Gaming

<Hajime×けんつめし>プロゲーマーを目指すための道のり【Red Bull M.E.O.】

© Jason Halayko/Red Bull Content Pool
モバイルeスポーツの世界大会、Red Bull M.E.O. Season2(『クラロワ』部門)でベスト4に輝いたプロゲーマーのHajimeと、レッドブル・アスリートのけんつめしが、大会の魅力やプロを目指すために重要なことを語る!
Written by 山本雄太郎公開日:

◆プロゲーマー・Hajime×けんつめしが語るモバイルeスポーツの世界

スマートフォンの性能アップとともに、加速度的な発展を続けているモバイルゲーム業界。
人気タイトルともなれば総ダウンロード回数は数千万~数億に上ることもあり、それら莫大な数のプレイヤーから後押しを受ける形で、モバイルゲームの競技シーンもまた爆発的な盛り上がりを見せるようになって久しい。
Red Bull M.E.O.は、そんなモバイルeスポーツシーンの頂点を目指すオープントーナメントとして2018年に初回大会を開催。
2020年5月からは、『PUBG MOBILE』、『チームファイト タクティクス』、『シャドウバース』の3種目を用意したSeason3が開幕し、現在は2021年前半にトルコで開催されるワールドファイナルへの出場権をかけて世界各地で熾烈な予選大会が進行されている(※大会詳細は下記の関連リンクを参照)
2020年1月に開催されたRed Bull M.E.O. Season2日本予選の様子。競技種目には『クラロワ』、『ブロスタ』の2タイトルが選ばれた。
2020年1月に開催されたRed Bull M.E.O. Season2日本予選の様子。競技種目には『クラロワ』、『ブロスタ』の2タイトルが選ばれた。
世界規模のオープン大会であることから、モバイルeスポーツシーンにおける新たなスタープレイヤー発掘の場としても注目を集めるRed Bull M.E.O.。
本年(2020年)1月に実施されたSeason2の日本予選『クラッシュ・ロワイヤル(以下、クラロワ)』部門にて優勝し、続くワールドファイナルにて堂々のベスト4入りしたHajimeも、そのスターダムを駆け上がった中のひとりだ。
今回は、Red Bull M.E.O. Season2にて輝かしい成績を残し、2020年7月にはプロゲーミングチーム・FAV gamingへの加入を果たしたHajimeにリモートインタビューを敢行。
合わせて、FAV gamingのチームメイトにして、レッドブル・アスリート(eスポーツ部門)でもあるけんつめしにも同席してもらい、Hajimeのプロにいたるまでのサクセスストーリーや、選手目線でのRed Bull M.E.O.の魅力、「モバイルゲームのプロになるには?」といった気になるテーマにいたるまでを語ってもらった。
2020年7月より、プロゲーミングチーム・FAV gamingの『クラロワ』部門に新規加入したHajime。2002年12月11日生まれ、埼玉県出身。
2020年7月より、プロゲーミングチーム・FAV gamingの『クラロワ』部門に新規加入したHajime。2002年12月11日生まれ、埼玉県出身。
レッドブル・アスリート(eスポーツ部門)かつ、Hajimeのチームメイトでもあるプロゲーマー・けんつめし。1998年10月30日生まれ、岐阜県出身。
レッドブル・アスリート(eスポーツ部門)かつ、Hajimeのチームメイトでもあるプロゲーマー・けんつめし。1998年10月30日生まれ、岐阜県出身。

◆高校3年生にしてプロ参入! Hajimeの華麗なるサクセスストーリー

まずはHajimeのプロフィールをおさらいしておこう。生年月日は2002年12月11日、埼玉県出身の17歳だ。
つまりは高校3年生にしてプロゲーマーとなったわけで、彼のような若きプレイヤーがトップ層で活躍しているという事実は、モバイルeスポーツ業界の盛況ぶりを物語る何よりの証拠である。
現在はプロゲーミングチーム・FAV gamingの『クラロワ』部門に所属し、アジア各国のプロチームが一堂に会する公式リーグ、"クラロワリーグ イースト"に参戦中。
チームの一員として試合に出場する傍ら、チームの保有するYouTubeチャンネルにて動画出演をこなすなど多忙な日々を送っている。
もともと、モバイルストラテジーゲーム『クラッシュ・オブ・クラン』を遊んでいたHajime。その後、『クラッシュ・オブ・クラン』を開発した同社が『クラロワ』をリリースした際には、ごく自然な流れでプレイするようになったという。
そこでメキメキと腕を上げた彼は、ゲーム内の全世界のプレイヤーが競うグローバルランキング(1vs1)にて毎シーズンのように上位入りを果たすようになり、2019年11月にはついにグローバルランキング1位に君臨。
日本で3人目の"世界1位"達成者としてその名を轟かせたが、意外にもプロ入りは希望せず、アマチュアプレイヤーとして続けていくというスタンスを長く貫いてきた。
そんなHajimeの転機となった出来事が、ひとつ目は先述したRed Bull M.E.O. Season2での日本予選優勝&世界決勝4位入り。そしてふたつ目が、2020年シーズンの"クラロワリーグ"がオンライン開催となったことだ。
Red Bull M.E.O. Season2日本予選にて、ガッツポーズを見せるHajime。
Red Bull M.E.O. Season2日本予選にて、ガッツポーズを見せるHajime。
国内屈指&世界的な実力を持ちながらも彼がプロ化に踏み切れなかった理由は、高校卒業後に専門学校への進学を考えていたから。加えて、両親からの反対も大きかったそう。
しかし、世界規模のオープントーナメントで文句なしの実績を得たうえ、プロリーグのオンライン開催化により学業との両立の目処がたったとなれば、もうHajimeを咎めるものは無いに等しかった。
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「2018年に"クラロワリーグ"が始まり、『クラロワ』のプロ選手が生まれてからというもの、大会で活躍する選手の姿を見て「自分もプロになりたいな」という気持ちは密かにありました。
また、いま高校3年生なので、タイミング的にもこれが最後のチャンスかなと思ったんです。ここで学業を選んだなら、この先、二度とプロになる機会はないだろうと……」(Hajime)
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かくして2020年、Hjimeは期待の超大型新人プロゲーマーとして、『クラロワ』界に参入することになったのだった。

◆Hajimeの人生を変えるきっかけとなったRed Bull M.E.O.

じつは、Hajimeが進学を希望しているのは調理系の専門学校だということで、奇しくもけんつめしが歩んだ進路とピタリと重なる。
さらには、プロ入りに際して両親からの大反対を受けたという境遇もHajimeと共通するところであり、けんつめしとしても彼の思いには感じ入る部分があったという。
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「僕もHajimeも親を安心させるためには、しっかり高校に通い進学するというのが世間的一般の安定した道だという考えかたでは同じでした。
ただ、人生で初めて見つけた自分のやりたいことに打ち込みたいという気持ちもすごくわかる。けれどプロになれば僕らの活躍を見てもらえる機会が生まれるんですよね。
僕の場合は、プロとしての姿を親に見てもらったときに『この子はここが活躍できる場所なんだ。それじゃあ応援しなきゃね』とじょじょに理解してもらえるようになりました。
そんなきっかけを得るためにも、Hajimeはいま人生を変える第1歩目を踏み出している段階なんだと思っています」(けんつめし)
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Red Bull M.E.O. Season2では、解説者としてHajimeの戦いぶりを見守ったけんつめし(写真右)。
Red Bull M.E.O. Season2では、解説者としてHajimeの戦いぶりを見守ったけんつめし(写真右)。
Hajimeの意思を第一に尊重する一方で、彼がプロリーグの出場条件を満たす16歳になる以前からラブコールを送っていたと語るけんつめし。
「チームに加わってくれれば即戦力、それもエース級だろう」と期待をかけていたそうで、実際Hajimeはプロ初陣として臨んだ1v1 KING OF THE HILL(1vs1の勝ち抜き戦)で見事3連勝。チームの勝利に大きく貢献したというのだから驚くばかりだ。
こうしたHajimeの高い実力と恐るべきメンタルの強さは、すでにRed Bull M.E.O. Season2での戦いぶりにおいても遺憾なく発揮されており、『クラロワ』ファンにしてみれば記憶に新しいところだろう。
しかし2020年1月のあの壇上が、なんと彼にとって初めて出場したオフライン大会であったという事実も踏まえると、また一段と受ける印象が変わってくるはずだ。
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「オフラインでの開催ということもあり、ふだんとはまた違った環境で緊張するだろうなという心配もありました。
それでも友だちがいっしょに出ようと誘ってくれたのと、何より「プロ選手たちと戦えるんだ」という気持ちから出場することに決めたんです」(Hajime)
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プロを含めた上位層のプレイヤーからは"世界への挑戦権を手にするためのステップ"として、またアマチュアプレイヤーからは"憧れの有名選手と戦えるかもしれないチャンス"として目されるRed Bull M.E.O.。
それだけに注目度は高く、Hajimeも日本予選で優勝した際の周囲からの反響はとても大きかったと当時を振り返っていた。
加えて、いまやRed Bull M.E.O.はいわばモバイルゲームでプロを目指すうえでの登竜門的な大会になっている、とはけんつめしの談だ。
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「『クラロワ』部門で言うと、初回大会で優勝したKota選手、準優勝だったHANExHANE選手は、ふたりともその後プロになったんです。
そのときのワールドファイナルで優勝した海外選手も母国でプロになっていますし、プレイヤー間でも「Red Bull M.E.O.で結果を出せばプロ選手になれるかもしれない」ということで話題になっていました。
そんな噂を聞きつけてか、Season2では猛者たちがさらに集まっていた印象ですし、本当に腕試しの場としては申し分ない大会ですよね」(けんつめし)
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大会の魅力について、けんつめしからは「参加している人みんなが楽しそうにしているのが素敵だった」とも。
大会の魅力について、けんつめしからは「参加している人みんなが楽しそうにしているのが素敵だった」とも。

◆『クラロワ』プロのふたりが語る、"プロゲーマーになるために重要なこと"!

もとより実力は十二分にあり、大一番で見事それを証明してみせ、思わぬめぐり合わせも経て念願のプロ入りを果たしたHajime。
チームメイトになる以前からHajimeの背中を見守りつつ、『クラロワ』プロの先駆者として彼らのような才能を持つプレイヤーを埋もれさせまいとシーンを牽引してきたけんつめし。
今回のインタビューでは思いがけぬ共通点が明らかになり、そうでなくてもファンのあいだではどことなく雰囲気が似ていることからか「Hajimeはけんつめしの弟?」などという疑惑も冗談交じりにささやかれているそうだが……。
そんなお互いを認め合う先輩・後輩コンビのふたりに対し、「モバイルプロゲーマーになるために重要だと思うことは?」という質問をぶつけてみた。
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「プロになりたいと思っても、ただ強いだけじゃなれないですよね。その人の人間性も大事だと思いますし、たとえばSNSで暴言を吐いたりだとか、そういった振る舞いはあってはならないことだと思っています」(Hajime)
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「Hajimeがそういう考えを持っていてくれて僕はうれしいです(笑)。『クラロワ』におけるプロはチームで戦うものなので、和を乱す人はたとえどれだけ実力があってもダメですね。
ふだんの行動なども、いざプロを目指そうと思ったらけっこう過去までさかのぼって見られることになるでしょうし、つね日ごろから正す必要があります。
また、チームとしての理念やモットーを理解する、ファンの方の気持ちを考えて行動や発言をするといったこともできて当たり前でないといけませんよね」(けんつめし)
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こうした気高き精神こそ、彼らのプロフェッショナリズムであり強さの所以でもあるのだろう。
最後に今後の抱負を尋ねてみると、双方からは言葉は違えどどこか通ずるものを感じさせるような、力強い答えが返ってきた。
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「僕は本当に世界一を取りたい。そこに尽きます。チームのキャプテンとして勝っていい流れを引き寄せて、実力面でも精神面でもチームの先頭に立てるプレイヤーであれるようがんばっていきたいです」(けんつめし)
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「自分も世界大会で必ず優勝したいので、そのためには1vs1の勝率はプロの中で1位になることが目標。チームを引っ張って優勝に導けたらいいなと思います」(Hajime)
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緊張の面持ちで臨んだあの日から半年、Hajimeはプロとして新たな挑戦をくり広げていく。
緊張の面持ちで臨んだあの日から半年、Hajimeはプロとして新たな挑戦をくり広げていく。
待望のプロ参入を果たした超大型新人のHajimeと、先駆者にしていまなお開拓者であり続けるけんつめし。
世界一を目指し飽くなき挑戦を続ける両名の活躍に、今後も期待していきたい。
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