HYROXが急成長中だ。世界中でさらに多くの参加者を集める一方、エリートレベルの戦いが激しさを増している。近年はより多くのアスリートがプロ化しており、世界最速の男女15名ずつが頂点を競い合うカテゴリー “エリート15” を目指して努力を重ねる中、プロから年齢別までのすべてのカテゴリーのアスリートたちが限界をプッシュして強烈な記録やパフォーマンスを生み出している。
HYROXイベントはほぼ毎週末に世界のどこかで開催されており、最速記録は定期的に更新されている。最新かつ正確な記録・ランキングは、HYROXアスリート / コーチ / コメンテーターとして活動するGreg Williamsが運営するウェブサイトRox Lyfeで確認できる。
01
女子プロ
オーストラリアのジョアンナ・ヴィトリックが2026年4月にポーランド・ワルシャワで開催されたエリート15を54分25秒でフィニッシュし、自分が保持していたそれまでの世界記録を大幅に更新した。
その他の女子プロ年齢別最速記録:
- 16-24歳:ジョアンナ・ヴィトリック(54分25秒 | ワルシャワ2026)
- 25-29歳:ヴィヴィアン・タフト(58分35秒 | ハンブルク2026)
- 30-34歳:メガン・ジャコビー(58分9秒 | シュトゥットガルト2025)
- 35-39歳:ローレン・ウィークス(54分54秒 | グラスゴー2025)
- 40-44歳:イザベル・クレーマー(1時間2分58秒 | グラスゴー2025)
- 45-49歳:マリーサ・ロバートソン(1時間7分33秒 | メルボルン2023)
- 50-54歳:エイミー・ベヴィラクア(1時間1分9秒 | トロント2024)
- 55-59歳:アンナ・ブクソ(1時間15分18秒 | 世界選手権2025)
- 60-64歳:ハイジ・ウィリアムス(1時間30分32秒 | ダラス2020)
- 65-69歳:リンダ・ハミルトン(1時間56分7秒 | ポズナン2025)
02
男子プロ
2026年4月、アレクサンダー・ロンチェヴィッチはHYROX史上最強アスリートのひとりであることをあらためて証明した。ポーランド・ワルシャワでのレースを51分59秒でフィニッシュしたロンチェヴィッチは、1ヶ月前にヒッデ・ウィールスマがロンドンで叩き出した52分42秒を大幅に上回ると同時にHYROX史上初の52分切りを達成した。
その他の男子プロ年齢別最速記録:
- 16-24歳:ヒッデ・ウィールスマ(52分42秒 | ロンドン2026)
- 25-29歳:ディラン・スコット(52分40秒 | ワルシャワ2026)
- 30-34歳:アレクサンダー・ロンチェヴィッチ(51分59秒 | ワルシャワ2026)
- 35-39歳:リッチ・ライアン(53分57秒 | フェニックス2026)
- 40-44歳:トマシュ・トヴルディーク(55分04秒 | ストックホルム2025)
- 45-49歳:ルーカス・ストラス(58分39秒 | ハンブルク2025)
- 50-54歳:マイク・シファーレ(1時間2分15秒 | トリノ2026)
- 55-59歳:ジョゼ・コイ(1時間2分55秒 | ベルリン2025)
- 60-64歳:フランク・ゴデュラ(1時間19分05秒 | シュトゥットガルト2025)
- 65-69歳:ジョン・ヘッセ(1時間31分41秒 | シンガポール2025)
03
男子プロダブルス
ロンドンで開催された2026年ヨーロッパ選手権の男子プロダブルスのエリート15で、アレクサンダー・ロンチェヴィッチとティム・ヴェニッシュのコンビが47分40秒でフィニッシュして世界記録を更新した。ロンドンで圧倒的な強さを見せた2人は、お互いを鼓舞しながら他とは一線を画す存在であることを証明した。
世界選手権のシングルスを制した経験を持つロンチェヴィッチとヴェニッシュは間違いなく世界最強のダブルスだが、来年からダブルスは同じ国籍のアスリート同士で組まなければならないという新ルールが適用されるため、彼らを見られるのは今年が最後になる。
その他の男子プロダブルス年齢別最速記録:
- 16-29歳:チャーリー・ボッテリル&オーリー・ラッセル(50分2秒 | ロンドン2025)
- 30-39歳:アレクサンダー・ロンチェヴィッチ&ティム・ヴェニッシュ(47分40秒 | ロンドン2026)
- 40-49歳:ジョフリー・ヴォイシン&ギヨーム・ルヴォイ(50分57秒 | ロンドン2025)
- 50-59歳:ガイ・ポートロック&マイク・シファーレ(56分27秒 | ダブリン2025)
- 60歳-69歳:ジェフ・フィッシャー&クリント・ウィリアムズ(1時間15分08秒 | ダラス2025)
04
女子プロダブルス
ヴィヴィアン・タフトとローレン・ウィークスが2026年初頭のフェニックスで記録した53分11秒が女子プロダブルス世界最速記録となっている。
その他の女子プロダブルス年齢別最速記録:
- 16-29歳:ジョアンナ・ヴィトリック&ティア・トゥーミイ(54分24秒 | ヒューストン2025)
- 30-39歳:ヴィヴィアン・タフト&ローレン・ウィークス(53分11秒 | フェニックス2026)
- 40-49歳:レベッカ・ウアール&イザベル・クレーマー(56分48秒 | ボルドー2025)
- 50-59歳:エマ・リーヴ&サム・ビルビー(1時間03分38秒 | ウィーン2026)
05
男子オープンシングルス
アレクサンダー・ロンチェヴィッチが2024年4月のケルンの男子オープンを50分38秒でフィニッシュし、エリート15の記録を軽々と上回った。普段は小学校の先生をしているアスリートにとっては上々の結果だ。
その他の男子オープンシングルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:チャーリー・ボッテリル(53分56秒 | マドリッド2025)
- 25-29歳:ティム・ヴェニッシュ(52分12秒 | イスタンブール2026)
- 30-34歳:アレクサンダー・ロンチェヴィッチ(50分38秒 | ケルン2024)
- 35-39歳:ディーター・シュワルツコプフ(53分43秒 | アムステルダム2026)
- 40-44歳:チアゴ・ロウサ(53分55秒 | ウィーン2025)
- 45-49歳:ホセ・アンヘル・イダルゴ・イスキエルド(58分0秒 | マラガ2023)
- 50-54歳:マイク・シフェール(58分27秒 | ベルリン2025)
- 55-59歳:アントニー・オケ(57分32秒 | トリノ2026)
- 60-64歳:ショーン・ウェイド(1時間02分58秒 | ラスベガス2026)
- 65−69歳:アート・スミス(1時間13分57秒 | フェニックス2026)
- 70−74歳:イアン・レッドフォード(1時間28分22秒 | バーミンガム2025)
- 75-79歳:ホセ・マリア・マルティン・ミゲス(1時間39分46秒 | シカゴ世界選手権2025)
- 80-84歳:ロエル・ガスビーク(2時間8分42秒 | アムステルダム2023)
06
女子オープンシングルス
2024年9月のケープタウンから女子シングルオープンはルールが改正され、ウォールボールを75回ではなく100回完了しなければならなくなった。つまりこれは女子最新カテゴリーであり、今後いくつもの記録更新が行われることが予想される。現時点では2025年3月にワシントンD.C.でローレン・ウィークスが記録した55分38秒が最速記録となっている。
その他の女子オープンシングルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:ルーシー・プロクター(57分35秒 | グラスゴー2025)
- 25-29歳:レナ・プッタース(56分53秒 | マーストリヒト2025)
- 30-34歳:タニア・ストロシュナイダー(58分31秒 | ウィーン2025)
- 35-39歳:ローレン・ウィークス(55分38秒 | ワシントンD.C. 2025)
- 40-44歳:ジュディス・スピクスマ(1時間01分9秒 | ヘーレンフェーン2025)
- 45-49歳:ジェニファー・ウェストン(1時間04分11秒 | マイアミ2025)
- 50-54歳:サム・ビルビー(1時間03分6秒 | ウィーン2025)
- 55-59歳:ゼニア・パーソンズ(1時間8分55秒 | ロンドン2025)
- 60-64歳:マピ・セルナ(1時間15分28秒 | ビルバオ2026)
- 65−69歳:アヴリル・マククレメント(1時間18分00秒 | ロンドン2025)
- 70-74歳:キルステン・フレデリクセン(1時間25分40秒 | コペンハーゲン2025)
- 75-79歳:エイミー・ハワード(1時間41分53秒 | ダラス2025)
07
男子オープンダブルス
16-29歳のジェイク・ウィリアムソンとファビ・アイゼンラウアーが2025年のベルリンで47分57秒を記録し、世界記録を更新した。ベルリンはHYROX最速コースのひとつとして知られており、この記録は前日の記録更新をさらに更新したものだった。
その他の男子オープンダブルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:マイケル・オドネル&ジョセフ・ヴァッチャー(50分17秒 | ロンドン2025)
- 25-29歳:ジェイク・ウィリアムソン&ファビ・アイゼンラウアー(47分57秒 | ベルリン2025)
- 30-34歳:ジェス・プライス=オーウェン&デビッド・オトゥール(49分18秒 | ロンドン2025)
- 35-39歳:デクスター・ブキャナン&クリス・ウーリー(49分40秒 | メルボルン2025)
- 40-44歳:アーロン・ウッドマン&サイモン・ダービー(52分32秒 | グダニスク2025)
- 45-49歳:アルベルト・リヴェラ・ピサロ&ハビエル・マルティン・メリノ(56分4秒 | マドリッド2025)
- 50-54歳:ケビン・シャルー&コナー・ウィーラン(55分57秒 | ダブリン2025)
- 55-59歳:ロムアルド・リーパーズ&ジョゼ・コイ(55分40秒 | ポズナン2025)
- 60-64歳:トーマス・ハイダー&ヘルムート・シュク(1時間1分52秒 | マーストリヒト2025)
- 65−69歳:デビッド・バンクス&ピーター・ケリー(1時間10分5秒 | バーミンガム2025)
- 70-74歳:ジェフリー・ブース&エイドリアン・ハルクス(1時間54分24秒 | 香港2024)
- 75-79歳:アンドリュー・キダヤン&オマール・マルティネス・ムニス(1時間43分51秒 | シカゴ2025)
08
女子オープンダブルス
こちらもボールウォールが100回に更新された。メグ・マーティンとモリー・エモンドが2025年3月のブリスベンで30-39歳のカテゴリーを54分20秒でフィニッシュして世界記録を更新した。
その他の女子オープンダブルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:エミリー・ロバートソン&ジェシカ・ダー(59分37秒 | ロンドン2025)
- 25-29歳:ケイト・スミス&チェルシー・リベイロ(58分52秒 | パース2025)
- 30-34歳:メグ・マーティン&モリー・エモンド(54分20秒 | ブリスベン2025)
- 35-39歳:サラ・ガンドラ&キミ・イソム(58分43秒 | 上海2025)
- 40-44歳:ジェーン・エルバッハー&サンディ・ヴィッカースタッフ(59分59秒 | メルボルン2025)
- 45-49歳:ケリー・アシュフォード&ベック・マイヤーズ(1時間2分19秒 | シドニー2025)
- 50-54歳:サム・ビルビー&フェイ・モーン(1時間2分10秒 | バーミンガム2025)
- 55-59歳:アンジー・ナットール&スーザン・バーチ(1時間10分27秒 | ロンドン2025)
- 60-64歳:キャロル・ペイエン&ルドヴィカ・ブルーノ(1時間16分17秒 | ヴェローナ2025)
- 65−69歳:カミラ・オールウッド&ルース・グレッドヒル(1時間43分8秒 | ロンドン2025)
- 70-74歳:キルステン・フレデリクセン&セリア・ダフ(1時間34分48秒 | バーミンガム2025)
- 75-79歳:エイミー・マンジェス&ニナ・マンテル(1時間27分8秒 | ユトレヒト2025)
09
混合ダブルス
2025年12月、コール・ラーンとモリー・フキアラスがオーストラリア・メルボルンで49分13秒を記録し、混合ダブルスの世界記録を更新した。
また、同イベントではジョアンナ・ヴィトリックとハンター・マッキンタイアがこの記録から11秒遅れでフィニッシュして25-29歳の最速記録を更新する一方、ジョエル・トラッジョンとアイビー・オジメクが16-24歳の最速記録を更新した。
その他の混合ダブルスオープン年齢別最速記録は以下の通り:
- 16-24歳:ジョエル・トラッジョン&アイビー・オジメク(55分23秒 | メルボルン2025)
- 25-29歳:ジョアンナ・ヴィトリック&ハンター・マッキンタイア(49分24秒 | メルボルン2025)
- 30-34歳:コール・ラーン&モリー・フキアラス(49分13秒 | メルボルン2025)
- 35-39歳:ギヨーム・ルヴォイ&ソフィー・シャーロット(53分33秒 | ボルドー2025)
- 40-44歳:イザベル・クレーマー&ジョフリー・ヴォイシン(53分43秒 | ウィーン2025)
- 45-49歳:ガイ・ポートロック&ザビーネ・フォン・サリス(56分3秒 | ダブリン2025)
- 50-54歳:マイク・シフェール&マルティナ・ゴルツ(58分54秒 | フランクフルト2025)
- 55-59歳:マーク・グリフィン&テレサ・バルフォード(1時間04分52秒 | ダブリン2025)
- 60-64歳:ピーター・ケリー&ウェンディ・ウィリアムス(1時間11分59秒 | グラスゴー2025)
- 65−69歳:マーティン・ガノン&エリザベス・ガノン(1時間19分13秒 | バーミンガム2025)
- 70-74歳:スティーブ・スキャメル&ジル・クーパー(2時間6分2秒 | ダラス2025)
10
男子リレー
男子リレーの最速記録は、2025年12月にロンドンで45分43秒を記録したヨルゲン・オルセン、シメン・ロスランド、ケヴィン・ウッズ、キーロン・ホワイト組が保持している。
また、同日は40歳オーバーのカテゴリーでもデビッド・スローン、ジョージ・エドワーズ、トム・ワイルス、ダニエル・ウィリアムズ組が51分1秒を記録して最速記録を更新した。
11
女子リレー
女子リレーの最速記録は、2025年12月にロンドンで51分26秒を記録したアレクサンダー・ヒル、ローレン・ストックリー、サスキア・ゲッデス、アラナ・ファルコナー組が保持している。
また、40歳オーバーのカテゴリーは、2025年5月にベルリンで58分6秒を記録したエマ・リーヴ、ケリー・リモンド、サム・ビルビー、クロエ・ハモンド組が保持している。
12
混合リレー
混合リレーの最速記録は、2025年11月にダブリンで49分6秒を記録したニアム・ヤング、トラヴィス・オウルズ、ローレン・リー=リチャードソン、ベン・サザーランド組が保持している。
また、40歳オーバーのカテゴリーは2025年1月にマンチェスターで58分6秒を記録したサム・ビルビー、ポール・ギリンガム、マイケル・サンドバック、ジョルジーナ・ウッド組が保持している。
13
HYROXのレジェンドたち
女子第一人者
2024年のHYROXエリート15女子ワールドチャンピオンに輝いたメガン・ジャコビーは、初めて1時間切りを記録した女子アスリートとして歴史に名を残している。ジャコビーがHYROXを始めてからわずか2年後、2024年にフランス・ニースで開催された世界選手権で彼女は58分を記録した。
妊婦最速記録
HYROXワールドチャンピオンに3回輝いているローレン・ウィークスは、2022年のHYROX世界選手権に妊娠8ヶ月で出場し、14人中9位でフィニッシュした。
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