「観る必要があるかどうか」 - これが動画をクリックするかどうかを決める唯一の判断材料になる時がある。今回紹介する動画はここから判断してもらいたい。
ワックスがけされたばかりのスキー板の匂いが漂う早朝が好きなら、Faction Skisが制作した最新動画『The Collective』を絶対に観る必要がある。家族や仕事との関係を上手く扱える人なら何回も繰り返し観ることになるだろう。
Faction Skisの最新ムービー『The Collective』をチェック!
48分
ザ・コレクティブ -雪原の情-
ジョージアから日本まで、最高のスキーを求めて世界を旅したフリースキーチーム"Faction Skis"が手がけたスペシャルムービー。未踏の山頂を目指すアドベンチャーから真夜中のハンドレールハントまで、この映画はスキーは仲間 "コレクティブ" と楽しむものだということをあらためて教えてくれる。
同時に、今回は『The Collective』を観る前にこの記事を読んでいる人のために、フリースキームービー・オブ・ジ・イヤーに輝く可能性が高いこの傑作をより楽しめるようになる情報をいくつか紹介しておこう。
Faction Skisとは何者なのか?
フリーライドシーンのメッカとして知られるスイス・ヴェルビエに拠点を置くFaction Skisは2006年にスタートした比較的新しいチームだ。
しかし、革新的な製品群と、キャンディッド・トベックス、ジョン・コリンソン、アレックス・ホール、サム・アンタマッテンで構成されるAリストチームとマチルド・グレモー、マック・フォアハンド、ケリー・シルダルで構成される新世代スキーヤーチームをバランス良く抱えていることから、すでにフリースキーシーンで確固たるポジションを築き上げている。
全方向に対応できるタレント揃いのチームがフィーチャーされているのが『The Collective』だ。
『The Collective』の意味
タイトルに使用されている単語 “Collective / コレクティブ” とはグループや集団を指す。かつては共産主義側の言葉として知られていたが、数年前からヒップスターたちが使い始めたことでクールな単語として復活している。Faction Skisのイメージに相応しい単語と言えるだろう。
『The Collective』の内容
『The Collective』では、テクニカルなフリースタイルスキー、スキートリップ、ビッグマウンテンスキーが楽しめる。
この3要素を1本に詰め込むのは簡単ではないが、チームとロケーションがバラエティに富んでいる『The Collective』は見事に実現している。この作品は7つのセグメントに分かれており、フリースキーのすべてをバランス良くカバーしている。
『The Collective』にはスリリングなビッグマウンテンスキー、プログレッシブなパークアクション、絶景の中のバックカントリーツアー、スーパークリエイティブなアーバンスキー、そしてエンドレスなパウダーとカルチャーショックに満ちた日本でのスキートリップなどが含まれている。
この作品の全体を貫くテーマ、すべてをひとつにまとめるテーマがあるとするなら、それはいかにスキーが人と人とを繋げるのか、そしてスキーへの愛がいかに友情を築くのかというところになるだろう。
『The Collective』に大トリとしてフィーチャーされているラ・クリュサ(フランス)でのグループランがこのテーマを見事に表現している。
『The Collective』は女性も楽しめる
Faction Skisはエストニアが生んだ17歳の神童ケリー・シルダル、X Gamesのビッグエアでゴールドを獲得した経験を持つマチルド・グレモー、キャロライン・クレア、ジウリア・タンノ、サラ・ヘフリンを含むプログレッシブな女子チームを抱えている。
『The Collective』には上記全員がフィーチャーされており、彼女たちの素晴らしいランは女子フリースキーシーンが近年盛り上がりを見せている理由を示している。
『The Collective』のMVP
ラウターブルンネン(スイス)で撮影されたサム・アンタマッテンのパートにはフリースキー史上最速クラスのビッグマウンテンラインがフィーチャーされている。
また、スピード以外の方向に目を向けても、フィンランドで撮影されたアンティ・オリアのレールセクションや作品全体のクリエイティビティも素晴らしいクオリティを誇っている。
しかし、MVPはアレックス・ホールだろう。ノルウェーで撮影されたオープニングシーンの超絶エアで我々を圧倒するホールは4セグメントにフィーチャーされており、そのすべてで素晴らしいランを披露している。
『The Collective』を観れば、ホールが現在最高のジャンプ&レールスキーヤーだということが理解できるはずだ。
最後に
『The Collective』はできるだけ大きなスクリーンで観てもらいたい。なぜなら、シネマトグラフィーとプロダクションが最高を超えたレベルだからだ。音量を上げて、スマホを機内モードに切り替えてから存分に楽しんでもらいたい。
Red Bull TVで視聴できるその他のフリースキームービー:
『Shades Of Winter: Between』
『Ode To Muir: The High Sierra』
『Into The Mind』
『Days Of My Youth』
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