先日、ファビオ・ヴィブマーは “エグゼクティブクラブ” のメンバーになった。YouTubeのチャンネル登録者数が “100万人” を突破したのだ。
東チロル出身のこのマルチタレントライダーは無謀なスタントへの挑戦を9年以上続けてきたが、どうやら彼の努力は実を結び始めているようだ。
今回は大台突破を記念して、これまでにヴィブマーが投稿してきた数々のスリリングな映像の中からハイライトを選んでみた。
雪の上でバックフリップ
誰でも小さな一歩からスタートする。ヴィブマーも同じだった。たった12秒の『Backflip im Schnee』(雪の上でバックフリップ)が、彼のYouTubeチャンネルに初投稿された映像だった。
尚、バイクを使った映像が投稿されたのはこの映像から約1年後のことだった。『MTB fails』とシンプルに名付けられたその映像は、リフレクターを大量に装着したバイクをお粗末なショットで捉えたものだったが、ここからヴィブマーの人気YouTuberへの道が本格的に始まった。
初の視聴回数100万回突破
2013年に投稿された『Get Creative Street Trial』で視聴回数が初めて100万回を突破した。5分間のこの映像は非常にシンプルな内容で、ヴィブマーが数々の素晴らしいトリックをメイクしているだけだ。尚、この1年後に投稿された『Osttirol Is My Playground』の視聴回数は499万回を超えた。
ブレイクのきっかけ
ダニー・マカスキルのトライアルバイクチーム “Drop and Roll” のメンバーになったヴィブマーは、複雑なチェイスシーンを盛り込んだこの映像で本格的なブレイクを果たした。
これまでに視聴回数1,180万回以上を記録している『Fabiolous Escape』は、2016年にGoPro of the Worldの “Best Line Contest” で最優秀賞を勝ち取った。
この映像が投稿された頃、ヴィブマーのYouTubeチャンネルの登録者数は10万人を突破しており、その次に投稿された “ママチャリでダウンヒルトレイルを走破” したあの『Out of Mind』と、地上200mのダムの手すりの上を走った映像によって、登録者数が倍増した。
新たに獲得したファンを楽しませるために、ヴィブマーは週1回のペースで投稿する人気シリーズ『Sick Series』もスタートさせた。
"街中を激走" シリーズ
『Urban Freeride Lives』はオーストリア・ザルツブルクを高速で走り抜ける映像で、ヴィブマーが階段やビッグジャンプを次々とクリアしている姿が確認できる。これまでに視聴回数2,400万回以上を記録しているこの映像は、現時点のヴィブマーの代表作だ。
この映像を投稿した数日後にチャンネル登録者数が30万人を突破。その喜びを表現するためにヴィブマーはペンギンの着ぐるみを着て川にバックフリップで飛び込んだ。
そして次作『Urban Freeride Lives In Vienna』の投稿後に登録者数が70万人を突破。ヴィブマーはストリート仕様のトライアルバイクでダブルバックフリップをメイクして感謝の気持ちを示した。
最新作『Fabiolous Escape 2』
YouTubeへの投稿を始めてから9年と4ヶ月後、ファビオ・ヴィブマーのチャンネル登録者数は遂に100万人を突破した。しかし、残念ながらその記念すべき瞬間を本人は病院で迎えた。
なぜなら、フォロワーに感謝の気持ちを表すために特別に企画された最新プロジェクト『Fabiolous Escape 2』の撮影中に鎖骨を骨折してしまったのだ!
雪山をMTBで爆走する最新作『Fabiolous Escape 2』をチェック!