Emmi Peltonen figure skating in Nuorgam, Finland on February 19, 2020.
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アイススケート

フィギュアスケート:初心者用全ジャンプ解説

フィギュアスケーターたちスポーツと芸術を組み合わせた演技を披露するが、その中のハイライトと言えるのがジャンプだ。ルッツやアクセルを含む全ジャンプの違いと特徴を解説する。
Written by Benjmain Saldias
読み終わるまで:3分Published on
米国の未来を担うイザボー・レヴィトをはじめとする優秀なフィギュアスケーターたちの運動能力と表現力を完全に理解したいなら、演技中に何が行われているのかを理解できるようになる必要がある。特に重要なのが、技術的に最も難しくてリスクも高いが素晴らしい、ジャンプだ。
ランジアラベスクなど、氷上の演技を彩る様々な動きの他に、フィギュアスケーターたちはジャンプするときにスピードと優雅さを兼ね備えた回転ひねりを加えている。本記事では、審判たちのような審美眼を持ち合わせていない人のために、フィギュアスケートの演技中に披露されるジャンプの種類を簡単に解説することにする。
イザボー・レヴィトは米国の新世代フィギュアスケーター

イザボー・レヴィトは米国の新世代フィギュアスケーター

© Koury Angelo/Red Bull Content Pool

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フィギュアスケートのジャンプの分類

まず、フィギュアスケートのジャンプは以下の2タイプに大別できる:
エッジジャンプ:ブレード全体(つま先を除く刃の部分)で踏み切るジャンプ
トゥジャンプ:ブレードのつま先部分(ギザギザのついている先端部分)で踏み切るジャンプ
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エッジジャンプの種類

ループ

フィギュアスケート初心者が最初に習うジャンプがループだ。180度の半回転が基本形で、正しく行うためには、外側のエッジで滑りながら、テイクオフと着地を同じ足のエッジで行うことが重要になる。

サルコウ

1901年から1911年まで世界選手権10連覇を達成したウルリッヒ・サルコウ(スウェーデン)はフィギュアスケート史に大きな足跡を残したが、彼をレジェンドにしたのは、その圧倒的な強さよりも唯一無二のクリエイティビティだ。
彼の名前を冠したこのジャンプは、1〜4回転を加えることで踏み切る足と逆の足で着地する。踏み切りは常に後ろ向きの内側のエッジで行う。
どのジャンプもスピードと姿勢が重要になる

どのジャンプもスピードと姿勢が重要になる

© Koury Angelo/Red Bull Content Pool

アクセル

フィギュアスケートで最もよく知られている技と言えるアクセルは、スケーターが前向きから踏み切る唯一のジャンプだ。サルコウと同じく、踏み切りのあと数回転を加えてから逆の足で着地する。
このジャンプは、1855年生まれのノルウェー人で、スピードスケートとフィギュアスケートのアスリートとして活躍したアクセル・パウルゼンに由来する。パウルゼンは1882年の世界選手権でこのジャンプを初披露した。このジャンプも外側のエッジで踏み切る。
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トゥジャンプの種類

フリップ

後ろ向きからスタートし、内側のエッジに乗ってからトゥで踏み切るフリップは、踏み切った足と同じ足で着地する。2回転・3回転・4回転のバージョンが存在する。

ルッツ

フリップと混同されがちなルッツは、外側のエッジに乗ってからトゥで踏み切る。フリップとルッツのどちらもトゥを使用し、踏み切りと同じ足で着地するが、ルッツは同じエッジで着地するためフリップよりも難しいとされている。
このジャンプは1913年にアロイス・ルッツ(オーストリア)が考案した。また、2018年にはアレクサンドラ・トゥルソワ大会で4回転ルッツを初めて成功させた女子フィギュアスケーターとなった。
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