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魔改造ナーフ ベスト5

© Lenscap Photography/Shutterstock.com
Written by Will Webster
ダーツ型の発泡ウレタンをやさしく発射するオモチャの銃を大人も欲しがるガチンコ銃に変えた魔改造の数々を紹介しよう。
ナーフ(Nerf)子供用玩具メーカーと名乗っているが、我々はそれがウソだということを知っている。
甥や姪に渡すクリスマスプレゼントとしてナーフを買っている全員が、実は自分でも撃ってみたいと思っている。むしろ、撃ちたくない人などひとりもいない。誰もがこのオモチャの銃を一度は撃ってみたいのだ。
子供たちの大半は、発泡ウレタンでできたダーツ型の弾を6mも飛ばせば満足する。しかし、大人子供の我々はそんなことでは満足しない。リビングルームを舞台にした戦場が用意されているなら尚更だ。
そして、その戦場でデフォルトのナーフではなく本格的にカスタマイズしたナーフを使っている人たちさえいる。
現在YouTube上で一大現象となっている “ナーフ魔改造(Nerf Modding)” は、市販モデルをリビングルーム戦争用にフルカスタムするひとつのアートだ。
市販モデルをそのまま使っている人を相手にこれらのフルカスタムモデルを使うのはクレイジーでアンフェアなアイディアかもしれないが、魔改造モデルはとてつもなくクールだ。
今回は発泡ウレタンの撃ち合いをネクストレベルに引き上げてくれる5つの魔改造ナーフを紹介しよう。

アダム・サヴェッジ謹製ロングストライク

アダム・サヴェッジは “キング・オブ・ナード” として活動していない時間を使って、自分のクリエイティブアートの世界を『One Day Bulids』シリーズの中でさらに追求している。
今回紹介するエピソードでは、サヴェッジがナーフのロングストライクの魔改造に挑む様子が確認できる。
この映像内のサヴェッジは、ロングストライクの内蔵スプリングを強化し、さらにはチャンバー内の空気量も増やすことで射撃精度アップに成功している。しかし、それだけに満足しないサヴェッジはスキンも魔改造し、その能力に見合った美しいルックスに仕上げている。
唯一の欠点は、我々が試し打ちするチャンスを得られないことだ(これは今回紹介する5つの魔改造に共通する欠点だ)。

大人も黙るミニガン

サヴェッジ御大の魔改造もクールだが、ナンバーワンはこれだろう。YouTuberのCaptain Xavierナーフライバルを魔改造して、弾数2,000発毎秒20発発射フルオートミニガンを生み出した。
マガジンはトランクをカスタムメイドしたもので、そのバックパックに内蔵されているファンがミニガンに弾を送り込むようになっている。しかし、特筆すべきはナーフよりも彼が着ているスペシャルスーツだ。
DCコミックスに登場するスーパーヴィラン、デスストロークと『コール オブ デューティ』シリーズのジャガーノートのクロスオーバーのようなルックスをしているこのスーツは、大人と子供の両方を恐怖に陥れるはずだ。
Captain Xavierがこのスーツとミニガンで何をしようとしているのかは分からないが、おそらく彼は『ウォーキング・デッド』のファンなのだろう。

絶対に真似してはいけません

射撃性能が何よりも大事で、ルックスはそこまで拘らないという人に紹介したいのがこの魔改造だ。
弾速240km/hというトンデモ性能を誇るピーター・スリポル作のこのパワーブラスターは “ワンヒット・ワンキル” をネクストレベルに引き上げているため、ナーフ同士の撃ち合いでは “絶対に” 使われてはいけない。
スリポルがどれだけ破壊力に取り憑かれていたのかは、映像内で犠牲になっている哀れなタマゴや空き瓶などを確認すれば分かる。しかし、スリポルの破壊行為の犠牲になった数々の “冷蔵庫の中身” は一体誰のものだったのだろうか?

人工装具ブラスター

片手が不自由な人にとって、ナーフバトルへの参加はやや気が引ける。右腕の一部を失っているニコラス・ハチェットはこのことを誰よりも良く知っている。
しかし、幸運なことに、Hackerloopで働く友人が彼のために人工装具型ブラスターを製作してくれた。
3Dプリンターで必要なパーツを製造し、それらを追加することで完成したそのブラスターは、ハチェットの腕の筋肉の伸縮をセンサーで検出・変換して弾を発射するようになっている。
Hackerloopは大真面目に「フェアな環境」を作り出してくれた。しかし、ナーフバトルでハチェットにこてんぱんにやられた時は、気前よく製作したことを後悔するかもしれない。

魔法陣射出スチームパンクガン

今回紹介する最後の魔改造ナーフは、発泡ウレタンとは違う物を射出する。高解像度バーサライタを組み込んでいるこのブラスターは、人間の目に360°の円として映るホログラフィックパターンを射出するのだ。
この魔改造は、人間の目が現実よりも一瞬長く物体を認識すること − 残像効果 − を上手く利用している。
ドクター・ストレンジ』のファンなら、この魔改造の魔法陣に共感を覚えるはずだ。コスプレの国が生み出した中二病感溢れる素晴らしい魔改造だ。