【ゲームを仕事に!】<コーチ編・JUNiOR>~リモートワークで世界一を目指すチームを支える指導者~
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【ゲームを仕事に!】<コーチ編・JUNiOR>~リモートワークで"世界一を目指すチーム"を支える指導者~

プロゲーミングチーム"JUPITER(ジュピター)"にコーチとして所属するJUNiOR(ジュニア)氏が、"ゲームを仕事にする"ための秘訣を語る! ゲーム業界への就職活動(就活)のヒントがここに!
Written by 山本雄太郎
公開日:
ゲームが好きでたまらず"ゲームに関わる仕事"をしたいと考えた際に、「自分にはゲーム制作スキルがないから」、「プログラミングができないから」、「プロになれるほどゲームがうまくないから」と、夢を諦めてしまうのは早計だ。
いまや世のなかには、ゲームクリエイター、プログラマー、プロゲーマー以外にも、ゲーミングチームのコーチ、マネージャー、ゲーム大会のイベンター、キャスターなど、ゲーム業界/eスポーツシーンを取り巻くさまざまな職業が存在しており、活力ある若者たちの参入を渇望している。
そんな"ゲームに関わる仕事"で現在活躍中の人々にスポットを当てることで見識や理解を深め、将来ゲーム業界に就職したい(就職活動をしたい)と思っている方々へ捧げる本インタビュー企画。
第2回目としてお話を伺ったのは、プロゲーミングチーム"JUPITER(ジュピター)"にてコーチを務めるJUNiOR(ジュニア)氏だ。
プロゲーミングチーム"JUPITER"所属のコーチ、JUNiOR(本名:澤田 優矢)。1991年10月23日生まれ、新潟県出身。
プロゲーミングチーム"JUPITER"所属のコーチ、JUNiOR(本名:澤田 優矢)。1991年10月23日生まれ、新潟県出身。
5vs5形式のFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲーム『Counter-Strike: Global Offensive(カウンターストライク:グローバルオフェンシブ)(以下、CS:GO)』の競技シーンでは日本国内で約4年間にわたって無敗を誇り、同様の形式のFPS『VALORANT(ヴァロラント)』でも絶対王者として君臨するチームを長年支えてきたJUNiOR氏。
加入当初から現在に至るまで、地元・新潟からオンラインを介してチームのコーチを務めてきた彼に、コーチ業の魅力をはじめ、仕事(リモートワーク)をするうえで大切にしていることや、やり甲斐などを語っていただいた。

◆大会解説者がコーチに転向は、"eスポーツあるある"?

JUNiOR氏は、2000年代前半より『CS:GO』の前作『Counter-Strike:Source(カウンターストライク:ソース)(以下、CS:S)』のプレイヤーとして活躍し、2011年には世界大会にも出場。そして2018年にコーチに転向し、当時は『CS:GO』専門のアマチュアチームだった"Absolute(アブソリュート)"に加入する。
その後2020年に、"Absolute"のメンバーは揃ってプロゲーミングチーム"JUPITER"所属となり、取り組むタイトルを『VALORANT』へと移行することを決断。
かくして"Absolute"の面々はプロゲーミングチーム"JUPITER"の『VALORANT』部門"Absolute JUPITER"として活動していくことになり、JUNiOR氏も現在そちらにコーチとして在籍している。
ゲームの競技シーンにおけるコーチとは、おもに5vs5や3vs3といった多人数対戦形式のFPSや、MOBA(※1)などのジャンルにおいて活躍する職業のこと。
おもに……
  • 選手個人のプレイに対するアドバイスやコーチング
  • チームの戦略や戦術の策定
  • 大会における対戦相手の対策
……などを担当する。
個人としてのプレイの精度やテクニック、チームメイトとの連携力を磨くことで勝利を目指していく選手に対し、コーチは個人のスキルの領域を超えたチーム全体としての戦術・戦略などのアドバイスを選手全員に対して共有することで、試合の外から選手たちをサポートし勝利へと導いていく。
たとえるならば野球やサッカーでの監督とコーチを合わせたような立場であり、どちらかというとバスケットボールにおけるヘッドコーチに近い。
つまり、スポーツ分野におけるコーチ(選手のフィジカルトレーニングなどを担当する指導者)とは異なり、eスポーツにおけるコーチ業は、ゲーム内のテクニックや戦略的指導などを受け持つアドバイザー的な立ち位置と言える。
海外のeスポーツシーンでは各チームに必ず1名以上のコーチが在籍しているのが通例だが、日本国内ではインゲームリーダー(試合において指揮官、司令塔のような役割を担当するプレイヤー)がコーチ的な役割を兼任しているプロチームも未だ多くあるのが現状だ。
JUNiOR氏は、かつて『CS:S』で国内トップクラスの実力を持つチーム"INTEGRAL(インテグラル)"にてインゲームリーダーを務めていた。
『CS:S』や、その続編にあたる『CS:GO』、そして2020年に(それら『CS』シリーズを制作したのとは別の会社から)リリースされた『VALORANT』では、ゲームモードのひとつである、いわゆる"爆破モード"が人気を集めている。
"爆破モード"では、箱庭状のマップのなかで、プレイヤーが攻撃側と防衛側の5対5に分かれて戦うことになる。攻撃側はマップ内の特定の場所にある爆破エリアに爆弾を仕掛け、爆弾設置から一定時間が経過すれば勝利。防衛側は制限時間いっぱいまで爆弾の設置を阻止しきるか、設置された爆弾の起爆を解除できれば勝利。また、両チームとも相手側のプレイヤーを全滅させればその時点でも勝利となる。
入り組んだマップ内のルート取りや、重要地点の奪取・防衛における人数配分、道を切り開くための銃撃戦の技量やそこに対するカバーなど、5人のプレイヤーの連携力が勝敗に大きな影響を与えることから競技性が極めて高いとされる"爆破モード"を主戦場に、チームを先頭で指揮してきた経験を持つJUNiOR氏は、プレイヤー目線でのコーチの重要性についてこう語る。
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「僕は『CS:S』の時にインゲームリーダー……つまり司令塔のような役割をしていたので、その経験はコーチになったいまでも活きています。インゲームリーダーは試合全体の指揮や、作戦の指揮などをゲーム開始前に考えたり、ゲーム中に指示出ししたりしなければならないんです。
そういった意味では、インゲームリーダーとコーチは役割的には似た立場とも言えますが、選手ではないアナザーメンバーとしてコーチがいてくれることの意義は大きく、海外大会シーンではコーチも選手に迫るくらいのスポットを浴びて活躍しています。
やはり選手5人だけだと作戦にも細かなプレイにもいろいろな意見が出て、なかなか方針がまとまらないことが多いのですが、そこに6人目としてコーチがいたら『コーチがそう言うなら』と納得してもらいやすいんです。単純にインゲームリーダーとの役割分担もできますから、選手の負担軽減にもつながり、チーム全体が強くなれます」(JUNiOR)
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2011年、スウェーデンで開催された『CS:S』世界大会に"INTEGRAL"の一員として出場したJUNiOR氏(写真中央)。
2011年、スウェーデンで開催された『CS:S』世界大会に"INTEGRAL"の一員として出場したJUNiOR氏(写真中央)。
海外大会への挑戦以降『CS:S』の第一線から離れた後も、趣味で『CS:GO』の海外大会中継を観戦し続けていたJUNiOR氏。そこで選手たちとともに、たびたびカメラに映るコーチ陣の姿を見て、いつしかコーチという職業の存在を強く意識するようになっていたという。
もともとゲーム内や競技シーン事情に関して人並み外れた知識量を有していたこともあり、本格的にプレイヤーからコーチへの転向を考えた彼は、"Absolute"のコーチ募集の知らせを聞きつけ真っ先に名乗りを上げた。
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「2013年ごろから、たまに『CS:GO』の大会中継などの解説者として呼ばれたりもしていたのですが、そのころ"けっこう海外では、解説者がプロチームでコーチをやるようになることが多い"という噂話を小耳に挟んだんです。
確かに試合の解説ではチームの戦術や意図を読み解く能力であったり、それらを言語化してわかりやすく伝える能力が求められますが、それらはコーチ業をやるうえでも欠かせない能力です。つまり、優秀な解説者になれれば、コーチになる道が開けるのだと、自分としてもその噂話に納得できたんですね。だとしたら僕もコーチを目指してみたいなと思いました。
その後、2019年に仲の良いゲーム友だちから『"Absolute"がコーチを募集している』と聞いて、"Absolute"でチームリーダーをやっていたcrow(クロウ)さんにTwitterでDM(ダイレクトメール)を送ったんです。crowさんも僕のことは知ってくれていたようだったので、実際にコーチとして加入するまでにはあまり時間がかからなかったですね」(JUNiOR)
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◆限られた時間を有効活用し、大局を見つめる……知られざるコーチの仕事

『CS:GO』の国内大会では約4年間無敗という圧倒的な実力を持ちながらも、スポンサーに恵まれずアマチュアチームとして活動する期間も長かった"Absolute"。
しかし、そんな彼らに転機が訪れたのは2020年4月。"Absolute"のメンバーたちは晴れてプロゲーミングチーム"JUPITER"所属となり、以後"JUPITER"の『VALORANT』部門"Absolute JUPITER"として活動していくことになったのは先ほどもお伝えした通りだ。
チームのプロ化に際しても選手たちの顔ぶれはJUNiOR氏の加入当時から変わることはなかったが、新たに2人目のコーチとしてXQQ(エックスキュー)氏、またアナリスト(※2)のgya9(ぎゃく)氏が加わったことで、チームの地盤はより強固なものに。
JUNiOR氏の業務にも良い変化が生まれているという。
左から、Reita(レイタ)、Laz(ラズ)、takej(タケジェイ)、barce(バース)、crow、JUNiOR。
左から、Reita(レイタ)、Laz(ラズ)、takej(タケジェイ)、barce(バース)、crow、JUNiOR。
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「"Absolute JUPITER"は、コーチが2名いるという国内では珍しい体制をとっているため、コーチどうしで役割分担をしています。
自分は海外大会などをチェックし、チーム全体の動きなどを参考にしながら、それをもとに1ラウンドごとを勝つために必要な"戦術"――ようは作戦などにあたる部分や、それ以下の細かい動きやテクニックに関するコーチングをしています。
逆にもうひとりのコーチであるXQQさんはもっとマクロな1試合全体を通した戦いかたや駆け引き――"戦略"の部分を担当しています。
また、たとえばチームの練習試合の際に自分たちのチームの選手のプレイ画面を共有してもらい、個人のテクニックで足りていない部分や、チーム全体の作戦に対する動きで足りていない部分などを探していくのもコーチの仕事のひとつです。
そうして見つけたポイントに対し、次回の反省会やミーティングに合わせて資料を準備するなどして、『ここの動きは周りが見えていないね』とか『ここではこのスキルを使ったほうがよかったね』などと改善策を共有する流れで行っています」(JUNiOR)
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自身のYouTubeチャンネルでもコーチング企画と題し、一般のプレイヤーのリプレイ動画にアドバイスする模様を映した動画(下の動画)を定期的にアップしているJUNiOR氏だが、チーム内のおもな業務も本質的にはそれと同じだという。
JUNiOR氏のコーチング企画動画のワンシーン。鋭い指摘と、時折飛び出す独特の言い回しが好評を博している。
JUNiOR氏のコーチング企画動画のワンシーン。鋭い指摘と、時折飛び出す独特の言い回しが好評を博している。
一方で、チームに対するコーチングの際には限られた練習時間を有効活用せねばならないこと、また個人のスキルアップに関する部分は選手自身の役割でもあるということで、個人主体のコーチング企画動画よりもチーム全体を主体にしたアドバイスに重きを置き、チーム全体のスキルアップ効率の最大化を図っているそう。
また先述した通り、大会における対戦相手の対策なども業務に加わってくるため、コーチ2名体制といっても多忙な毎日を送っている。
自身のコーチングにおいては、基本的に海外のトップチームなどの試合を参考にしていると話すJUNiOR氏だが、彼の言葉からは"ただ観戦しているだけ"では務まらないコーチ業の奥深さも伝わってくる。
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「大会前の忙しい時期を除くと、毎日平均して3試合は海外大会をチェックしています。『VALORANT』は1試合だいたい40分くらいなので、これを集中して観るというだけでも結構な労力になりますね。
どこを注目するかというのも結構複雑な話で、たとえばある大会の決勝戦を観るとしたら、その2チームの1回戦から準決勝にいたるまでのすべてのキャラクター構成などを確認して、変更点があるかないかをチェック。変更点があるならば、どんな意図があるのかなども考察します。
そもそも観る試合選びも重要で、構成や戦いかたが自分たちに合っていると感じられるチームが、もっとも得意としているマップを戦っている試合をチョイスします。それがいちばん参考になると思うからです。もちろん苦手マップの試合なども勉強にはなるのですが、時間が限られている以上、効率化はマストなんです」(JUNiOR)
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いざ観戦を始めたなかでもJUNiOR氏は8割ほどの時間を、対戦中のプレイヤーたちの配置が表示された"ミニマップ"(下の写真)を注視することに費やしているのだとか。
『VALORANT』のゲーム画面。左上の赤丸が"ミニマップ"。試合の銃撃戦には目もくれず、両チームの陣形や各プレイヤーの動きをチェックする。
『VALORANT』のゲーム画面。左上の赤丸が"ミニマップ"。試合の銃撃戦には目もくれず、両チームの陣形や各プレイヤーの動きをチェックする。
個人のプレイの精度やテクニックを突き詰めるのは、あくまで選手の役割。コーチには、試合全体を俯瞰することで得られる大局的な視点が求められる。
ただ役割は違えど、大会での勝利を至上の目標に据えている部分は選手と変わらない。
大会期間中は疲弊した選手たちに変わり夜を徹してサポートに尽力することもあれば、勝敗について実際に試合を戦った選手たちと同等にシビアな目線で受け止めねばならないこともコーチの役目だ。
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「いちばん苦労するのは、大会の当日です。数日にわたって開催される形式のトーナメントでは、その日の夜に翌日の対戦相手が決まります。そこから対策を始めるとなると徹夜になってしまうこともしばしば……いまはコーチ2名、アナリスト1名なのでだいぶ楽にはなったのですが。
そして、コーチ業における"失敗"が何かといったら、やはり試合で負けること。ですから、直近の失敗談を挙げるとしたら、2021年3月21日に開催された"VALORANT 2021 Champions Tour– Masters Japan Stage 01"の決勝戦で負けてしまったことでしょうか(取材日は4月5日)。
これまででもっとも大規模な大会で、なおかつ負けかたも負けかた(※3)で、選手個人のミスで負けたとかそういうレベルではなかったんですよね。では、どこに責任があるのかとなると、おそらく準備段階でのコーチ陣にあると言わざるを得ないです」(JUNiOR)
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◆"スーパープレイを出さずに勝つ"ために、コーチがいる!

試合を見守る第三者ではなく、5人の選手たちに連なる6人目のメンバーとして戦い続けているコーチ・JUNiOR氏。
そんな日々のなかでもっともうれしい瞬間は、やはり勝利には違いないのだが、その勝利をひとくくりに好事と捉えるわけにはいかないのがコーチの性(さが)なのだ。
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「やっぱり勝利、優勝。これ以上にうれしいものはありません。
……けれども、僕は選手ではないので、たとえば1対3の状況で勝ったとか、スーパープレイ繰り出して勝ったという形で喜ぶわけにはいかないんですね。そこは選手個人の力量であって、コーチの成果ではないなと。
そもそも1対3の不利な状況を覆せたとして、コーチの僕らとしてはその時点で負けだと思っています(苦笑)。不利な状況に陥らないために僕らが戦術を考えているのですから、言わばスーパープレイの発生を未然に防いだうえで勝つための仕事なわけです。
ならば、どういう勝ちかたが良い成果かと言うと、練習していた作戦や対策がうまく機能したとき。まさに、これに尽きますよね」(JUNiOR)
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チームを勝利に導くためのコーチングをすべく心がけているのは、説得力をもたせるための理由付けと、その伝えかただ。
東京を拠点に活動する選手たちと違い、遠く離れた地元・新潟からコーチを務めるJUNiOR氏だが、『CS:S』や『CS:GO』、『VALORANT』はもともとオンラインでボイスチャットを介しながら対戦するのが主流なため、これまでの業務において不自由することはとくになかったとのこと。
しかし、不自由がないというだけで工夫は必要不可欠。言わば時代を数年先取りしたリモートワークのエキスパートは、選手に対する細かな配慮を欠かさない。
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「伝えかたで気をつけていることは、どんな仕事でも通じることだと思うのですが、まずは順序立ててわかりやすく話すこと。あと、これはXQQさんから教わったテクニックでもあるのですが、基本的に何かを伝える際にはすべて動画、あるいは画像とともに見せるようにしています。
僕も伝えることが特別得意というわけではなく、むしろ未だに勉強中なのですが、それでも中学生のころからブログをやっていて、『CS:GO』の情報サイト"Gamer-Strike"では記事も書いていたので、文章を書くことが順序立てて説明することの訓練になっていたのかもしれないですね。
また、言葉に説得力を持たせるためにはやはり理由付けが重要です。たとえば『海外の大会でこんな作戦がありましたよ』と言うのは簡単ですが、ではなぜこの作戦が強いのか、どんな対戦相手に有効なのか……というところまで説明してあげないと、選手たちにも伝わりづらいですし、僕らコーチがいる意味がなくなってしまいますから。
当然、ただ海外の戦術を取り入れようと持ってくるだけでなく、それを自分たちが戦う地域の環境や、自分たちのプレイスタイルに適用できるように噛み砕くことも大切だと思っています」(JUNiOR)
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基本はリモートだが、重要な大会では練習場に集まって直接指揮をとることも(写真右がJUNiOR氏、左隣りにいるのは同チームでコーチを務めるXQQ氏)。
基本はリモートだが、重要な大会では練習場に集まって直接指揮をとることも(写真右がJUNiOR氏、左隣りにいるのは同チームでコーチを務めるXQQ氏)。
一方、これから競技シーンにおいて選手やコーチでの活躍を目指す若者に対しては、グローバルな目線を持つことが大きなアドバンテージになるとも説く。
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「やはり、プレイヤーとして世界大会に出場できたことは自分のキャリアにとって大きな経験になりました。世界にはこんなに強いプレイヤーたちがいるんだなとか、世界の壁って大きいんだなと肌で感じられたことが、その後プレイヤーから転向してコーチを目指そうと決断したきっかけにもなりました。
やはり海外の競技シーンは進んでいるので、できることなら海外の一流の環境に触れ、そのなかで練習し、海外チームへの加入を目指すこと。それができれば日本の競技シーンにおいても、とてつもないアドバンテージになると思います。実際、海外で修行してきたなんて人は日本では数えるほどしかいませんから。
それと同様に、英語力も大きな武器になるでしょう。海外の大会結果や情報サイトをデータを集めたり、海外のフォーラムから先進的なテクニックを探してきたり、もちろん海外のプレイヤーと直接コミュニケーションをとって情報交換したりもできるようになりますから、英語ができるだけで獲得できる情報量が飛躍的にアップします」(JUNiOR)
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そして最後に、今後ゲーム業界に携わりたいと考えている若者に向けて、こんなメッセージも送ってくれた。
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「しっかりと目標や覚悟を持っておくことが何よりも重要です。たとえばプロゲーマーを目指すとしたら、若いうちからゲームに多大な時間を割くことになるわけですから、当然ながら別のことができなくなってしまいます。
そこで後悔しないためにも、また勝負の世界で心が折れずにかんばるためにも、プロゲーマーになるとしたら目標を"日本一"や"世界一"と定めて、目標に沿うように覚悟を持って努力を重ねていくべきなのかなと思います。
そして、"好きなものを仕事にするべきか?"という質問には、基本的に"するべきだ"と思っています。1日の大半を好きなことに割けるようになるのは非常に幸せなことですし、時間を割けることでさらに知識を深められたり、さらに好きになれるかもしれない。自分の中の"好き"をどんどん高められるんですよね。
ちなみに僕は、もはや"ゲームを楽しむ"という次元ではなくなってきているのも事実です。プロの世界は楽しいことばかりではない、シビアな世界なので……ただコーチ業に対するモチベーションに関しては、"Absolute JUPITER"を世界一にするためのやり甲斐のある仕事だと捉えて、日々がんばっています(笑)」(JUNiOR)
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プレイヤーとしての経験や、大会解説、ライティングなどの経験を活かし、豊富な知識量と飽くなき勝利への探究心をもってチームのタクトを振るJUNiOR氏。
彼が語ってくれた日々の情報収集・研究における効率化や、それを噛み砕いて蓄積していくことの大切さ、伝えかたの工夫や説得力を持たせるための理由付けの重要性といった事柄は、コーチ業にはもちろんあらゆる職業に通ずるメソッドであるとも感じられた。
そんなJUNiOR氏のコーチングから関心・興味を持ったという方は、ぜひこのやり甲斐に満ちた"プロゲーミングチームのコーチ"という職業を目指してみてほしい。

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世界一と目標を定め、それに沿う覚悟を持って努力を重ねる。
JUNiOR

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