Danny León switches it up
スノーボード

ダニー・レオン:トップスケートボーダーが大雪のマドリードでスノーボードに挑戦!

© Stain Garcia/Red Bull Content Pool
スペイン人トップライダーが友人のスノーボードを借りて挑んだ白銀のマドリードでの挑戦を振り返った。
Written by Matt Ogborn公開日:
世界各地でスケートボードをライディングするキャリアを選んでいるダニー・レオンがスノーボードに乗れるのはせいぜい年1〜2回だ。しかし、2021年1月、ホームタウンのスペイン・マドリード記録的な大雪が降ったことで、レオンは久々にスノーボードでのトリックメイクをじっくり学ぶチャンスを得た。
2021年1月8日から1971年以来となる大雪がスペインの首都に降り始め、最終的に積雪50cmを記録した。普段スノーボードにほとんど乗らないレオンはこのレアなチャンスを活かすべく友人たちと一緒にマドリード市内へ繰り出して雪でキッカーを作り、ローカルとオンラインのフォロワーのためにトリックメイクに挑んだ。まずはInstagramの投稿をチェックしてみよう。
現在26歳のレオンは次のように振り返っている。「マドリードで雪を見たのは今回で2回目じゃないかな。最初も大雪で、その日は学校へ行けなかったことを覚えているよ。でも、翌日は最高だったね。でも今回は2週間降り続けた。クレイジーだった。すべてが雪にすっぽり埋まってしまったんだ。膝まで積もったよ」
マドリード郊外、モストレス出身のレオンは、毎日4〜5時間をかけてアルムデナ大聖堂グラン・ビア、シベーレス広場コロン広場をはじめとするマドリードの名所を巡り、自分のスケートボードスキルがどのようにスノーボードへ活かせるのかを確認していった。レオンは次のように振り返っている。
レールに挑んだダニー・レオン
レールに挑んだダニー・レオン
「最初の数日はチームマネージャーのアルベルトと一緒にマドリード市内を車で回って、スケートボード向きのスポットをチェックしていった。でも、次の日に大雪が降って、車が出せなくなってしまった。だから、地下鉄を使おうとしたんだけど、いくつかの路線が止まっていたから、結局何時間もかけてマドリード市内を移動することになった」
「スケートボードはまず不可能だった。シャベルで雪かきしてもね。だから、スノーボードに挑戦することにしたんだ。ヘルメットに自分の名前がペイントされているから、数人に僕だということに気付かれたよ。彼らは僕たちがキッカーを準備しているのを見たあと、スマホで撮影を始めた」
レオンはSimple Session(2020年に優勝)、Red Bull Bowl RippersRed Bull Roller Coasterなどのスケートボードのビッグイベントで素晴らしいライディングをしてきたことで世界的な知名度を誇っているが、スノーボード挑戦は簡単ではなかった。レオンは次のように続けている。
「スノーボードとスケートボードの共通点は僕のスタンス(グーフィー)だけだ。テクニックは全然違うね。自宅から10〜15分の距離にインドアスノーパークがあるんだけど、あそこはリアルなスノーボードじゃない。車で90分ほど走れば本格的な雪山があるんだけど、こっちは遠すぎて中々行けない。だから、近所にある人工ウェーブプールでサーフィンをする方が多いんだよね」
スノーボードに挑んだダニー・レオン
スノーボードに挑んだダニー・レオン
スノーボードとスケートボードの共通点はスタンスだけだ。テクニックは全然違う
ダニー・レオン
スケートボード “一世一代の晴れ舞台” が今夏に用意されるかどうかはまだ分からないが、レオンはフィットネスと集中の維持に努めている。
「準備は続けているよ。ベストは尽くしている。晴れ舞台に立てればクールだからね。スケートボードでは新しいトリックをイメージしなければならない時がある。だから、常にクリエイティブに考えて差別化を図るようにしているんだけど、イベントやコンペではコースを見ないと何ができるのか分からない時が多い。僕の特長は、そういう状況でも差別化を図ろうとするところなんだ。スケートボードは僕の情熱だからね」