ダイバーは安全のために太陽光が届く場所に留まる必要がある
© Tom St George - instagram.com/tom.st.george
Underwater Diving

世界のエクストリーム・ダイビングスポット 9選

サンゴ礁や熱帯魚に飽きていて、さらなるアドレナリンに満ちたダイビングアドベンチャーを求めている人のために! 世界各地に点在するエクストリームなダイビングスポットをリストアップ
Written by Will Gray
読み終わるまで:6分Published on
メキシコ、フロリダ、オーストラリアでの海中迷路探検、不発弾が眠るタイの海底散策、あるいはハワイでの夜行性海洋生物との出会い — 地球で最もエクストリームなダイビングではこれらが楽しめる。
しかし、簡単に実現できるものではない。

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地球で最もドラマティックなダイビングを体験するには、専門的な訓練最新ギアだけではなく、多くの場合、トライミックス・ガス(編注:ヘリウム・窒素・酸素の混合ガス。呼吸ガス中の酸素・窒素の分圧を低下させ、酸素中毒や窒素中毒の低減に効果を発揮する)も必要だ。
また、人並み以上のガッツちょっとしたクレイジーさも求められる。
ダイビングにはリスクを負う覚悟と度胸が必要

ダイビングにはリスクを負う覚悟と度胸が必要

© Christian Pondella/Red Bull Content Pool

しかし、これら全ての条件を備えていて、アオブダイや波に揺れるサンゴを眺めるよりもほんの少しアドベンチャー性の高いダイビングトリップを思い描いているのなら、以下に紹介する9スポットをチェックしてみよう。

1:テンプル・オブ・ドゥーム(Temple of Doom)

  • 場所:セノーテ・カラベラ(トゥルム / メキシコ)
  • 種類:セノーテ陥没穴
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この地下迷宮は、世界的に有名なメキシコのセノーテ陥没穴の中で最もチャレンジングとされるひとつで、石灰岩のトンネルやレッジ、洞窟などで構成される不思議な迷路へダイバーたちを引き込んでいく。
頼りないパイプ組みのはしごが陥没穴に向かって7mほど伸びており、複層的な洞窟群は淡水と海水で満たされている。3つの開口部からは太陽光が差し込んでいるが、光の届かない場所では簡単に方向感覚を見失ってしまう。

2:ダイポルダーII(Diepolder II)

  • 場所:ブルックスビル(米国フロリダ州)
  • 種類:洞窟
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このスポットは地表からだと普通の池のように見えるが、いざ潜ると、そこには深さ110mを有する北米最深の洞窟ダイポルダーIIとIIIが広がっている。
A scuba diver navigates under water during a dive Diepolder II near Brooksville, Florida.

Access to the Diepolder caves is heavily vetted

© Kirill A Egorov

1978年に発見されたこの洞窟は、天井高30mの地下洞窟へ直結している全長60mの垂直トンネルから入るようになっている。尚、洞窟の床部からは高さ6mの岩柱群が突き出している。

3:ブルーホール(Blue Hole)

  • 場所:ダハブ(エジプト)
  • 種類:海底トンネル
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リュック・ベッソン監督による1988年の映画『グラン・ブルー』にも登場したこの深さ120mの地下トンネルは、窒素中毒による定位障害のリスクがあるため世界で最も危険なダイビングスポットのひとつとされている。
しかし、十分な注意を払えば、ブルーホールは地表から56m地点にある有名な水中アーチという報酬をエキスパートダイバーに与えてくれる。また、紅海へ抜ける全長26mのトンネルを抜けるアドベンチャーも楽しめる。
上空から見たブルーホール

上空から見たブルーホール

© S. Ellermann/Wikimedia Commons

4:ザ・シャフト(The Shaft)

  • 場所:マウント・ガンビア(オーストラリア)
  • 種類:洞窟
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この巨大な洞窟は、草原の真ん中にぽつんと開いている小さなマンホールから入るようになっており、長さ8mの狭いシャフト(縦軸)を下がると、水に満たされた洞窟が待っている。その両端にあるトンネルは深さ85m〜120mまで下がりながら続いている。
シャフトがあまりにも狭いため、ダイバーたちは別個に下ろしたギアを洞窟で受け取る必要がある。また、このスポットはCave Divers Association of Australia(オーストラリア・ケイブダイバー協会)によって厳格に管理されているため、現在ダイビングは水深40mまでに制限されている。
洞窟へ通じる穴は非常に暗く注意が必要

洞窟へ通じる穴は非常に暗く注意が必要

© Steve Trewavas/Cave Divers Association of Australia

5:サメサン・ホール(Samaesan Hole)

  • 場所:サメサン島(タイ)
  • 種類:外洋
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タイランド湾にあるこのスポットは臆病者には向いていない。旧軍用廃棄場の海底(水深85m)には無数の不発弾が散乱している。
ほとんど太陽光の届かない最深部に到達するためには、豊富なダイビング経験とハイテクギアが求められる。潮の流れが遅いタイミングでダイブしなければ、スタートポイントからタンカーが頻繁に往来するエリアまで流されてしまう。

6:イーグルズ・ネスト(Eagle’s Nest)

  • 場所:ウィーキー・ワッチー(米国フロリダ州)
  • 種類:洞窟
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地上から見るとゴミが浮く池のようにしか見えないが、複数の洞窟透き通った海水を持つイーグルズ・ネストは「ケイブダイビングの最高峰のひとつ」と呼ばれている。
洞窟の深さは最大90mで、細い煙突のような穴を通って “メイン・ボールルーム” に達したあと、長いトンネルと細い通路を経由してさらに深くへと広がっていく。

7:ペラジック・マジック(Pelagic Magic)

  • 場所:コナ(ハワイ本島)
  • 種類:外洋
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ダイバーたちがボートの底に繋がれ、数百メートルの深さを持つ漆黒の海溝に吊るされるペラジック・マジックでのナイトダイブは、エクストリームというよりは恐怖そのものだ。
しかし、このナイトダイブは実に驚異的だ。深海に棲む発光生物たちが海面近くに浮かび上がり、四方八方から非常にユニークでカラフルなサイケデリックショーを見せてくれる。
ペラジック・マジックでは未知の光景に出会える

ペラジック・マジックでは未知の光景に出会える

© Jeff Leicher/Jack's Diving Locker

8:チューク諸島

  • 場所:カロリン諸島(ミクロネシア)
  • 種類:沈没船
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太平洋の中央に位置するこの辺境の海には、旧日本海軍基地の遺構があり、あらゆるボートや海軍機が眠っている。その中には、保存状態が良好な、さんふらんしすこ丸(戦時中に民間から日本海軍に徴用された貨物船)もある。
1969年にジャック・クストーによって発見された117m級貨物船、さんふらんしすこ丸は水深63mの海底に沈んでおり、そのデッキ部分は海面から水深50mに位置している。船内には機雷魚雷戦車3台無数の軍用トラックが残っている。
チューク諸島の海には旧日本海軍の遺構が眠る

チューク諸島の海には旧日本海軍の遺構が眠る

© Clark Anderson/Aquaimages/Wikimedia Commons

9:ピーターマン島

  • 場所:ルメール海峡(南極大陸)
  • 種類:外洋
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世界最辺境ダイビングスポットのひとつとして知られるピーターマン島は、氷の彫刻に囲まれながらスイムできるポイントが10もあり、ジェンツーペンギンヒョウアザラシ、さらにはクジラとも出会える。
ピーターマン島はツアーでしかアクセスできず、南極海にダイブするには相当な勇気が必要となる。
ダイバーたちはヒートスーツやマスクの着用がマストで、寒冷地ダイビングのライセンスも必要になるが、これらを全て備えていても、30分もいれば氷の塊と化してしまうだろう。
ダイビングレジェンドのブライアン・カカックが驚きに満ちた世界の海中洞窟を巡るRed Bull TVのプログラム『The Crystal Labyrinth』はこちら>>