Emil Johansson performs at Crankworx Innsbruck 2022
© Bartek Wolinski/@wolisphoto
MTB

【Crankworx World Tour 2022】インスブルック:結果&ハイライト

オーストリア・インスブルックで開催されたマウンテンバイクの祭典はアクション満載となった。全5カテゴリーのハイライトを動画とテキストでチェック!
Written by Faye Brozek
読み終わるまで:7分公開日:
3年ぶりにCrankworx(クランクワークス)が復活し、【Crankworx World Tour】の一貫としてインスブルックで有観客開催された。
“マウンテンバイクの祭典” とも言われるこのイベントは、通常通りウィップオフコンテストから始まった。現地に集合していたライダーのほぼ全員が参加してウィップの美しさを競ったこのコンテストは、カナダのジャクソン・ゴールドストーンとニュージーランドのロビン・グームスがそれぞれ男女のチャンピオンとなった。
ライダーとファンが一体となって生み出した現地の雰囲気は最高で、オーストリアでの楽しい週末の土台となった。まずは、ウィップオフコンテストのハイライトをチェックしてもらいたい。
続けて、【Crankworx Innsbruck 2022】のその他のコンテストのハイライトウイニングランをテキストと動画で紹介していく。

4分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:ウィップオフコンテスト

Red Bull TVで見逃し配信をチェック!

01

スロープスタイル

エミール・ヨハンソンがほぼパーフェクトなランを披露して、スロープスタイル《Crankworx Innsbruck Slopestyle》3連覇を達成した。ヨハンソンは【Crankworx】でのスロープスタイル連勝記録を7に伸ばした。
スウェーデン出身のヨハンソンは1本目で【Crankworx】史上最高ポイントとなる98ポイントをマーク。テクニカルなトリックにレギュラーとオポジットの両方向を組み合わせた見事なランを披露したヨハンソンは、ツイスターや回転系のコンボのような観客を沸かせるトリックはそこまで多く用意していなかったが、各トリックの精度を高め、ミスの数を減らすことに注力することで勝利を手にした。
インスブルックで全力ランを披露するヨハンソン
インスブルックで全力ランを披露するヨハンソン
【Crankworx】スロープスタイル7連覇を達成したヨハンソン
【Crankworx】スロープスタイル7連覇を達成したヨハンソン
2位にはエリック・フェドコが入った。ドイツ出身のフェドコは1本目で【Crankworx】自己ベストとなる95.25をマーク。フェドコのランのハイライトは、地面と水平になった美しいスーパーマンシートグラブだった。3位はフランス出身のティモテ・ブランジェが獲得した。ブランジェは2本目で1本目を上回る93.75をマークして3位を確定させた。
ヨハンソン、フェドコ、ブランジェのウイニングランをチェック!

9分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:スロープスタイル トップ3

【Crankworx】通算7勝目を挙げたヨハンソンは次のようにコメントした。「僕が全身全霊を注いだイベントでしたので、ハードワークが結果に繋がったこの結果は驚きというよりは安堵に近いです。これまでは表彰台の上でよく泣いていましたが、最近は信じられないという気持ちになっています。言葉では表現できません。言葉を失っています」

順位

ライダー

ポイント

優勝

エミール・ヨハンソン(スウェーデン)

98

2位

エリック・フェドコ(ドイツ)

95.25

3位

ティモテ・ブランジェ(フランス)

93.75

02

ダウンヒル

5分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:ダウンヒル 男女ウイニングラン

ダウンヒル《Deuter Downhill presented by RAIFEISSEN》は、オーストリア出身のヴァリ・ホル(ヴァレンティーナ・ホル)が女子部門を制してインスブルック3連覇を達成。ダウンヒルレースの観戦に集まった地元ファンを喜ばせた。男子は英国出身のチャーリー・ハットンが長時間暫定首位に立っていたオーストラリア出身ベテランライダーのミック・ハンナを上回って優勝した。
インスブルックで活躍して自信を取り戻したヴァリ・ホル
インスブルックで活躍して自信を取り戻したヴァリ・ホル
高温となったレースで優勝を手にしたチャーリー・ハットン
高温となったレースで優勝を手にしたチャーリー・ハットン

順位

男子

女子

優勝

チャーリー・ハットン(英国)

ヴァリ・ホル(オーストリア)

2位

フィン・アイルス(カナダ)

トレーシー・ハンナ(オーストラリア)

3位

ミック・ハンナ(オーストラリア)

アンナ・ニューカーク(米国)

03

スピード&スタイル

2回目の開催となったスピード&スタイル《CLIF Speed & Style》は、ライダーたちの進化が確認できるイベントになった。数年前、このフォーマットでバックフリップをメイクすることは不可能と思われていたが、今回はトライと成功が何回も確認できた。
昨年、ニュージーランド出身のロビン・グームスが女子初のバックフリップをメイクしたが、今年の彼女はバックフリップ・ナックバックフリップ・ワンフットキャンキャンを定期的にメイクしていた。
当然ながら、このようなトリックは米国出身のジョーディー・スコットとのファイナルでのグームスにアドバンテージをもたらし、グームスが2連覇を達成した。また、同じくバックフリップをメイクしたオーストラリア出身のキャロライン・ブキャナンが3位に入った。

6分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:スピード&スタイル 女子ファイナル

男子はフランス出身のトマス・ルモワーヌが圧倒的な強さを見せ、インスブルック5連覇を達成した。2位にはチェコ出身のテオドル・コバッチが入り、3位には【Crankworx】デビューを飾ったオーストラリア出身のマイク・ロスが入った。

7分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:スピード&スタイル 男子ファイナル

順位

男子

女子

優勝

トマス・ルモワーヌ(フランス)

ロビン・グームス(ニュージーランド)

2位

テオドル・コバッチ(チェコ)

ジョーディー・スコット(米国)

3位

マイク・ロス(オーストラリア)

キャロライン・ブキャナン(オーストラリア)

04

デュアルスラローム

デュアルスラローム《Specialized Dual Slalom presented by Thule》では、オールラウンダーのライダーたちがローラー、バーム、トリッキーな芝生のターンなどが配置されている曲がりくねったレーストラックで1on1バトルを繰り広げた。
デュアルスラロームはBMXライダーよりもMTBライダーの方が有利と言われているが、雨の影響を受けた今年のコースでもこれが実証された。
女子ではドイツ出身のニナ・ホフマンヴァリ・ホルをファイナルで下して優勝し、米国出身のアンナ・ニューカークが3位に入った。ホフマンがファイナルの1本目を制して迎えた2本目はホルが取り、ホルが逆転優勝を達成したように思われた。しかし、ジャッジがビデオを見直した結果、ホルがゲート通過でミスをしていたことが判明。ホルにタイムが加算されてホフマンの優勝が決まった。

2分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:デュアルスラローム 女子ファイナル

男子はオーストリア出身のアンドレアス・コルブがニュージーランド出身のジョージ・ブラニガンを下して優勝した。女子と同じようにブラニガンもゲート通過でペナルティを科されてしまったため、1本目で勝利していたブラニガンにタイムが加算された。この結果、1.5秒のリードが得て2本目に挑んだコルブがチャンピオンに輝いた。

1分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:デュアルスラローム 男子ファイナル

順位

男子

女子

優勝

アンドレアス・コルブ(オーストリア)

ニナ・ホフマン(ドイツ)

2位

ジョージ・ブラニガン(ニュージーランド)

ヴァリ・ホル(オーストリア)

3位

コリン・ハドソン(米国)

アンナ・ニューカーク(米国)

05

パンプトラック

パンプトラック《RockShox Pump Track Challenge》では、観客が大歓声で会場を盛り上げたため、ライダーたちがスタートゲートでのシグナルを聞き逃すシーンが何回か確認されるほどだった。
女子ファイナルはオーストラリア出身のキャロライン・ブキャナンと米国のキアラニ・ハインズの対戦となり、ハインズが0.161秒差で優勝した。

1分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:パンプトラック 女子ファイナル

男子ファイナルは、カナダ出身のバス・ヴァン・スティーンバーゲンとオランダ出身のニルス・ベンシンクの対戦となった。1本目はスタートに失敗したあと見事にミスを取り返したヴァン・スティーンバーゲンが制したが、2本目はベンシンクが圧勝し、ヴァン・スティーンバーゲンが1本目で得ていたタイムアドバンテージを逆転して優勝した。

1分

Crankworx World Tour 2022 インスブルック:パンプトラック 男子ファイナル

順位

男子

女子

優勝

ニルス・ベンシンク(オランダ)

キアラニ・ハインズ(米国)

2位

バス・ヴァン・スティーンバーゲン(カナダ)

キャロライン・ブキャナン(オーストラリア)

3位

トミー・ズーラ(米国)

ジョーディー・スコット(米国)

06

キング&クイーン

ダウンヒルとスラロームで活躍したヴァリ・ホルが180ポイントで女子総合首位に立った。2位には170ポイントのキャロライン・ブキャナン、3位には163ポイントのジョーディー・スコットが続いている。
男子は、136ポイントのニルス・ベンシンクトマス・ルモワーヌからわずか1ポイント差で暫定首位に立っている。3位にはバス・ヴァン・スティーンバーゲンが入っている。
▶︎世界中から発信される記事を毎週更新中! 『新着』記事はこちら>>