『ファイナルファンタジーVII リメイク』
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ゲーム

PCでプレイできるPSタイトル おすすめ8選

ビデオゲームの “独占タイトル” の効果はかつてほど大きくない。リメイク・リマスター・リブート・などの力を借りて増加傾向にあるPC版PSタイトルの中から名作をピックアップ!
Written by Matthias Regge (@PrinnyTonic)
読み終わるまで:10分公開日:
PlayStationは任天堂の次に強力な独占タイトルを揃えているプラットフォームだ。『アンチャーテッド』シリーズ、『ラチェット&クランク』シリーズ、『The Last of Us』シリーズなど、ソニー製コンソールでしか楽しめないトップタイトルおよびシリーズの数は多い。しかし、その一方で、PCでプレイできるPlayStationタイトルが増加中だ。
今回はその中から近日中のリリースが予定されている作品を含むおすすめをいくつか紹介しよう。

背景

近年は、ソニーが自社タイトルをPCでリリースしていくという企業戦略を打ち出しており、先日にはPCプランニング&ストラテジーのシニアディレクターを募集していた。
ソニーはマイクロソフトが長年維持してきたコンソールよりもソフトウェアを重視する路線へ進もうとしている。ソニーがこれまで「独占タイトルをセールスポイントにする」路線を進んできたことを考えると、これは大きくて興味深い方向転換と言えるだろう。
PCはコンソールメーカーにとって非常に興味深いプラットフォームになりつつあるのだ。とはいえ、クラウドゲーミングも台頭している。マイクロソフトはすでにXbox Cloud Gamingで成功を収めており、自分がどこにいても、Xbox Game Passに加入していればゲームがプレイできるようにしている。
ソニーもPS Plusのプランを増やすことで同じ道を歩もうとしている。しかし、PCでPSタイトルがストリーミングできるようにするためのソリューションが見えていないのが現状だ。
01

『アンチャーテッド4』

PCでプレイできるPS独占タイトルの代表作のひとつが、『アンチャーテッド』シリーズだ。現在、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』『アンチャーテッド 古代神の秘宝』をバンドルした『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』がPCでリリースされている。しかし、この2本以外のシリーズ作品は今もPS独占だ。
『アンチャ』シリーズはアクション&アドベンチャー映画ファンなら必ず楽しめる
『アンチャ』シリーズはアクション&アドベンチャー映画ファンなら必ず楽しめる
尚、『アンチャーテッド』シリーズお馴染みの崖移動を "フィクション" のひと言で片づけているなら、サーシャ・ディジュリアンのクライミングをチェックしてみよう。考えが変わるはずだ。

2分

サーシャ・ディジウリアン

02

『The Last of Us Part I』

Naughty Dogの名作『The Last of Us』のリメイク版『The Last of Us Part I』がPS5とPCでリリースされることが発表された。PC版のリリース日は未定だが、PS5版は2022年9月2日にリリース予定となっている。
PCで『ラスアス』が楽しめるようになる
PCで『ラスアス』が楽しめるようになる
尚、続編『The Last of Us Part II』もしくはマルチプレイヤー用新作がPCでリリースされるのかどうかは現時点では分からない。
03

『Days Gone』

2019年5月にPS4で『Days Gone』がリリースされたとき、世間はそこまで高く評価しなかった。しかし、今思えば、プレイヤーからの大量のフィードバックはこの作品がかなり大きなファンベースを獲得していたことを示していた。また、多くのプレイヤーが現在の『Days Gone』がリリース時よりも優れた作品に進化していることを認めている。PC版は2021年5月にリリースされている。
骨太のポスト=アポカリプスライフが展開される
骨太のポスト=アポカリプスライフが展開される
『Days Gone』はいわゆるポスト=アポカリプス系オープンワールドタイトルだ。プレイヤーはバイカーのディーコンとなり、ゾンビたちがはびこる米国を旅することになる。
この作品の特別なところは、オープンワールドへの拘りだ。ファストトラベルは可能だが、貴重なリソースを消費するようになっているため、バイクで向かう方が得策になるときが多い。また、自分で移動すれば新しいアイテムやイベントに出会えるようになっている。『Days Gone』は同ジャンルの他のゲームには欠けている「ゲーム世界との深い繋がりが得られる作品」なのだ。
また、『Days Gone』はステルス要素も多い。これは、ゾンビの大群やプレイヤーに不満を感じている他のサバイバーたちをどうにか回避しなければならない局面が多いこのゲームには相応しい仕様と言える。
04

『Marvel's Spider-Man』

史上最高のコミック原作ビデオゲームのひとつだ。Insomniacが開発した『スパイダーマン』タイトル2022年9月にPCでもリリースされることが決定した。PCへ移植されるのはスムーズなゲームプレイと美しいアクションが世界各国で高く評価されたオリジナルのリマスター版『Marvel's Spider-Man Remastered』になる。
コミック系ビデオゲーム最高傑作の呼び声も高い
コミック系ビデオゲーム最高傑作の呼び声も高い
また、『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』もPC版がリリースされるが、こちらはリリース日が決まっていない。おそらく2023年になるだろう。
05

『DEATH STRANDING』

小島秀夫を大天才と思う人がいれば、この日本人著名ゲームデザイナーは過大評価されていると思う人もいる。この分かれた評価は彼の最新作『DEATH STRANDING』でも続いている。いずれにせよ、一風変わったゲームであることは確かだ。
ノーマン・リーダス演じるサム・ポーター・ブリッジズとして、プレイヤーは荒野で配達物を運ぶことになる。もちろん、このゲームとストーリーはそれだけではないが、典型的な小島作品らしく、“運ぶ” がゲーミングエクスペリエンスの柱となっている。
好きか嫌いかハッキリ分かれる
好きか嫌いかハッキリ分かれる
だからこそ、十分な説明なしに『DEATH STRANDING』を誰それ構わず勧めることは難しいのだ。このゲームがなぜ特別なのかは、プレイヤーが実際にプレイして見つけるべきだが、同時にこのゲームはプレイヤーにはかなりの我慢を要求する。いつも通り、小島は冗長で混乱を生むセリフを大量に用意している上に、ゲームプレイも変わっており、意識的に高難度に設定されている。
まとめると、『DEATH STRANDING』は全員が楽しめない非常に難解なタイトルだ。小島ファンならすぐにプレイを楽しめるが、そうでないなら購入前にレビューをチェックするべきだろう。
06

『ゴッド・オブ・ウォー』

『GOD OF WAR』シリーズのリブート作品『ゴッド・オブ・ウォー』は2018年にまるで巨大な斧の如くシーンに衝撃を与えた。そして2022年1月、主人公クレイトスがPCにも姿を現した。
『ゴッド・オブ・ウォー』はオリジナルの『GOD OF WAR』シリーズ3部作のあとを受けてリリースされたが、ゲームプレイは過去作から少し変わっている。オリジナル3部作はシネマティックなノンストップアクションに比重を置いていたが、今作ではゆっくりと進むストーリーとそこから喚起される感情に比重が置かれている。
プレイヤーはクレイトスとなり、息子アトレウスを連れて山頂に妻の遺灰を持っていくための長い旅に出る。もちろん、その旅は簡単には進まない。道中にはクレイトスを苦しめたいと考えている敵が大量に待ち構えている。彼が旅する北欧に住む神々は、異邦の神が自分たちの土地に足を踏み入れることを嬉しく思っていないのだろう。
強烈なアクションと感情を丁寧に描くストーリーのコンビネーションが魅力
強烈なアクションと感情を丁寧に描くストーリーのコンビネーションが魅力
アクション自体はオリジナルと同じく強烈だ。戦闘システムはオリジナルよりもスピードが落とされ、整理整頓されている印象だが、強攻撃は圧倒的だ。また、装備やスキルポイントのようなRPG要素もこれまでにはなかった部分だ。実際、『ゴッド・オブ・ウォー』はプレイヤーの選択肢が大幅に増えており、自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズできるようになっている。
続編『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』がPS4とPS5で2022年中にリリースされる予定となっている。
07

『Horizon Zero Dawn Complete Edition』

オープンワールドファンなら、『Horizon Zero Dawn』を買えば確実に元が取れるだろう。プレイヤーは自然と機械が支配する未来の世界を旅することになる。植物に覆われた遺跡だけが前時代の面影を感じさせ、恐竜のような姿をした多種多様な機械が森や山、平地に棲息している。
プレイヤーは弓矢を使う女性アーロイとなり世界を旅するのだが、その旅を通じて自分たちの土地に起きた過去の出来事や自分の出自を学ぶことになる。機械とのバトルは常にハイライトを演出する。チャレンジングなバトルになるときも多いが、乗り越えるたびに成長した自分に出会える。また、アーロイは旅を楽にする新しい矢や罠、アイテムも手に入れていくことになる。
美しい世界で描かれる人間対機械
美しい世界で描かれる人間対機械
数多のマーカーがマップに記されている典型的なオープンワールドタイトルを探しているなら『Horizon Zero Dawn』を推奨したい。ゲーム内世界は非常に美しくデザインされており、そこに潜む様々な謎を調べたいという気持ちにさせてくれる。また、自分の目で確かめたいと思える建造物が遠景に見えるときもある。
08

『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』

『ファイナルファンタジーVII』は長い間ビデオゲーム業界の “白鯨” であり続けてきた。そして2020年、遂に時が満ち、このJRPGクラシックのリメイク版がPS4でリリースされ、独占DLCを含むPS5版『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』もリリースされた。PCでプレイできるのは後者だ。
『ファイナルファンタジー』シリーズは、いくつかの過去作品が他のプラットフォームでもリリースされてきた。しかし、『ファイナルファンタジーVII』のリメイク版は事情が少し異なる。これだけはPC以外の他のプラットフォームでリリースされていない
このリメイク版はオリジナルのターン制バトルシステムを廃止して、コマンドバトルシステムを採用しているが、依然としてプレイヤーがパーティのキャラクターを好きなタイミングで切り替えられるようになっている。
「PC版…? 興味あるね!」
「PC版…? 興味あるね!」
パーティを率いるのは元ソルジャー・クラス1stで現在は傭兵として抵抗勢力に参加しているクラウド・ストライフだ。『ファイナルファンタジーVII』は、星の生命エネルギーを吸い上げて収益を上げている巨大企業が仕切り、経済格差が広がっている恐ろしい近未来が舞台となっている。
『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』はこのオリジナルの世界観をこれまでなかった形で再現することに成功している。ゲームプレイがやや単純になった感があるかもしれないが、深みのある素晴らしいキャラクターたちとの出会いや会話がプレイヤーをディスプレイの前に座り続けさせる。
09

PC版 “欲しいものリスト”

今回のリストを軽視するわけではないが、より多くのPSタイトルがPCでプレイできる日が来ることを願うばかりだ。今回挙げた “欲しいものリスト” の中にはフレームレートの改善を期待している作品も含まれている。
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