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BMXとは?
BMXは、Bicycle Motocrossの略語で、その名称からもわかる通り、モータースポーツのモトクロス(オートバイ競技)が由来。
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ルーツ
ルーツを辿ると、1970年代前半のアメリカ南カリフォルニアまで遡る。当時、オートバイ・モトクロスレースに憧憬を抱く子供達が、自転車を使って土や砂が細かく敷かれたダート路に作ったジャンプや下り坂を駆け下りて走り始めた“遊び”が原点とされる。
この南カリフォルニアで巻き起こったムーブメントは、1971年に公開され話題となった、オートバイ・レースを題材とした映画『On Any Sunday(栄光のライダー)』のオープニング(※)で、自転車を使ってモトクロスレースの真似をして遊ぶ子どもたちの映像が使用されたことで、全米にイッキに広がったとされている。
※ こちらが映画『On Any Sunday(栄光のライダー)』のオープニングシーン。
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BMXの原型
発祥当初は、シュイン社のスティングレイというモデルの自転車が代表的な車体として採用されていたが、映画などの影響で競技人口が増えたことから、専用設計の自転車を製造する会社が増えてきた。
諸説あるが、その代表的な会社とされるのが、日本のYAMAHA。同社が当時制作していたMoto Bikeと呼ばれるモデルが、現在のBMXの原型になったとされている。
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子供達の“遊び”から“競技”へ
1973年にモトクロスレーサーだったErnie Alexanderという人物が、National Bicycle Association(NBA)という運営団体をアメリカで立ち上げ、レースの統括を本格的に始めたことで、子供達の“遊び”だったBMXは、“競技”として広く認知されていく。
この後に自転車でのスタイル追求やスリルの極限を求めるレース選手たちが、“フリースタイル”という新しいジャンルを確立していくことで、BMXは競技だけでなく、ストリートカルチャーとしても発展していくこととなる。
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トリビア Part1
余談だが、日本でBMXが普及した大きな要因は、1982年に公開され爆発的なヒットを飛ばした映画『E.T.』が大きく関係する。スクリーン中で主人公の少年が、当時としては斬新なデザインのBMXを愛用していたこと、さらにそれが現・KUWAHARA BIKE WORKS社が手がける日本メーカーのものだったことが大きな話題となり、日本でも一躍注目を集めることになった。
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トリビア Part2
前述した通り、現在考えられているBMXの起源は、70年代のアメリカだが、1950年代のオランダやフランスで、自転車を使用したオフロードフィールドでのレースが行われていた動画(※)も残っている。
※ こちらの動画中にその証拠が映されている↓
使用している自転車の車輪系は大きく、現在のマウンテンバイクに似た姿だが、スタートラインに複数名が並び、土を掘り起こしたコースを、ジャンプして着順を競う様子は、まさに1970年代にアメリカで始まったBMXレースにそっくりである。
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