The return of the king?
© OG/Red Bull
eスポーツ

『Dota 2』:anaがOGに復帰!

孤高の天才が帰ってきた! The International 10出場に向けてAnathan “ana” PhamがOGに復帰! 3連覇は達成できるのだろうか?
Written by Tom Cockram
公開日:
誰もが願っていたことが遂に実現した。数々の素晴らしいプレイと革新的な《IO》でのキャリーで世界中のファンのハートを掴んできたオーストラリアが生んだ『Dota 2』ポジション1の天才Anathan “ana” Phamが、OGへの復帰を果たしたのだ。
anaは、The International 2019(TI9)でOGのプレイヤーとして史上初のTI連覇を成し遂げたあとシーンから離れていたが、The International 2021(TI10)を視野に入れたタイミングで電撃復帰を果たした。以下に、anaの才能と復帰の重要性を解説する。
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anaとは何者なのか?

anaは2010年代後半にOGの主力プレイヤーとして複数のMajorとThe Internationalを制したことが最も良く知られているが、彼の『Dota 2』キャリアはその前から始まっている。2015年にプロプレイヤーになるために高校を中退してメルボルンから上海へ向かったanaは、CDECのインハウスリーグでプレイを重ねた。そしてそこでの活躍が認められてInvictus Gamingのプレイヤーとしてプロキャリアをスタートさせた。
anaは21歳ながら「eスポーツ長者番付歴代3位」にランクインしているため、『Dota 2』シーン以外にも広く知られている。また、『Dota 2』シーンでは、The International 9《IO》をキャリーに起用して実況チームと世界中のファンに衝撃を与えたことでも有名で、この奇策は今も使われている。OGがTwitterに《IO》の画像を投稿(下参照)しただけで大きな反響を呼んだという事実は、anaがたったひとりでメタを変えられる非凡な才能を持ち主であることの証左だ。
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anaが愛される理由

インタビューでは丁寧で控え目な印象のanaだが、実際の対戦では野獣と化し、後年まで語り継がれる強烈なプレイを連発する。
また、anaは《Ember Spirit》でも素晴らしいプレイを何回も記録している。下に紹介しているクリップでは、《Ember Spirit》の性能を活かしつつ、神回避で逃げている。anaとOGは最高の瞬間を生み出せる最高のコンビネーションであり、anaの天賦の才とN0tailの勇気あるキャプテンシーは文句の付けどころがない。
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anaがanaでいるために必要なこと

anaが他のeスポーツプロプレイヤーよりも頻繁に行っていることがひとつある。それは「引退」だ。驚くことに、今回で引退からの復帰は3回目となる。anaはThe International 7以来、毎年TI終了後に現役から退いている
『Dota 2』のプロレベルで必要とされるトレーニングと移動の量は、最もタフなプレイヤーにとっても大きな負荷になるため、一時的な現役引退によってanaは心身をリフレッシュしているのだ。しかも、anaは復帰のたびに成長している。
「現役復帰からのThe International制覇」を2年連続で達成していることを踏まえると、引退はanaのプレイにまったく影響を与えていないことが理解できる。
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3連覇の可能性

anaが復帰したことで、OGはTI10優勝へ向けて一気にギアを上げていくはずだ。TI7以来、OGは毎年TI出場権を獲得しているが、今回のanaの復帰でOGへの期待はこれまで以上に高まっており、彼らも連勝記録更新史上初のTI3連覇達成を間違いなく狙ってくるだろう。そして、TI3連覇を達成できるチームがあるとすれば、それはOGだけだ。
OGにとってanaは不可欠な存在であり、比類ないドラフト頭脳と優秀なメカニカルで、OGを率いるJohan “N0tail” SundsteinとSébastien “Ceb” Debsを支えるはずだ。
最強のラインアップを手に入れたOGの未来は明るい。Dota Pro Circuit 2021シーズン前半を不甲斐ない成績で終えたOGはanaと共に反撃の狼煙を上げようとしている。
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