獅白ぼたん×ボンちゃん、『ストリートファイター6』を大いに語る! 「強くなる方法を教えて!」
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獅白ぼたん×ボンちゃん『ストリートファイター6』を大いに語る! 「強くなる方法を教えて!」
バーチャルYouTuberの獅白ぼたんと、プロゲーマーのボンちゃんによるスペシャル対談! 『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)の話題を中心に、"格闘ゲーム"や"eスポーツ大会"の魅力に迫る!
Written by Red Bull Japan
読み終わるまで:14分Published on
『スト6』で遊ぼう!
とあるゲーム大会への出場をきっかけに『スト6』にハマった獅白ぼたんが、プロゲーマーのボンちゃんに、『スト6』に関するあれやこれやを聞いてみた!
『スト6』が強くなる方法から、"Red Bull Kumite"(※1)をはじめとするeスポーツ大会の魅力、はたまた獅白ぼたん自身が主催するゲーム大会"獅白杯"(※2)開催へ向けてのアドバイスまで……!
ゲーム好きなふたりによるクロストークの行く末はいったい?
01

\『スト6』にハマったきっかけ/

獅白 えっと、私が初めて格闘ゲームを遊ぶきっかけになったのが『スト6』なんです。CRカップ(※3)の"第1回 Crazy Raccoon Cup Street Fighter 6"(2023年6月25日)に出場することになって、そこからハマっていったんですけど、ボンちゃん選手が『ストリートファイター』シリーズにハマったきっかけって何なんだろう……というのをまずはお伺いしたいです。
(👇下の動画は、獅白ぼたんが第1回『スト6』CRカップに参加したときの試合映像)
ボンちゃん はい! 格闘ゲーム自体は、中学生くらいからけっこう幅広く遊んでいたんですよ。当時はゲームセンターでプレイするのが多かったです。
そんななか、18歳ごろに麻雀店(雀荘)でアルバイトをすることになって、その店にあのウメさん(梅原大吾)が働いていたんですよ(笑)。
獅白 えーーー(笑)! めちゃめちゃ偶然ですか?
ボンちゃん そう、ほんと偶然なんですよ! 当時ボクは、彼を"格闘ゲームの世界チャンピオン"だとは知らなかったんですけど、いっしょに働く同僚になったんです。
ボクも格闘ゲームが好きだったので、そこから彼と仲良くなって、仕事終わりに一緒にゲームセンターに行って、いろいろな格闘ゲームで対戦したりもしてました。
獅白 ちなみにウメハラさんが"すごい人"だと知ったのは、何がきっかけだったんですか?
ボンちゃん お店の同僚と、格闘ゲームの話をしていたら「うちの店に"格ゲー"(格闘ゲーム)の神がいるよ!」と言われたんです。最初は「なにその胡散臭い肩書き? 神なんていないよ!」と思ってました(笑)。
でも、実際にネットなどで調べてみたら、"ウメハラまとめサイト"なんていうのもあって、「え? ウメさんって、ホントにすごい人なんだ!」とそこで知ったんです(笑)。
02

\『スト6』が上手くなりたい!/

『スト6』が上達するためには?
『スト6』が上達するためには?© CAPCOM CO., LTD. 2023 ALL RIGHTS RESERVED.
獅白 ちなみに、ボンちゃん選手にとって、『ストリートファイター』シリーズの魅力ってどんなところです?
ボンちゃん 『ストリートファイター』シリーズが他の格闘ゲームよりも明確に「いいな!」って思うのは、ひとつに観戦者がその状況を理解しやすい画面構成だと思うんです。
世のなかにはさまざまな格闘ゲームがありますけど、そのなかでも体力ゲージをはじめ各種UIをかなりシンプルにまとめていると思うんですよね。また各キャラクターの動きも比較的わかりやすいですし。
さらに大会においては、それこそ実況者や解説者の合いの手もあって、初めて格闘ゲームを見た人でも、「右側(のプレイヤー)がチャンスで、左側がピンチなんだな」というのがすぐに理解しやすく、遊ぶ人はもちろん観戦する人にとって"敷居の低さ"や"入りやすさ"があると思うんです。
獅白 私は、これまで格闘ゲームをきちんとプレイしたことがなくて、昨年(2023年)に、「CRカップに出ませんか?」とお声がけいただいてから始めたんです。
『スト6』にはモダンタイプ(※4)という操作方法があるじゃないですか。「モダンタイプを使えば、初心者でも戦えますからぜひ参加してください」と……。
それを聞いて最初は「ホンマか~(笑)?」と思ったのですが、実際に遊んでみると、「ホンマに出来んぞ(笑)!」と。
ただ操作が簡単とはいえ、大会に出るかぎりは勝ちたいじゃないですか。しかし強くなるための練習方法がまったくわからず、最初はどうしたものかと(笑)。
そこでボンちゃん選手に聞きたいんですけど、初心者が『スト6』を上手くなるためには、最初どのようなことをすればいいでしょうか?
ボンちゃん 格闘ゲームをプレイしていて、"面白い瞬間"というのは、"自分の攻撃が当たったとき(当てているとき)"だとボクは思うんです。もっと言えば、コンボ(連続攻撃)を完走しているとき(途切れず繰り出しているとき)ですね。
最初は、少しのダメージしか与えられなかったコンボが、ちょっとの工程を踏むことで繋がっていき、与えるダメージがどんどん上がっていくじゃないですか。
ですから、まずはその長いコンボを実戦で当ててほしい……自分の攻撃を当てている楽しさや気持ちよさを知ってほしい、というのはありますね。
そういう意味では、まずはなにかしらの攻撃をきちんと当てる練習、そして続けてコンボを繋げていく練習を始めるのがいいかもしれません。
獅白 なるほど~!
ボンちゃん さらに、ジャンプ攻撃はダメージを取りやすい行動のひとつなので、ジャンプ攻撃を確実に当てる、というところから始めるのも、いいと思います! ……と、これまでは思っていたのですが(笑)、『スト6』のモダンタイプは、相手のジャンプ攻撃を比較的落とせるようになっているんですよね。もちろんキャラクターにもよりますけど。
ですから、「これまでの作戦(ジャンプ攻撃)は、『スト6』では通じづらくなってきたな」というのもありますね(笑)。
獅白 あはははは!
03

\"キャラ選び"に迷っているなら!/

使用できるキャラクターは全18人。今後キャラの追加も予定されている。
使用できるキャラクターは全18人。今後キャラの追加も予定されている。© CAPCOM CO., LTD. 2023 ALL RIGHTS RESERVED.
獅白 あと、始めた当初、キャラクター選びも悩みました。「勝ちたいのならエドモンド本田を使えばいいよ」という意見も多いんですけど、『ストリートファイター』シリーズをじっくりと遊ぶのは、ほんとにほぼほぼ初だったので……。
ボンちゃん キャラに思い入れがないと、判断基準がないですもんね。
獅白 そうなんです。だからプロの選手から見て、「初心者にキャラを選んであげましょう」ってなったときに、どのキャラをおすすめするのかが気になります。とにかく勝たせやすいキャラを選ぶのか、それとも楽しんで遊べるようなキャラを選ぶのか?
ボンちゃん これに関しては、最初は「見た目が好き」とかで、全然いいと思います!
「勝ちたい!」という人だったら、比較的勝ちやすいと言われている、エドモンド本田やブランカがいいかもしれません。どちらのキャラも操作がシンプルかつ、必殺技が強いので技が当たりさえすればそれなりに試合を有利に進めやすいんです。
なので、ボクはキャラ選びに迷っているならば、最初にまず「勝ちたいですか?」と聞きますね(笑)。あわせて、どのような特徴のキャラで遊びたいか、今後『スト6』を続けていきたいか、なども伺い、それらを総合的に判断しておすすめのキャラを決めると思います。
獅白 丁寧にヒアリングしてくれるのは初心者的には嬉しいですね! 私の場合は、"初めて格闘ゲーム大会に出ることになった不安"や、"勝ちたいけれどきちんと操作できるのかといった緊張"などもあったので、そういうときにプロの方がしっかりとヒアリングしてくれて道を示してくれるのは、本当にありがたいと思いますね。
04

\モダンタイプがすべてを解決!?/

ボンちゃん けっきょくのところ、モダンシステムは、初心者にとって"入りやすさ"はありますよね。対して、これまでのクラシック操作は、それはそれで全然、始めたての人でもフツーに楽しめるくらいのものではあるんですよ。『スト6』はそこらへんのバランスが上手に取れている、とホントに思ってます。
これまでは、"格ゲー=難しい"というイメージを持たれることも多かったけれど、『スト6』に関しては、初めてプレイした人たちがみんな口を揃えて、「遊びやすい」、「わかりやすい」などと言っているんですよね。
獅白 確かに、モダンシステムのおかげで、いまも私が『スト6』を続けられてる部分もありますからね。
なお最近は、リリーを使ってるんですけど、一部の技はコマンド操作で出せるようにもなってきました!
自然界に宿る精霊と語らう力を持つキャラクター、リリー。
自然界に宿る精霊と語らう力を持つキャラクター、リリー。© CAPCOM CO., LTD. 2023 ALL RIGHTS RESERVED.
ボンちゃん おっ、いいですねー! モダンシステムの良いところって、ワンボタンで技を出せるだけではなく、きちんとコマンド入力しても技が出るんですよね。
ワンボタンで出すとやっぱり与えるダメージはちょっと少なくなっちゃうんだけど、コマンド操作で出せるようになれば"きちんと攻撃力が上がる"っていう、ボーナスがある。
獅白 ですね。本当にバランス良く出来てますよね!
ボンちゃん ちなみに、ぼたんさんがリリーを使用している理由って何かあるんですか?
獅白 『スト6』を始めた当初はマリーザを使っていたんです。大会に出るために限られた時間で練習することになって、そのなかでも扱いやすくて強いキャラ、ということでマリーザを選んだんです。
で、最近になって、このまま他のキャラを触らないのもちょっともったいないかなって思って。
それで、まずはブランカを触ってみて「オモロイー!」となったのですが、私の性格的に"溜めキャラ"(※5)が向いてなくて(笑)。
ボンちゃん わははは!
獅白 で、第2回開催の『スト6』CRカップに出場したときに、かなりボコボコにされたキャラがリリーだったので、あえて"ボコボコにされた相手"を使ってみようかなと(笑)。
そしたら、リリーって操作しててめちゃくちゃ面白くて! なので、いまリリーを勉強中なんです。
ボンちゃん いいですね! 経験を得て、いまリリーに落ち着いている、というのはまさに上達していく過程のひとつですからね。
いろいろなキャラを触ると、それぞれのキャラの良し悪しがわかってくるじゃないですか。そうするといろいろな選択肢が取れるようになるんです。
やっぱり、自分がやられて嫌なことをやるのが"格闘ゲームにおいては正しいこと"になりやすくて、そういう意味では『スト6』を楽しむためには、さまざまなキャラを触ってみるのもいいことだと思います。
05

\"Red Bull Kumite"と"獅白杯"/

獅白 ちなみに、ボンちゃん選手は、"Red Bull Kumite 2024"に出場されるそうですが、"Red Bull Kumite"の面白い部分ってどんなところですか?
ボンちゃん まず、個人戦かつ、招待制の大会というのが、他にそんなにないんですよね。招待制の大会だからこそ、その人選も面白くて、ワールドクラスで活躍しているプロゲーマーもいれば、「まだまだ無名だけど、その地域で強いと言われている人」が選出されたりなど、注目すべき選手も多いんです。出場資格にプロ・アマの制限がないんですよ。
また、大会の演出もこだわっていて、非常にエンタメ的な見せ方をして盛り上げ上手なんですよね。
たとえば、きちんとひとりひとりの選手にスポットを当ててくれるんです。選手入場のときなんかは、それぞれの選手の入場曲を「この選手にはこの音楽が合ってそうだな」と、大会側が勝手に見繕って流してくれるんですよ(笑)。
なお、2015年に開催された"Red Bull Kumite"に初出場したときは、「これ本当に格ゲーの大会?」と衝撃を覚えた記憶がありますね。
ステージ中央には、金網ケージが設置され、まさにリアル格闘技のイベントのようで、いまからゲームをやるとは思えない雰囲気だったんですよ。そういう演出や盛り上げ方も含めて、面白い大会だとは思います。
ちなみにボク、"Red Bull Kumite"の初回大会(2015年)で優勝して以降、ずっと1位を逃しているので、今回こそ狙いたいな、と思っています!
フランスで開催された"Red Bull Kumite 2015"の模様。金網ケージ内で戦うボンちゃん選手(写真左)。
フランスで開催された"Red Bull Kumite 2015"の模様。金網ケージ内で戦うボンちゃん選手(写真左)。© Katya Mokolo / Red Bull Content Pool
獅白 今回の"Red Bull Kumite 2024"は、ニューヨークでの開催ですよね?
ボンちゃん そうです。今回の個人的な見どころとしては、"ひびき選手(日本)"の活躍でしょうか。
ここ最近、ボクらプロゲーマー勢のあいだで、「あの子は強い!」と言われているのが"ひびき"くんなんです。彼が今回、"Red Bull Kumite 2024"に招待されたんですよ。
彼の強さを全世界に知ってもらえるきっかけにも繋がると思うので、ぜひ注目です。リリーを使う選手なので、ぼたんさんもぜひチェックしてみてください。
獅白ぼたん リリー使いなんですね、楽しみです! あ、ちなみに大会といえば私、3月31日(日)に『スト6』を使用したゲーム大会"獅白杯"を初主催するんですよ。これまで数々の大会に出場してきたボンちゃん選手から見て、魅力的な大会ってどんな大会です?
ボンちゃん やっぱり参加者や出場者全員がゲームを楽しそうにプレイしている姿はすごい魅力的ですよね。たとえば、会場にいるお客さんや配信を見ている人も"参加者・出場者が楽しそうに遊んでいる雰囲気"って微笑ましいじゃないですか。
とはいえボクは、プロの競技シーンで大会に出場することが多いので、結果ありきでいろいろと考えたりはしますけれども、それでもやっぱ根本にあるのは面白いから"格ゲー"やってるっていう気持ちなんですよね。
獅白 楽しい雰囲気! ……たしかに、そうですよね! ちなみに、獅白杯の出場者は、VTuberさんやストリーマーさんをご招待して行う予定なんですが、今回大会を主催して、「私でも大会が開けるんだ」ということがわかったら、次回以降は誰でも参加ができるオープン大会を開きたいんですよ!
それこそプロゲーマーの方でも、「スケジュールがあえば、ぜひ参加を!」という感じで開催したいのですが……さすがに1回目からは敷居が高いかな、と思ったので、今回は招待制大会にしたんです。
ボンちゃん なるほどー。めちゃくちゃ盛り上がりそうな大会じゃないですか!
獅白 私、これまで大会に出させていただく側だったので、どうなるかドキドキしていますが、ひとまず第1回目は成功させたいなー!
ボンちゃん いやー、楽しみですね! もし2回目、3回目と大会が続くようであれば、そのときは"馳せ参じます"ので、お気軽にお声掛けください(笑)!
獅白 嬉しいです! ありがとうございます(笑)!
  
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💡《獅白ぼたん》&《ボンちゃん》プロフィール

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👉獅白ぼたん プロフィール
レッドブル・バーチャル・アンバサダー|獅白ぼたん
レッドブル・バーチャル・アンバサダー|獅白ぼたん© 2016 COVER Corp. / © Red Bull Japan
女性VTuberグループ「ホロライブ」所属のバーチャルYouTuber。ゲーム好きが多い「ホロライブ」のなかでも優れたゲームの腕を持つ。バーチャル上で人とアイデアに翼をさずけていくレッドブル・バーチャル・アンバサダーとしても活躍中。
📝獅白ぼたんの連載コラムはこちら
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👉ボンちゃん プロフィール
ボンちゃん/髙橋正人
ボンちゃん/髙橋正人© Jason Halayko / Red Bull Content Pool
プロゲーマー。1987年生まれ、東京都出身。『ストリートファイターIV』で頭角をあらわし、招待制格闘ゲームトーナメント"Red Bull Kumite 2015"で初代王者に。また、世界最大級の格闘ゲーム大会"エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ2019(EVO 2019)"で優勝を収めるなど数々の大会で結果を残す。2015年より、レッドブル・プレイヤーとして活動。
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(※構成・執筆・編集/ローリング内沢)
(※タイトルバナーデザイン/広岡 毅)
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