Gaming
海を現実世界からの逃避と捉えてサーフボードで波間を進んでいる人たちがいる一方、海を生活の手段、または他人を襲う場所として捉えている人たちがいる。
ゲーマーたちは海賊特有の広大な世界と人生を定期的に求めてきたが、今回はそのような “海賊ゲーム” の中からベスト・オブ・ベストを選んでみた!
01
『モンキー・アイランド』
この作品を取り上げた理由は海賊のストーリーが含まれているからだけではない。ゲーミングの歴史において非常に重要なストーリーも含まれているからだ。
『モンキー・アイランド』シリーズは世界的に高く評価されており、今回のリストの中では最古の部類に入る。ポイント&クリックのこのアドベンチャーゲームはユーモアを重視していたが、今も続編(『Return to Monkey Island』)がリリースされるほどの奥深さを備えていた。
02
『アサシン クリードIV ブラックフラッグ』
この作品を取り上げた理由も少し異なる。『アサシン クリードIV ブラックフラッグ』はただの海賊ゲームではなく、近年のあらゆる “海賊ゲーム” の基盤であり、航海が絡んでくるすべてのゲームから参考にされたゲームだからだ。
非常に上手く年齢を重ねてきた『ブラックフラッグ』は、世界中のデベロッパーが再現を目指し続けている。何しろ、この作品に対する最大の批判は「正確に言えば、今作の主人公はアサシンではない」なのだ。
03
『Sea of Thieves』
『Sea of Thieves』最大の魅力のひとつは、フレンドと一緒に楽しむことがゲーミングエクスペリエンスの前提になっているところだ。今回のリストの中では最も新しい部類に入るこの作品では、島を巡るアドベンチャーと他のプレイヤーやNPCとのオープンワールドバトルが楽しめる。
コンテンツ不足などいくつかの部分が批判されているが、「非常に良くできていて価格に見合った作品」というのが私たちの評価だ。
04
『Greedfall / グリードフォール』
ビデオゲーム作品に贈れる最大級の賛辞のひとつは、『ウィッチャー3』との比較だ。『Greedfall / グリードフォール』は『ウィッチャー3』を想起させる戦闘システムを備えており、ストーリーを重視しているアプローチはあのゲラルトさんを好んでいたすべてのプレイヤーに素晴らしいアドベンチャーを提供してくれる。
しかし、残念なことに日本語版はローカライズの質が悪いため、できればPC版をプレイする方が良いだろう。
05
『Blackwake』
気の合う仲間とアドベンチャーが楽しめる海賊ビデオゲーム作品の頂点は『Sea of Thieves』だが、ソーシャルライフをより充実させたいなら『Blackwake』の方が適しているかもしれない。
『Blackwake』も『Sea of Thieves』と同じくフレンドとのプレイを重視しているが、こちらはそのコンセプトがさらに掘り下げており、『Sea of Thieves』よりも遙かに多いフレンドと一緒にプレイできる。繋がっているフレンド全員と楽しみたいなら、こちらの方が良いだろう。
06
『Lego Pirates of the Caribbean』
『レゴ』シリーズに対して「子供っぽい」という印象を持っている人は考え直してもらいたい。『レゴ』シリーズが家族向けなのは確かだが、だからと言って退屈とは限らない。どの『レゴ』シリーズもオリジナルをコミカルかつユニークに作りかえる必要があることをよく理解している。
『Lego Pirates of the Caribbean』はまさにそのような作品で、子供がいる人なら子供だけではなく自分も楽しめるだろう。さらに言えば、買うときに「うちの子が好きだから…」という言い訳も使える!
07
『ローグギャラクシー』
深海をディープスペースと比較するときが少なくない私たちにとって “宇宙海賊” というアイディアは珍しいものではない。宇宙海賊の魅力のひとつは、彼ら が最先端テクノロジーを扱いながらも自分たちの誇りを大切にしているところだ。
『ローグギャラクシー』はJRPGなので今回のリストの中では珍しい1本と言える。広大な海と海賊はJRPGの良いスパイスになると予想している人もいるはずだが、その予想通り、この作品は素晴らしいクオリティに仕上がっている。
08
『EVE Online』
「『EVE Online』は海賊ゲームではない!」と言いたいのは分かる。しかし、『EVE Online』は “何でもあり” のゲームでもある。
このゲームのサンドボックスのスケールについては、各作品の概要程度しか触れられない今回の記事では十分な説明と正当化はまず無理だが、同時にこれは『EVE Online』で宇宙海賊にならない理由はないことを意味する。また、前項で触れた通り、宇宙海賊も立派な海賊だ!
最後に、今回の記事を執筆するきっかけとなったビデオゲーム『スカル アンドボーンズ』にも触れておこう。ご存じの通り、デベロッパーのUbisoftは『ブラックフラッグ』の生みの親のため、『スカル アンドボーンズ』でビデオゲームにおける “海賊王” の称号を取り戻そうとしている。
彼らの願いが叶うかどうかは時間が明らかにするだろう。この作品は2023年のリリースが予定されている。
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