Dying Light 2's parkour playground awaits
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ゲーム

フリーランニング&パルクールを取り入れているビデオゲーム 5選

シドニー・オペラハウスでのフリーランニング動画の公開を記念して、フリーランニング&パルクールを取り入れてビデオゲームシーンに衝撃を与えた作品を紹介!
Written by Stephen Farrelly
読み終わるまで:7分公開日:
世の中には相性が良いものがいくつか存在する。チーズとクラッカー、映画とポップコーン、スケートボードと都市計画、そしてレッドブル・エナジードリンク缶と… おっと、これは何でも合う
話を戻すと、ゲーミングシーンでは、ビデオゲームとフリーランニング(またはパルクール)の相性が良いとされてきた。美しく描かれた世界は美しく移動すべきというわけだ。そして、この “美しい移動” こそ、フリーランニングが表現していることだ。
しかし、脳をフル回転させて記憶を辿ってみると、フリーランニングを効果的に活用している、または丁寧に再現しているビデオゲームはほとんど存在しないことに驚くはずだ。遮蔽物や障害物をただ飛び越えるのと、バトルや脱出の最中にウォールランで段差の上へ駆け上がり、そこから2階、3階、または4階下の地面まで前転しながら飛び込むのはまったくの別物だ。
残念な話だが、このようなフリーランニングアクションが楽しめるビデオゲームは少ない。このような美しいアクションが基本操作の中に組み込まれていない場合が多いのだ。ビデオゲームの良さを分かっていないと言わざるを得ない。私たちはこの現状が変わることを願うばかりだ。
しかし、それでもフリーランニングアクションが楽しめる / 非常に上手く再現されているビデオゲームがいくつか存在する。フリーランニングがゲームデザインの中心に据えている作品があれば、フリーランニングでの移動を前提にマップや目標が設定されている作品もある。
そこで今回は、先日、レッドブル・アスリートのドミニク・ディトマソが地元オーストラリアの世界的に有名な建築物シドニー・オペラハウスでのフリーランニング動画を公開したこともあり、フリーランニングをフィーチャーしているビデオゲームをピックアップして紹介することにした。尚、シリーズ作品が含まれているため、個別のタイトルではなくIPとして紹介していく。
今回取り上げているようなビデオゲームは、フリーランニングの一般化に大きく寄与しました
ドミニク・ディトマソ
最近は特にFPSタイトルでウォールランスライディングが基本アクションに含まれることが普通になっているが、このような普遍化は今回紹介しているタイトル群がきっかけだったということは触れておくべきだろう。
というわけで、フリーランニングを独自の解釈で取り入れた、または丁寧に再現しているビデオゲームを紹介する。フリーランニングの本質を損ねておらず、このスポーツへの敬意を表しており、このスポーツの再現度が高い5本をピックアップした。
ドミニク・ディトマソ
ドミニク・ディトマソ

5:『GHOSTRUNNNER | ゴーストランナー』

『GHOSTRUNNNER | ゴーストランナー』(以下、『ゴーストランナー』)では、フリーランニングのスタイルとフロウが得られるだけではなく、美しいルックスクールなフィーリングも得られる。
スケートボードのような他のアーバンスポーツと同じで、フリーランニングも自由自己表現がテーマだが、このスポーツのアスリートはルックスも重視している。トリックを上手く繋げて流れるようなコンボを生み出したり、難しいトリックを簡単に見せたりすることがフリーランニングの重要な側面であり、彼らが目指していることなのだ。
『GHOSTRUNNNER | ゴーストランナー』
『GHOSTRUNNNER | ゴーストランナー』
ある程度の制限はありますがクールなムーブで自分を表現できます
ドミニク・ディトマソ
『ゴーストランナー』はサイバーパンクアクションプラットフォーマーで、ファーストパーソン視点でスライディング、ウォールラン、ビッグジャンプを駆使しながらタイトにデザインされたネオンステージを走り抜けていく。スライディングやウォールランを駆使できなければ、迷路のようなステージの先へ進むことはできない。
プレイヤーは、ある程度の制限はあるが非常にクールなムーブを備えているスタイリッシュなニンジャとなり、悪者たちにサイバーアサシンの恐ろしさを教えていく。
スピードと精度が問われるが、ビデオゲームなので “安全” にトライ&エラーを繰り返すことができる。また、有り難いことにチェックポイント制なので、ラストまで辿り着けるようになっている。

4:『Sunset Overdrive | サンセット オーバードライブ』

『Sunset Overdrive | サンセット オーバードライブ』(以下、『サンセット オーバードライブ』)は、様々な環境でのフリーランニングを示す好例だ。
高さと角度を判断し、スペースを最大限活用してコンボを生み出していくことがフリーランニングの基本美学だが、この美学は『サンセット オーバードライブ』のゲームプレイにも深く関わっており、プレイヤーはフリーランニングを駆使して敵や自然災害をクリアしていく。
『Sunset Overdrive | サンセット オーバードライブ』
『Sunset Overdrive | サンセット オーバードライブ』
グラインドやジップラインをフリーランニングのムーブと組み合わせたことが、ランクインに繋がりました
ドミニク・ディトマソ
『サンセット オーバードライブ』の移動(グラインドやジップラインなど)は伝統的なフリーランニングとは共通点がほとんどないが、この異なる2つのシームレスな組み合わせが、このゲームのランクインに繋がった。
同タイプの他のゲームでは敵を撃って倒していくが、この作品では移動を組み合わせて敵を倒していくことになる。

3:『ミラーズエッジ』シリーズ

『ミラーズエッジ』および続編の『ミラーズエッジ カタリスト』は、フリーランニング(パルクールの要素が強め)の難しさを最もリアルに再現している作品だ。『ミラーズエッジ』はファーストパーソンの視点でフリーランニングを前面に打ち出した世界初のビデオゲームだった。
『ミラーズエッジ』シリーズ
『ミラーズエッジ』シリーズ
両作品ともにフリーランニング特有のスピード感を見事に捉えています
ドミニク・ディトマソ
レベルエディター機能が備わっているためコミュニティメンバーたちがクリエイティブな才能を発揮できたこのシリーズは、使えるものを最大限活用して高精度なムーブで走り抜けることの重要性を再現していた。
両作品ともにフリーランニング特有のスピード感を他の追随を許さない形で捉えている。徐々にスピードアップしていく主人公フェイスのダイナミックなアクションの再現性は非常に高く、勢いが少しでも足りなければ近未来年の屋上から落下してしまう恐怖をプレイヤーたちに植え付けていた。

2:『アサシン クリード』シリーズ

『アサシン クリード』のフリーランニングへの最大の貢献は、フリーランニングのアクセシビリティの向上であることは間違いない。このシリーズではフリーランニングが簡単に楽しめるが、同時にその存在意義を楽しく理解することもできる。
このシリーズに登場するアサシンたちはマッピングをしたり、敵から逃げたり、目標を見つけたりするために、考えられるあらゆるすべてのフリーランニングのムーブを駆使する。
『アサシン クリード』シリーズ
『アサシン クリード』シリーズ
『アサシン クリード』ほど多彩なアクションがフィーチャーされていたビデオゲームはありませんでした
ドミニク・ディトマソ
そのアクションはもはや『アサシン クリード』シリーズの代名詞となっているため、ダイナミックなクライミングがほぼ必要なくなっている最新作『アサシン クリード ヴァルハラ』にも残されている。
『アサシン クリード』以前、これほどバラエティに富んだ流麗なフリーランニングアクションが楽しめる作品はなかった。“人目につかないようにすること” が最高の結果を生み出すときもあるのだ…。

1:『Dying Light | ダイイング ライト』シリーズ

『ミラーズエッジ』シリーズはディストピアな世界でのフリーランニングを確立したが、『Dying Light | ダイイング ライト』シリーズ(以下、『ダイイング ライト』)は、フリーランニングをゾンビが巣くうポストアポカリプスの世界でのサバイバルに不可欠なスキルにした。
このシリーズにおけるフリーランニングは、現実世界と同じく時間をかけて練習すれば上達することができる。また、新しく入手したムーブを使えば、すでに知っているエリアを新しい視点から眺めることができる。
『Dying Light | ダイイング ライト』シリーズ
『Dying Light | ダイイング ライト』シリーズ
すべてがサバイバルに役立つようになっています。フリーランニングを最高の形で表現しているシリーズです
ドミニク・ディトマソ
このシリーズのオープンワールドはこのようなアイディアでデザインされているため、プレイヤーたちは自分たちの好みとスキルに合わせて移動できる。しかし、スムーズでダイナミックなアクションは経験値によって得られるようになっている。プレイヤーたちは経験値を集めて新しいムーブをアンロックし、アクセスが難しいエリアにアクセスできるようになる。
そのため、このシリーズでフリーランニングに飽きることはない。ゲームに収録されているあらゆるものがユニークな形でサバイバルの役に立つようになっているのだ。
この2タイトルは、本記事でここまで書いてきたすべてを最高の形で表現していることから、今回のランキングで首位となった。
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