不条理不快だった。サイコホラー最高のお手本のひとつだ。
『サイレントヒル』シリーズを良く知らない人のために一応説明しておくと、舞台となるサイレントヒルという町はとにかく不気味だ。人が消えるこの町は恐ろしいクリーチャーがはびこっており、すべてが見た目だけでは判断できない。
『サイレントヒル2』にはゲームプレイのヒントとして多くのメタファーが用意されているが、このメタファーを多用する象徴主義的スタイルがこのゲームの魅力を高めている。
アルフレッド・ヒッチコック的瞬間デヴィッド・クローネンバーグ的瞬間が多数確認できるこのゲームには、思わずソファから飛び上がってしまうようなサプライズが含まれているが、プレイヤーのメンタルを本当の意味で壊していくのはこの町の雰囲気そのものだ。
とにかく何が次に起こるのかわからないため、プレイヤーは常に緊張を強いられる。また、戦闘もいくつか用意されているものの基本的には不気味な町を探索しながら複雑なパズルを解くことに多くの時間を割くことになる。
その不気味さをさらに増しているのが町を覆う深い霧で、この霧がプレイヤーをさらに困惑させる。プレイすれば視界の悪さが生み出す恐怖に震えることだろう。
05

5:『ALIEN: ISOLATION - エイリアン アイソレーション』

映画ファンなら損はしない『ALIEN: ISOLATION - エイリアン アイソレーション』

映画ファンなら損はしない『ALIEN: ISOLATION - エイリアン アイソレーション』

© SEGA

映画『エイリアン』は緊張感の高め方が最高で、今もSFホラーの名作として多くの人に愛されているが、『ALIEN: ISOLATION - エイリアン アイソレーション』あの緊張感を完全再現しているビデオゲームだ。
映画と同じように今作のプレイヤーはエイリアンが潜む宇宙ステーションに閉じ込められてしまうのだが、映画シリーズのファンサービスとして、今作ではエレン・リプリーの娘アマンダ行方不明の母親を探すという設定になっている(時系列上は映画『1』と『2』の間)。
しかし、映画シリーズのファンでなくても、エイリアンの脅威から逃げようとする手に汗握るゲームプレイを楽しめる。
この作品では「いかにエイリアンの裏をかいて接触を避けるか」がカギになる。エイリアンと正面から組み合っても無駄死にするだけなので、ステルスが重要だ。アマンダが人間やアンドロイドの敵に襲われる時もあるが、基本的にはエイリアンから逃げ続ける必要がある。
この “アマンダはエイリアンに勝てない” という設定がプレイヤーの緊張感を増幅させる。プレイヤーは机の下に隠れたり、EMPや火炎放射器などのアイテムを作成したりと様々な知恵を絞ってエイリアン回避策を見出す必要がある。
映画『エイリアン』のスピリットを再現しているホラーゲームの中では間違いなくベスト(コモドール64の『Aliens』も素晴らしかったが)と言えるこの作品は、戦闘よりもステルスを好むプレイヤーにオススメだ。
06

6:『Layers of Fear』

モダンホラーの傑作『Layers of Fear』

モダンホラーの傑作『Layers of Fear』

© Bloober Team

『Layers of Fear』は不気味で閉所恐怖症的なゲームエクスペリエンスが得られるホラーゲームで、ホラージャンルのクリシェのいくつかを上手く活用している。
プレイヤーは広くて禍々しい邸宅に住む画家としてプレイする。ネタバレをしないでこのゲームの内容を説明するのはかなり難しいのだが、自分の作品を組み合わせながら、過去に何が起きたのかを探っていくというのが大まかな流れだ。
そしてホラー作品ではありがちだが、当然その過去はハッピーではなく、主人公の画家はダークな秘密を抱えている。また、ファーストパーソン視点なので恐怖への没入感が実に素晴らしい。
何かが見えたと思ってそこへ行くと何もなかった… というようなシーンがいくつも用意されている『Layers of Fear』をプレイしていけば徐々に頭が混乱していく。
マルチエンディングが用意されているので繰り返しプレイしてすべての謎を解きたくなるはずだが、何回プレイしても恐怖が薄まることがない点は高く評価できる。他とは一線を画している邪悪で不吉なストーリー驚きの瞬間の数々を楽しんでもらいたい。
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