The Trek Session of World Cup downhill racer Valentina Höll seen at the Leogang World Cup in Austria on June 10, 2021.
© Bartek Wolinski
MTB

ヴァリ・ホルの最新ダウンヒルマウンテンバイクTrek Session 2021を徹底解説!

エリートクラスデビューとなったUCI MTBダウンヒル ワールドカップ 2021シーズンで早くも活躍しているオーストリア出身女子ライダーの最新モデルをチェック!
Written by Marlene Krug
読み終わるまで:3分Published on
「ソリッドで信頼性が高く、グリップに優れている」と評価されているバイクなら、ヴァリ(ヴァレンティーナ)・ホルとの相性は悪くないはずだ。ホルが2021シーズンに使用している2021 Trek Sessionは、一新されたデザイン改良されたトラクションより速く安定したダウンヒルライディングを実現するハイピボットポイントが特長だ。
ヴァリ・ホル

ヴァリ・ホル

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

2021 Trek Sessionは一見すると先代モデルと大幅に変わっていないように思えるが、新たなシャシーデザインによってトラクションとスピードが向上し、ペダルキックバックが解消されたことでさらにパワフルなMTBに仕上がっている。また、新たなハイピボットリアのおかげで、厳しい下りや激しい着地でのバイク全体の安定性とコントロール性も向上している。
Sessionの伝統を引き継ぎながらシャシー設計を一新

Sessionの伝統を引き継ぎながらシャシー設計を一新

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

では、実際にはどのようなバイクになっているのだろうか? ハイピボットデザインのサスペンションでは圧縮時のリアアクスルが曲線の前方向ではなく、より上方向・後方向へ動作するため、運動量の損失がはるかに少ない。また、全長が8cm伸び、さらにスムーズな感触となっている。
ホルは、2021 Trek Sessionについて「ラフなセクションで揺れている台に乗っているような感覚が少なくなりました。魔法のカーペットに乗っているような感覚に近いです」と感想を述べている。
「RockShox Trek Race Team Boxxer Club」のステッカー

「RockShox Trek Race Team Boxxer Club」のステッカー

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

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Trek Session ヴァリ・ホル モデル:スペック

  • フレーム:TREK Session アルミニウムフレーム
  • フォーク:Rockshox Boxxer Blackbox(内部構造は非公開)
  • ダンパー:Rockshox Airshock Blackbox(内部構造は非公開)
  • ヘッドセット:Chris King
  • ボトムブラケット:SRAM DUB 83mm GXP / スレッド式
  • チェーン:SRAM XX1
  • クランク:SRAM X01 DH DUB / 34T / アロイリング(6mmオフセット) / 165mmレングス
  • カセット:SRAM Minibloc 7速
  • リアディレーラー:SRAM X01 7速 ショートケージ
  • ギアシフト:SRAM X01 7速
  • ホイール:DT Swiss EX471 / 32T / 240ハブ(プロトタイプ)
  • タイヤ:MAXXIS Shorty 29インチ 2.4WT/ 3C maxxGrip DHケーシング
  • ブレーキ:RAM Code RSC(220mmディスク)
  • ハンドルバー:Truvativ Descedant 760mm(20mmライズ)
  • サドル:Ergon DH
  • シートポスト:Truvativ Descedant
  • ハンドル:Ergon GFR1
  • ペダル:Crankbrothers Mullet DH
  • チェーンガード:E*Thirteen
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Trek Session ヴァリ・ホル モデル:フォトギャラリー

このTrek Sessionと共にエリートクラスデビューシーズンを戦う

このTrek Sessionと共にエリートクラスデビューシーズンを戦う

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

ErgonグリップとSRAM Code RSCブレーキ

ErgonグリップとSRAM Code RSCブレーキ

© Bartek Wolinkski/@wolisphoto

リアにはSRAM Code RSC 220mmディスクを採用

リアにはSRAM Code RSC 220mmディスクを採用

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

Blackbox Rockshoxの内部構造はトップシークレット

Blackbox Rockshoxの内部構造はトップシークレット

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

Ergon DHサドル

Ergon DHサドル

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

レッドのペイントが施されたCrankbrothers Mallet

レッドのペイントが施されたCrankbrothers Mallet

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

ホルは7速ギアをチョイス

ホルは7速ギアをチョイス

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

7速ショートケージタイプのSRAM X01

7速ショートケージタイプのSRAM X01

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

Minolinkはジオメトリーの微調整を可能にする

Minolinkはジオメトリーの微調整を可能にする

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

DT SwissプロトタイプリムとMaxxis Minion DHRタイヤのコンビネーション

DT SwissプロトタイプリムとMaxxis Minion DHRタイヤのコンビネーション

© Bartek Wolinski/@wolisphoto

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