Artwork from the snowboarding video game Steep.
© Ubisoft
ゲーム

【2021年版】コンソール&アプリ おすすめスノーボードゲーム:ベスト5

PC・Xbox・PS・Switch・アプリの冬に終わりは来ない! シーズンを問わずいつでもパウダーが楽しめるスノーボードタイトルの中からベスト・オブ・ベストを選んでみた。
Written by Adam Cook
読み終わるまで:6分Published on
愛用のスノーボードでフレッシュパウダーに飛び込む瞬間、ランプやレール、ゲートが備わっている急峻なピステを滑る瞬間、テクニックやトリックをマスターする瞬間は何事にも変えられない。
ターンでエッジが雪を噛む音を聞いたり、エアに向けて姿勢を調整したりするだけで喜びを感じたり、フェイキーからのスイッチトリックをメイクできたりする人なら、スノーボードをビデオゲームにする作業は、このスポーツと同様、「芸術作品の制作」になる必要があることが理解できるはずだ。
有り難いことに、現在、デジタルスノーボードに乗れる作品はいくつも存在し、そこには現実世界のスノーボードで壁に当たった時に理想のライディングをさせてくれる秀作スノーボードタイトルも含まれている。今回はその中からベスト5をピックして紹介しよう。

『STEEP』(PC | Xbox | PS4)

『STEEP / スティープ』

『STEEP / スティープ』

© Ubisoft

2016年にリリースされたUbisoftの『STEEP / スティープ』は、熱心に開発が続けられた結果、現在史上最高のスノーボードタイトルのひとつに数えられているばかりか、史上最高のウィンタースポーツタイトルのひとつにも数えられている。
プレイヤーが望むなら、周囲の絶景を眺めたり、アイテムを集めたり、気ままにルックスを変更したりしながら、純粋なパウダースノーライドを続けるだけでもOKだ。しかし、このゲームにはレースも用意されており、初級者向けのシンプルなレースからほぼ垂直の恐ろしいクーロワールを攻めるレースまで収録されている。
『STEEP / スティープ』では、エアをメイクしたらしっかり着地する必要があり、あらゆる種類の山小屋やビッグドロップがすぐ先に待っている可能性があることを常に意識しておく必要もある。あらゆるレベルのスノーボードファン必須の本格派スノーボードタイトルだ。

『Snowboarding The Fourth Phase』(iOS | Android)

ドローンで最高のショットを手に入れよう

ドローンで最高のショットを手に入れよう

© Session Games

移動中にスノーボードを楽しみたいなら基本プレイ無料のゲームアプリ『Snowboarding The Fourth Phase』がオススメだ。
奥深いキャリアモードは、ドローンと一緒にライディングができるなど、フォト機能も充実しており、スノーボードの魅力をフルスケールで楽しめるようになっている。『Snowboarding The Fourth Phase』はスノーボードファンなら誰でも満足できるスノーボードゲームアプリだ。
レジェンドスノーボーダーのトラヴィス・ライスをフィーチャーしているこの作品のプレイヤーはライスに才能を認められたライダーとなって世界の頂点を目指していくことになる。尚、ストーリーに興味がない人のために、シンプルで面白いが高難度のチャレンジが楽しめるアーケードモードも用意されている。
ユニークなペイント風ヴィジュアルで表現されている『Snowboarding The Fourth Phase』は基本的にはタイミングを合わせるだけでOKで、左右にスワイプしてラインを取りながら、タップでエアをメイクしていく。簡単な操作方法なので家族全員で楽しめるゲームアプリと言えるだろう。

『SSX』(PS3 | Xbox Series X/S | Xbox One)

スノーボードゲームクラシック『SSX』

スノーボードゲームクラシック『SSX』

© EA Sports

EA Sports BIGというブランドが存在したのを覚えている人はいるだろうか? これは、ストリートサッカーやエクストリームスポーツ、スノーボードなどを中心に据えたEAのスポーツゲームブランドだったのだが、このブランドの立ち上げに合わせ、クラシックなウィンタースポーツゲームシリーズ『SSX』のリブート版が2012年にリリースされた。
後方互換機能のおかげで、2021年現在もXbox Series X/SとXbox Oneでプレイできる『SSX』は、険しい地形に立ち向かいながら重力を否定する派手なトリックをメイクしていくアーケードスタイルのスノーボードタイトルだ。
各コースは広大で、レースはハイスピードだが、『SSX』ではトリックメイクがすべてだ。また、このリブート版にはNASAの人工衛星データを使用したリアルな地形がフィーチャーされている他、自分の音楽をプレイリストに加えることもできる。
『SSX』は正当な理由から長年愛されてきたシリーズで、2012年版は今でもエキサイティングで面白い。古いという理由だけでこのゲームをプレイしないのは愚の骨頂だ。

『Alto’s Adventure』(iOS | Android | Switch)

ベストゲームアプリのひとつに数えられる『Alto’s Adventure』

ベストゲームアプリのひとつに数えられる『Alto’s Adventure』

© Snowman

プレイヤーキャラクターが自動で走り続ける “ランニングゲーム” がひとつのジャンルになってからしばらく経つが、そのひとつに数えられる『Alto’s Adventure』は超美麗アートワークとスノーボードを組み合わせることで、ジャンルとスポーツの枠を完全に飛び越えることに成功した。
スノーボードファンでなくてもプレイ必須な『Alto’s Adventure』は “ランニングゲーム” ゆえに操作が簡単で、プレイヤーはジャンプとトリックメイクのタイミングでディスプレイに触れるだけで良い。タップでジャンプタップ&ホールドでトリックメイク – これだけだ。各ステージに目標が用意されるのでやり込み要素も十分で、後半にはプレイヤーをさらにプッシュするユニークなキャラクターや仕掛けも登場する。
iOS版は有料だがAndroid版は無料で楽しめる。またNintendo Switchでも『Alto’s Adventure』と続編『Alto’s Odyssey』をセットにした『The Alto Collection』がダウンロード購入できる。

『SNOW』(PC | PS4)

『SNOW』はスケールの大きさが魅力

『SNOW』はスケールの大きさが魅力

© Poppermost Productions

2016年後半にベータ版がリリースされた『SNOW』はしばらく前から世の中に存在している。広大なオープンワールド、自由度の高いキャラクターカスタマイズ、丁寧に描かれた雪山の探索、数多のイベントへの参加が楽しめる『SNOW』には、ドローンやスノーモービルも収録されており、スノーボードだけではなくスキーも楽しめる。また、オーディオとグラフィックスは非常にリアルだ。
オンライン・オフライン両対応で、タイムトライアルレース、フリースタイル、フリーローミングを自由気ままに楽しめる。定期的にアップデートが重ねられたあと2019年2月に正規リリースされ、2020年末に『SNOW – The Ultimate Edition』がリリースされた。目立たない作品かもしれないが、スノーボードファンならマストの1本だ。