HYROXが急成長中で、世界中でさらに多くの参加者を集める一方、エリートレベルの戦いが激しさを増している。近年はより多くのアスリートがプロ化しており、世界最速の男女15名ずつが頂点を競い合うカテゴリー “エリート15” を目指して努力を重ねる中、プロから年齢別までのすべてのカテゴリーのアスリートたちが限界をプッシュして強烈な記録やパフォーマンスを生み出している。
01
女子プロ
オーストラリアのジョアンナ・ヴィトリックが2026年1月に米国・フェニックスで開催されたエリート15を56分3秒でフィニッシュし、ローレン・ウィークスが保持していたそれまでの世界記録を約20秒更新した。
その他の女子プロ年齢別最速記録:
- 16-24歳:ジョアンナ・ヴィトリック(56分3秒 | フェニックス2026)
- 25-29歳:ヴィヴィアン・タフト(59分01秒 | フェニックス2026)
- 30-34歳:ローレン・ウィークス(58分3秒 | ウィーン2024)
- 35-39歳:ローレン・ウィークス(56分23秒 | グラスゴー2025)
- 40-44歳:イザベル・クレーマー(1時間2分58秒 | グラスゴー2025)
- 45-49歳:マリーサ・ロバートソン(1時間7分33秒 | メルボルン2023)
- 50-54歳:エイミー・ベヴィラクア(1時間1分9秒 | トロント2024)
- 55-59歳:アンナ・ブクソ(1時間15分39秒 | 世界選手権2024)
- 60-64歳:ハイジ・ウィリアムス(1時間30分32秒 | ダラス2020)
- 65-69歳:リンダ・ハミルトン(1時間56分7秒 | ポズナン2025)
02
男子プロ
2025年、アレクサンダル・ロンチェビッチはHYROX史上最強アスリートのひとりであることをあらためて証明した。同年にドイツ・ハンブルクで開催されたHumburg Majorで、ロンチェビッチは現ワールドチャンピオンのティム・ヴェニッシュをわずかに上回り、男子プロ最速記録となる53分15秒でフィニッシュした。
このロンチェビッチの記録は、ハンター・マッキンタイアが保持していたそれまでの世界最速記録53分22秒(ストックホルム2023)を上回ると同時に、HYROXの頂点を巡る戦いがさらに激化していることをあらためて世界に示した。
その他の男子プロ年齢別最速記録:
- 16-24歳:チャーリー・ボッテリル(54分49秒 | グダニスク2025)
- 25-29歳:ディラン・スコット(53分27秒 | ニューヨーク2025)
- 30-34歳:アレクサンダル・ロンチェビッチ(53分15秒 | ハンブルク2024)
- 35-39歳:リッチ・ライアン(53分57秒 | フェニックス2026)
- 40-44歳:ルーカス・ストラス(56分18秒 | アナハイム2024)
- 45-49歳:ルーカス・ストラス(58分39秒 | ハンブルク2025)
- 50-54歳:ガイ・ポートロック(1時間2分35秒 | ベルリン2025)
- 55-59歳:ジョゼ・コイ(1時間2分55秒 | ベルリン2025)
- 60-64歳:マルク・チースマー(1時間18分34秒 | ハンブルク2023)
- 65-69歳:ジョン・ヘッセ(1時間31分41秒 | シンガポール2025)
03
男子プロダブルス
リッチ・ライアンとペラヨ・メネンデス・フェルナンデスが2025年4月のマイアミで男子プロダブルス最速記録48分31秒を記録した。男女ともにプロダブルスでは頻繁に世界記録が更新されており、この事実はアスリートたちがアプローチやフィットネス、チームワークを微調整して挑むほどこのカテゴリーが成熟していることを示している。
その他の男子プロダブルス年齢別最速記録:
- 16-29歳:チャーリー・ボッテリル&オーリー・ラッセル(50分2秒 | ロンドン2025)
- 40-49歳:ジョフリー・ヴォワザン&ギヨーム・ルヴォイ(50分57秒 | ロンドン2025)
- 30-34歳:アレン・プロイ&コール・ラーン(48分43秒 | フェニックス2026)
- 35-39歳:リッチ・ライアン&ペラヨ・メネンデス・フェルナンデス(48分31秒 | マイアミ2025)
- 40歳-44歳:ジョフリー・ヴォイシン&ギヨーム・ルヴォイ(53分20秒 | ハンブルク2025)
- 45歳-49歳:サイモン・トンプソン&ダン・プリュウス(54分34秒 | メルボルン2025)
- 50歳-54歳:ガイ・ポートロック&マイク・シフェール(56分27秒 | ダブリン2025)
- 55-59歳:ジョゼ・コイ&サイモン・パスモア(57分21秒 | フェニックス2026)
- 60-64歳:ピーター・ケリー&サイモン・カー(1時間11分38秒 | ロンドン2024)
04
女子プロダブルス
ジェス・ペトロウとジョアンナ・ヴィトリックが2025年12月にメルボルンで記録した53分56秒が女子プロダブルス世界最速記録となっている。
その他の女子プロダブルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:ルーシー・プロクター&シニード・ベント(55分7秒 | シカゴ2025)
- 25-29歳:ジョアンナ・ヴィトリック&ジェス・ペトロウ(53分56秒 | メルボルン2025)
- 30-34歳:ローレン・グリフィス&ローレン・ウィークス(54分39秒 | ハンブルク2025)
- 35-39歳:メラニー・マウアー&ジェニファー・ニコラス(56分23秒 | メルボルン2025)
- 40-44歳:レベッカ・ウアール&イザベル・クレーマー(56分48秒 | ボルドー2025
- 45-49歳:エイミー・ブラウン&アン・マリー・マクニヴェン(1時間1分57秒 | フェニックス2026)
- 50-54歳:クリスティン・ブッカー&ジュディカ・ティマー=ハッタラー(1時間8分54秒 | ダラス2025)
- 55-59歳:シェリル・スノー&キム・コール(1時間14分17秒 | アナハイム2025)
- 60-64歳:アマンダ・ヴェンデル&ティナ・デール(1時間42分12秒 | フェニックス2026)
05
男子オープンシングルス
アレクサンダル・ロンチェビッチが2024年4月のケルンの男子オープンを50分38秒でフィニッシュし、エリート15の記録を軽々と上回った。普段は小学校の先生をしているアスリートにとっては上々の結果だ。
その他の男子オープンシングルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:チャーリー・ボッテリル(53分56秒 | マドリッド2025)
- 25-29歳:ディラン・スコット(53分42秒 | ワシントンD.C. 2025)
- 30-34歳:アレクサンダル・ロンチェビッチ(50分38秒 | ケルン2024)
- 35-39歳:ディーター・シュワルツコプフ(54分12秒 | ウィーン2025)
- 40-44歳:チアゴ・ロウサ(53分55秒 | ウィーン2025)
- 45-49歳:ホセ・アンヘル・イダルゴ・イスキエルド(58分0秒 | マラガ2023)
- 50-54歳:マイク・シフェール(58分27秒 | ベルリン2025)
- 55-59歳:ジョゼ・コイ(59分11秒 | ベルリン2025)
- 60-64歳:ジョン・ティムス(1時間6分35秒 | ロンドン2025)
- 65−69歳:ピーター・クラーク(1時間10分1秒 | バーミンガム2025)
- 70−74歳:イアン・レッドフォード(1時間28分22秒 | バーミンガム2025)
- 75-79歳:デビッド・リッドアウト(1時間47分34秒 | シカゴ世界選手権2025)
- 80-84歳:ロエル・ガスビーク(2時間8分42秒 | アムステルダム2023)
06
女子オープンシングルス
2024年9月のケープタウンから女子シングルオープンはルールが改正され、ウォールボールを75回ではなく100回完了しなければならなくなった。つまりこれは女子最新カテゴリーであり、今後いくつもの記録更新が行われることが予想される。現時点では2025年3月にワシントンD.C.でローレン・ウィークスが記録した55分38秒が最速記録となっている。
その他の女子オープンシングルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:ルーシー・プロクター(57分35秒 | グラスゴー2025)
- 25-29歳:レナ・プッタース(56分53秒 | マーストリヒト2025)
- 30-34歳:タニア・ストロシュナイダー(58分31秒 | ウィーン2025)
- 35-39歳:ローレン・ウィークス(55分38秒 | ワシントンD.C. 2025)
- 40-44歳:ジュディス・スピクスマ(1時間1分9秒 | ヘーレンフェーン2025)
- 45-49歳:ジェニファー・ウェストン(1時間4分11秒 | マイアミ2025)
- 50-54歳:サム・ビルビー(1時間3分6秒 | ウィーン2025)
- 55-59歳:ゼニア・パーソンズ(1時間9分58秒 | カーディフ2025)
- 60-64歳:アネット・マイアー=ウルマン(1時間17分12秒 | ハンブルク2025)
- 65−69歳:アヴリル・マククレメント(1時間24分18秒 | シカゴ世界選手権2025)
- 70-74歳:キルステン・フレデリクセン(1時間27分15秒 | アムステルダム2024)
- 75-79歳:エイミー・ハワード(1時間41分53秒 | ダラス2025)
07
男子オープンダブルス
16-29歳のジェイク・ウィリアムソンとファビ・アイゼンラウアーが2025年のベルリンで47分57秒を記録し、世界記録を更新した。ベルリンはHYROX最速コースのひとつとして知られており、この記録は前日の記録更新をさらに更新したものだった。
その他の男子オープンダブルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:マイケル・オドネル&ジョセフ・ヴァッチャー(50分17秒 | ロンドン2025)
- 25-29歳:ジェイク・ウィリアムソン&ファビ・アイゼンラウアー(47分57秒 | ベルリン2025)
- 30-34歳:ジェス・プライス=オーウェン&デビッド・オトゥール(49分18秒 | ロンドン2025)
- 35-39歳:デクスター・ブキャナン&クリス・ウーリー(49分40秒 | メルボルン2025)
- 40-44歳:アーロン・ウッドマン&サイモン・ダービー(52分32秒 | グダニスク2025)
- 45-49歳:アルベルト・リヴェラ・ピサロ&ハビエル・マルティン・メリノ(56分4秒 | マドリッド2025)
- 50-54歳:ケビン・シャルー&コナー・ウィーラン(55分57秒 | ダブリン2025)
- 55-59歳:ロムアルド・リーパーズ&ジョゼ・コイ(55分40秒 | ポズナン2025)
- 60-64歳:トーマス・ハイダー&ヘルムート・シュク(1時間1分52秒 | マーストリヒト2025)
- 65−69歳:デビッド・バンクス&ピーター・ケリー(1時間10分5秒 | バーミンガム2025)
- 70-74歳:ジェフリー・ブース&エイドリアン・ハルクス(1時間54分24秒 | 香港2024)
- 75-79歳:アンドリュー・キダヤン&オマール・マルティネス・ムニス(1時間43分51秒 | シカゴ2025)
08
女子オープンダブルス
こちらもボールウォールが100回に更新された。メグ・マーティンとモリー・エモンドが2025年3月のブリスベンで30-39歳のカテゴリーを54分20秒でフィニッシュして世界記録を更新した。
その他の女子オープンダブルス年齢別最速記録:
- 16-24歳:エミリー・ロバートソン&ジェシカ・ダー(59分37秒 | ロンドン2025)
- 25-29歳:ケイト・スミス&チェルシー・リベイロ(58分52秒 | パース2025)
- 30-34歳:メグ・マーティン&モリー・エモンド(54分20秒 | ブリスベン2025)
- 35-39歳:サラ・ガンドラ&キミ・イソム(58分43秒 | 上海2025)
- 40-44歳:ジェーン・エルバッハー&サンディ・ヴィッカースタッフ(59分59秒 | メルボルン2025)
- 45-49歳:ケリー・アシュフォード&ベック・マイヤーズ(1時間2分19秒 | シドニー2025)
- 50-54歳:サム・ビルビー&フェイ・モーン(1時間2分10秒 | バーミンガム2025)
- 55-59歳:アンジー・ナットール&スーザン・バーチ(1時間10分27秒 | ロンドン2025)
- 60-64歳:キャロル・ペイエン&ルドヴィカ・ブルーノ(1時間16分17秒 | ヴェローナ2025)
- 65−69歳:カミラ・オールウッド&ルース・グレッドヒル(1時間43分8秒 | ロンドン2025)
- 70-74歳:キルステン・フレデリクセン&セリア・ダフ(1時間34分48秒 | バーミンガム2025)
- 75-79歳:エイミー・マンジェス&ニナ・マンテル(1時間27分8秒 | ユトレヒト2025)
09
混合ダブルス
2025年12月、コール・ラーンとモリー・フキアラスがオーストラリア・メルボルンで49分13秒を記録し、混合ダブルスの世界記録を更新した。
また、同イベントではジョアンナ・ヴィトリックとハンター・マッキンタイアがこの記録から11秒遅れでフィニッシュして25-29歳の最速記録を更新する一方、ジョエル・トラッジョンとアイビー・オジメクが16-24歳の最速記録を更新した。
その他の混合ダブルスオープン年齢別最速記録は以下の通り:
- 16-24歳:ジョエル・トラッジョン&アイビー・オジメク(55分23秒 | メルボルン2025)
- 25-29歳:ジョアンナ・ヴィトリック&ハンター・マッキンタイア(49分24秒 | メルボルン2025)
- 30-34歳:コール・ラーン&モリー・フキアラス(49分13秒 | メルボルン2025)
- 35-39歳:ギヨーム・ルヴォイ&ソフィー・シャーロット(53分33秒 | ボルドー2025)
- 40-44歳:イザベル・クレーマー&ジョフリー・ヴォイシン(53分43秒 | ウィーン2025)
- 45-49歳:ガイ・ポートロック&ザビーネ・フォン・サリス(56分3秒 | ダブリン2025)
- 50-54歳:マイク・シフェール&マルティナ・ゴルツ(58分54秒 | フランクフルト2025)
- 55-59歳:マーク・グリフィン&テレサ・バルフォード(1時間4分52秒 | ダブリン2025)
- 60-64歳:ピーター・ケリー&ウェンディ・ウィリアムス(1時間11分59秒 | グラスゴー2025)
- 65−69歳:マーティン・ガノン&エリザベス・ガノン(1時間19分13秒 | バーミンガム2025)
- 70-74歳:スティーブ・スキャメル&ジル・クーパー(2時間6分2秒 | ダラス2025)
10
男子リレー
男子リレーの最速記録は、2025年12月にロンドンで45分43秒を記録したヨルゲン・オルセン、シメン・ロスランド、ケヴィン・ウッズ、キーロン・ホワイト組が保持している。
また、同日は40歳オーバーのカテゴリーでもデビッド・スローン、ジョージ・エドワーズ、トム・ワイルス、ダニエル・ウィリアムズ組が51分1秒を記録して最速記録を更新した。
11
女子リレー
女子リレーの最速記録は、2025年12月にロンドンで51分26秒を記録したアレクサンダー・ヒル、ローレン・ストックリー、サスキア・ゲッデス、アラナ・ファルコナー組が保持している。
また、40歳オーバーのカテゴリーは、2025年5月にベルリンで58分6秒を記録したエマ・リーヴ、ケリー・リモンド、サム・ビルビー、クロエ・ハモンド組が保持している。
12
混合リレー
混合リレーの最速記録は、2025年11月にダブリンで49分6秒を記録したニアム・ヤング、トラヴィス・オウルズ、ローレン・リー=リチャードソン、ベン・サザーランド組が保持している。
また、40歳オーバーのカテゴリーは2025年1月にマンチェスターで58分6秒を記録したサム・ビルビー、ポール・ギリンガム、マイケル・サンドバック、ジョルジーナ・ウッド組が保持している。
13
HYROXのレジェンドたち
女子第一人者
2024年のHYROXエリート15女子ワールドチャンピオンに輝いたメガン・ジャコビーは、初めて1時間切りを記録した女子アスリートとして歴史に名を残している。ジャコビーがHYROXを始めてからわずか2年後、2024年にフランス・ニースで開催された世界選手権で彼女は58分を記録した。
妊婦最速記録
HYROXワールドチャンピオンに3回輝いているローレン・ウィークスは、2022年のHYROX世界選手権に妊娠8ヶ月で出場し、14人中9位でフィニッシュした。
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