BMXフリースタイル
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BMX

BMXフリースタイル【BMXの基礎知識 Part 4】

BMX競技は、“BMXレース”と“BMXフリースタイル”の2種類に分類される。この章では“BMXフリースタイル”について紐解く。ちなみにこのジャンルは、ここからさらに4種類に細分化されるぞ!
Written by Masahiro Sampei(日本自転車競技連盟)/ Special Thanks Hiroshi Uehara (Fourthrity)
公開日:
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作品名【ABC of -スポーツ入門-】

2 シーズン · エピソード12
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BMX · 26分
第17話: BMX ABC
フリースタイルは、街中の縁石や、庭のプール、スケートボード用のランプを利用してジャンプをはじめたのが始まりとされている。生みの親は、現在もBMXのトップブランドとして存在する《HARO》の創設者、Bob Haroとの説が最も有力だ。
スピードや速さを競うレースに対し、フリースタイルはトリックの難易度を競うのが大きな特徴。
海外では、ESPNが主催するX Gamesなどのビッグコンテストに正式種目として採用され、観客を魅了するド派手なパフォーマンスからも高い人気を誇っている。
こういった大会形式では採点で順位を競うが、それとは別にファッションやカルチャーとして捉え、独創的なトリックを動画に残して仲間とスタイルを追求するライダーも多い

そんなBMXフリースタイルは、以下の4種類に細分化される。

#1 BMXストリート

BMXストリート
BMXストリート
街中の階段や手すり、壁などの構造物を使ってトリックを生み出すのがストリート。
段差を飛び降りながら技を入れたり、少しの起伏を利用して技を繰り出すなど、セクションや技数は無限大。
場所を選ばず、BMX一台だけあれば手軽にプレイすることができることから、特に競技人口が多いと言えるカテゴリーだ。
コンテストで勝敗を付けることよりも、個性的なトリックやスタイルのあるライディング、生き様などが重要視されるため、他の競技に比べ、最もストリートカルチャーとの結びつきが強く、ファッションや音楽とも深くリンクする。※注:日本では道路交通法違反になるので基本はNG。
BMXストリートの世界観は下記動画で堪能してほしい。
BMX · 3分
BMX-Guide durch Paris
ナイジェリアのBMXシーンに迫った下記ドキュメンタリーも、とにかく面白いので併せてチェックすべし。

#2 BMXフラットランド

BMXフラットランド
BMXフラットランド
フラットランドは文字通り、舗装されたフラットなエリアを自由に使い、制限時間(約3分)内でフィギュアスケートのように技を表現する競技。前述のBMXストリートと同様にストリートカルチャーとも深くリンクする特性を持ち、ファッションや音楽、さらにダンスなどの要素とも結びつきが強い。
競技の具体的な内容は、ハンドルシート、前後輪のハブ部分に取り付けるペグと呼ばれる特殊な金属パーツなどを自由自在に操り、パフォーマンスの難易度オリジナリティ完成度等を審査員がジャッジしてポイント制で順位を決める。
2018年にはBMXフラットランドもUCI(国際自転車競技連合)のBMX種目に追加され、ワールドカップシリーズが始まった。
また、この種目が誕生した90年代は、多くのライダーがフレームの前後にブレーキを付けていたが、ゼロ年代以降からノーブレーキがトレンドとなってきた。そして最近では、スタイルの多様性から、再びブレーキをつけるライダーも出現してきている。
日本では、内野洋平佐々木元といったライダーたちに注目したい。2人はこれまで、アメリカのBMX雑誌のRIDE BMXが1年に1度、その年のNo.1ライダーに贈る、BMX界で最も権威のある称号のNORA CUP AWARDを獲得するなど、世界レベルの活躍を見せている。

#3 BMXパーク

BMXパーク
BMXパーク
ランプと呼ばれるジャンプセクションや、ボールと呼ばれるすり鉢状のプールのようなセクションが配置され、決められたフィールド内で様々なトリックを繰り出す競技。
2016年にUCIにBMX種目として“フリースタイルパーク”が追加され、ワールドカップや世界選手権などの開催が始まるなど、年々、競技自体が大きくなり始めている。
さらに、一般的にはスケートボードのパークでスケーター達とともにプレイすることが多く、近年では、このようなフィールドが全国各地に次々と誕生していることから、パーク競技自体が向上傾向にある。
日本では、中村輪夢大池水杜が、2018年ワールドカップ第2戦にて優勝するといった世界的な活躍を見せる。
ちなみに、先に開催された、BMXパークのビッグコンテスト、FISE HIROSHIMA 2019では、レッドブル・アスリートの中村輪夢が日本人として始めて表彰台に登り話題となった。

#4 BMXダート

BMXダート
BMXダート
セクションやジャンプが土で作られていることから、“泥”の意味を持つフレーズのダートと呼ばれている。
競技としてはコンテスト形式が一般的で、複数のジャンプが設置され、速さではなくトリックの難易度やオリジナリティを競う)。代表的なコンテストとしてあげられるのがX Gamesなど。
日本人だと、前述したNORA CUP AWARDのトレイル部門を遠田 聡が獲得している。
※ BMXダートの世界観を動画で理解したいなら下記をチェック!
動画の冒頭にあるように、森の中などにスコップ一つで作ったジャンプ台を設置した“トレイル”と呼ばれるフィールドもあり、ここで仲間たちとトリックのスタイルを追求するライダーも多く存在する。
(了)
◆Information
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