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簡略化がトレンドの近年の格ゲーシーンに複雑なシステムとともに復活した『餓狼伝説』シリーズ最新作の詳細をチェック!
SNKの『餓狼伝説 City of the Wolves』は、1999年以来の『餓狼伝説』シリーズ新作だ。復活作となるこの格闘ゲームには、様々なシステムが用意されている。多くの格闘ゲームがシンプル化を目指している中、この作品は複雑なシステムを堂々と用意しているのだ!
この仕様は、『餓狼伝説 City of the Wolves』がプレイヤーに攻守両方において豊富な選択肢を提供できることを意味しているが、同時に最初からすべてをマスターするのが多少難しいことも意味している。そこで、本初心者用ガイドでは、この最新作のゲームプレイの詳細を解説していく。
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01
アーケードスタイルとスマートスタイル
『ストリートファイター6』に倣う形で、『餓狼伝説 City of the Wolves』にも2種類の操作方法が用意されており、クラシックな《アーケードスタイル》と簡略化された《スマートスタイル》が存在する。《スマートスタイル》では、ボタンひとつで必殺技が出せるようになっている。
《スマートスタイル》を選択しても火力が下がるわけではないが、《アーケードスタイル》で使用できるシステムの一部が使用できない。《アーケードスタイル》のみで使用できる《ブレーキング》と《フェイント》については以下に説明する。
本記事中の操作方法は《アーケードスタイル》に準じる。
02
REVシステム
『餓狼伝説 City of the Wolves』の中心に位置しているのが《REVシステム》だ。各キャラクターには《REVゲージ》が備わっており、このゲージは対戦中にREVアクションをすることで溜まっていく。
REVアーツ
《REVアーツ》は『餓狼伝説 City of the Wolves』の強化必殺技で、必殺技コマンドとボタン2個の同時押しを組み合わせることで発動させる。《REVゲージ》を使用するが、通常の必殺技よりも強力な攻撃を繰り出せる。
REVアクセル
《REVアーツ》を発動して対戦相手にヒットさせたあと、別の《REVアーツ》または《REVブロウ》(後述)に繋げることができる。《REVアクセル》の連続ヒットはかなり火力が高いが、《REVゲージ》に注意する必要がある。
OVERHEAT
《REVゲージ》が最大まで溜まると、キャラクターがOVERHEAT(オーバーヒート)状態になる。OVERHEAT状態では、《REV》アクションが一定時間使用できなくなり、対戦相手の攻撃をガードすると自分の《ガードゲージ》が減少していく。《ガードゲージ》を使い切ると、《ガードクラッシュ》となり、大きな隙を与えてしまう。
一定時間経過すると、《REVゲージ》が回復していくが、攻撃的なプレイをしたり、《ジャストディフェンス》や《ハイパーディフェンス》をしたりすると回復が早まる。
S.P.G.
プレイヤーはキャラクター選択時に体力ゲージの《序盤》《中盤》《終盤》の中からS.P.G.ゾーンを選択する。体力ゲージがこの3種類のいずれかになった時点で《REVブロウ》が使用可能になる、体力が上昇するなどのアドバンテージが得られる。
REVブロウ
S.P.G.が発動しているとき、または空中で強パンチと強キックを同時押しすると発動する。《REVブロウ》はコンボや《REVアーツ》に繋げることができるが、無敵技のため、防御手段としても活用できる。
ヒドゥンギア
各キャラクターは通常の必殺技に加えて、さらに強力な《ヒドゥンギア》と呼ばれる技を備えている。これはS.P.G.状態でパワーゲージが2本溜まっているときに発動できる。また、《ヒドゥンギア》をヒットさせると、発動後に《REVゲージ》が全回復する。
03
ブレーキング&フェイント
この2つのシステムは《アーケードスタイル》のみ使用できる。《スマートスタイル》を選択したプレイヤーは使用できない。
ブレーキング
一部の必殺技は途中で中断、つまり《ブレーキング》ができるようになっており、《ブレーキング》をするとユニークなコンボへ繋げられるようになる。たとえば、対戦相手を浮かせる必殺技に《ブレーキング》を入れて、次の必殺技に繋げてダメージを増やすことができる。
フェイント
こちらは《ブレーキング》と同じで必殺技を途中で止めるが、発動しない点が異なる。発動するふりをするのだ。《フェイント》は《REVガード》ボタンを含む複数のボタンの組み合わせで発動できるが、方向入力をすると動作が変化する。
各キャラクターにはフェイント対応の必殺技が備わっている。たとえば、フェイント対応の飛び道具で対戦相手にジャンプをさせておき、別の空中必殺技に繋げることができる。また、フェイントは通常技のキャンセルにも使用できる。
04
防御方法
『餓狼伝説 City of the Wolves』のユニークな特徴のひとつが、攻撃やコンボだけではなく、防御(ガード)にも複数の選択肢が存在することだ。たとえば、《REVブロウ》は攻撃だけではなく防御にも使用できる。
REVガード
対戦相手の攻撃をガードしたときに、対戦相手を自分から少し遠ざけることができるガードが《REVガード》だ。ただし、通常のガードよりも《REVゲージ》が溜まりやすいので注意が必要だ。
ジャストディフェンス
削りダメージを防ぎつつ、自分の体力も回復したい場合に有効なのが《ジャストディフェンス》だ。タイミングよくガードをすることで、《ジャストディフェンス》となり、体力が少し回復する他、《REVゲージ》が少し減少する。
ハイパーディフェンス
《ハイパーディフェンス》のメリットは《ジャストディフェンス》と同じだが、《ハイパーディフェンス》の場合は、対戦相手が連続攻撃を仕掛けてくるときに後方入力をしてガードする代わりに、前方入力でガードする必要がある。
ガードキャンセル
《ジャストディフェンス》と《ハイパーディフェンス》は必殺技と超必殺技でキャンセルできるため、通常ならガードされても反撃は受けない攻撃を咎めることができる。超必殺技でのキャンセルはさらに強力で、技の始動が完全に省略されるため、0フレームの超必殺技になる。
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