ミュージック
Kendrick Lamarとの共演でも知られるベーシストがビデオゲーム・ミュージックとの出会いについて語った。
Brainfeederに所属するベーシストThundercatは自分とビデオゲームとの関わりについて次のように振り返る。「俺は完全なSEGA派だったね。どっぷりハマってたよ。あっちの世界に行っちゃってたな。なんなら、SEGAと結婚していたようなもんさ」
Red Bullのドキュメンタリー映像『ディギン・イン・ザ・カーツ』は、ビデオゲーム・ミュージックの歴史を、手がけた作曲家たち、そして彼らに影響を受けたアーティストたちと共に振り返っていくシリーズで、2016年秋からはRBMA Radioでラジオ番組として新シリーズがオンエアされた。そのラジオ版『Diggin’ in the Carts』にゲスト出演したThundercatは、2015年にソロアルバム『The Beyond / Where the Giants Roam』をリリースし、Kendrick Lamarの『To Pimp a Butterfly』での参加でグラミー賞も受賞したトップアーティストで、ビデオゲーム・ミュージックには多大な影響を受けたとしている。
番組内のインタビューで、Thundercatは好きなビデオゲーム・ミュージックとして『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『Mortal Kombat』、『ストリートファイターII』などの名前を挙げている。また、ミュージシャン/アーティストとしての自分にビデオゲームがいかに影響を与えたかについても振り返っている。
「ビデオゲーム・ミュージックってのは、俺の音楽の基礎を作ってくれたと思うんだ。ビデオゲーム・ミュージックが今の俺の中にどう根付いているのかを振り返るのは面白いね。というのも、俺の色々な部分に影響を与えているように感じられるからなんだ。ベースをはじめとする、俺の演奏にも深く根ざしているよ」
「初めて『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』をプレイした時のことはよく憶えているよ。カートリッジを差し込んで、デモ画面が流れるのを見ながら音楽を聴いていた。そしてスタートボタンを押したあとも、ソニックを操作することなく音楽を聴いていたんだ。プレイする前に音楽を通して聴きたかったのさ。音楽がどこから始まってどこで終わるのかをちゃんと聴いて、音楽的にどんな展開があるのかをチェックしたり、音楽がソニックの操作を盛り上げてくれるのを確かめたりしていたのさ。マジでぶっ飛ばされたね」
Red Bull.com『ディギン・イン・ザ・カーツ』は こちら。
RBMA Radio『Diggin’ in the Carts』は こちら。