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『F1 25』レビュー:素晴らしいマイチーム2.0とブレーキングポイント3
Codemastersが開発したF1公式レーシングゲーム『F1 25』はどこが優れているのだろうか? レビューをチェック!
レーシングゲームを専門とする英国のデベロッパー、Codemastersは『F1』シリーズを毎年リリースしている。その最新作『F1 25』は例年通り新たな興奮をサーキット内外に届けてくれる良作だ。今回は簡単なレビューを紹介しよう。
01
マイチーム2.0
Codemastersの開発チームは、最新作でゲームモードを大幅に改良した。たとえば、人気の【マイチーム】は【マイチーム2.0】と改称されており、この名称からは多くが変更されたことが伝わってくる。
『F1』シリーズを長年プレイしてきたベテランなら、【マイチーム】では自分のレーシングチームを率いることができたことを知っているだろう。しかし、今作の【マイチーム2.0】はさらに深みが増している。
プレイヤーはチームオーナーとして、チームとドライバー2名に関するすべての責任を負うことになる。今作では "マネージング" の範囲が拡大されており、自分のアイディアに合わせたチーム作りができるようになった。
たとえば、今作ではドライバー2名と契約を交わしたあと、各GPでどちらを使用するかを選択できる。また、現実世界のF1ドライバーたちに加えて、デビッド・クルサードやミハエル・シューマッハのようなレジェンドドライバー、ヤルノ・オプメールのようなeスポーツドライバーやF2ドライバー、さらにはティム・トラムニッツのようなF3ドライバーたちからも選択できるようになっている。
また、『F1 25』では前作までの【キャリア】にあった目標が【マイチーム2.0】にも用意されており、目標を設定し、ライバルたちを上回ることでファンレーティングが上昇し、スポンサー獲得のチャンスなどを得ることができるようになった。
今作から独立したF1マシンのR&D(研究開発)とともに、『F1 25』の【マイチーム2.0】はプレイヤーにこれまで以上に豊富なカスタマイズの選択肢を提供してくれる。
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7分
レッドブル・レーシング ロードトリップ:スカンジナビア
レジェンドドライバーのデビッド・クルサードがスカンジナビア(デンマーク&スウェーデン)をF1マシンで訪問し、様々なチャレンジに挑戦!
02
ブレーキングポイント3
『F1 25』にはレースを繰り返す以外も楽しみたいと考えているプレイヤーのための選択肢も用意されており、人気のストーリーモードが【ブレーキングポイント3】として復活した。今作では【F1 2019】から始まったKonnersportとエイデン・ジャクソンを中心にストーリーが展開される。
今作のKonnersportはすでにF1で確固たる地位を確立しており、タイトル獲得を狙う準備が整っている。『F1 25』ではダビドフ・バトラーが新たにチームオーナーに就任したこのチームで、悲願のタイトル獲得を狙うことになる。
【ブレーキングポイント3】はストーリーがさらに練られている上に、テクノロジーも改良されている。キャラクターの表情はさらに人間味を増している他、シナリオと選択肢も増加している。
さらに、今作ではKonnersportのドライバーとリバリーを他のゲームモードにも持ち込めるようになっている。たとえば、このチームで【マイチーム2.0】や【キャリア】をプレイすることできるのだ。
03
映画との関係
2025年6月末から、ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ハビエル・バルデムが出演する映画『F1/エフワン』が公開される。この作品はF1ファンを増やすための施策のひとつだが、『F1 25』でも重要な役割を担っている。
たとえば、映画に登場するF1チームAPXGPと所属するドライバー2名(ソニー・ヘイズとジョシュア・ピアース)を【キャリア】と【マイチーム】で選択できるのだ。
また、映画独自のコンテンツも用意されている。『F1 25』では『F1/エフワン』のシーンをベースにした複数のシナリオをプレイできるようになっている。
このようなシナリオは徐々にアンロックされるようになっており、【F1 World】で使用できるユニークなカスタマイズアイテムが報酬として用意されている。
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31分
In the Wings - リアム・ローソンの戦い
2023年最も多忙なシーズンを過ごしたF1ドライバーのリアム・ローソン。そんな彼がF1での経歴を築くため挑んだ戦いに迫る。
04
ゲームプレイの評価
さて、新しいゲームモードが素晴らしいのは理解できた。では、実際のゲームプレイはどうなのだろうか? 幸運なことに『F1 25』はゲームプレイとグラフィックのレベルアップにも成功している。
ゲームプレイを観ていくと、レーシングシミュレーションとしての感触は同じだが、ディテールが深化している。『F1』シリーズのベテランプレイヤーなら、すぐに今作のF1マシンの挙動がさらにシビアになったことに気付くだろう。
ゲームパッドやハンドルコントローラーを問わず、コーナー出口での加速やピットインでのブレーキングが前作よりもかなりシビアに仕上がっているため、想定よりもかなり早いタイミングでグラベルに突っ込んでしまうだろう。ドライビングエクスペリエンスが一新されたわけではないが、限界付近でのドライビングは前作よりも高難度になっている。
05
テクノロジーの大幅な進化
『F1 25』はテクノロジーが大きく進化している。特筆すべきはサウンドで、サウンドエフェクトや風のリアリズムが増している。
また、バーレーン、マイアミ、メルボルン、鈴鹿、イモラの5サーキットはLIDARスキャンデータで再構築されており、現実世界との差がほとんどなくなっている。
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